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2010 『身体論―拡張・加工・変容・異形』 講義概要

『身体論―拡張・加工・変容・異形』
 
■概要
 
身体を魂の牢獄であると考えるにせよ、あるいは精神こそが身体をつくりあげるのだと考えるにせよ、わたしたちは身体と共に/として存在している。だからこそ、古代の神話から現代のSF作品にいたるまで、わたしたちの想像力は、身体の〈拡張〉、〈加工〉、〈変容〉、あるいは〈異形〉の身体など、わたしたちが通常の身体のあり方として認識しているものとは異なる様態の身体を畏れつつ、それに魅了されてきた。とりわけ近年の工学技術、情報技術の発達、脳科学、認知科学/哲学の深化、さらには障がい学やトランス・スタディーズなど〈異なる身体〉から身体概念を問い直そうとする学問の興隆、それらと結びつく社会運動や芸術活動などは、相互に影響を与え合い、関連しつつ、わたしたちが何を、あるいはどこまでを〈身体〉と考えるのか、そしてそれがどのような可能性を開き、どのような問題をはらむのかについて、多様な考察をうみだしつづけている。今年度の集中講義は、これらの学問的成果をふまえ、〈拡張〉〈加工〉〈変容〉〈異形〉をキーワードとして、哲学、科学、障がい学、表象文化論などの領域を横断しつつ、〈身体〉を考えるうえでのあらたな視点を提示することを目的とする。
 
2010南京大学集中讲义 《身体论——〈扩张〉〈加工〉〈变形〉〈奇形〉》
讲义概要
不管你认为身体是灵魂的监狱还是精神活动造出的虚构,我们都是作为身体/与身体一同存在着。为此,从古代的神话到当代科幻小说,身体的〈扩张〉〈加工〉〈变形〉以及〈奇形〉等非同寻常的身体这一主题反复地出现,人类一直怀着畏惧,深深地被这些异常的身体吸引着。尤其是近年来工学和信息科技的日益发展、认知科学/哲学的不断加深、加之从〈异常的身体〉的立场解构身体概念的残疾研究和跨学科研究等的日趋隆盛、以及跟这些学术领域有关的社会运动和艺术活动互动发展,对于〈身体〉这一陈旧的概念提出了几项质疑;第一,〈身体〉是什么?换句话说,身体概念的内涵能扩大到什么程度?第二,身体概念的扩大会给我们带来什么样的可能性和问题?今年的集中讲义将在这些学术性研究的基础上,以〈扩张〉〈加工〉〈变形〉〈奇形〉为关键,纵横于哲学、科学、残疾研究、表象文化论等学术领域,要提出重新思考〈身体〉的新视角。
 
■講義日程
         國吉康夫 (情報理工学系研究科/工学部教授ロボット学・知能システム情報学
3月4日~5日   「コンピュータと VR」
         廣瀬通孝 (情報理工学系研究科/工学部教授/バーチャル・リアリティ)
         内野 儀 (表象文化論教授/舞台芸術・パフォーマンス研究)
         原 和之(HARA Kazuyuki)地域文化研究准教授/精神分析・フランス思想)
         植田一博(広域システム科学准教授/認知科学・認知情報学)
         福島智 (先端科学技術研究センター教授/バリアフリー論)
         清水晶子(表象文化論准教授/フェミニズム・クィア理論)