
月曜日から、共同研究が始まりました。月曜は昼食や仙林キャンパスから鼓楼キャンパスまでの移動に時間がかかったので、白さんが共同研究の意図と方法を説明した後、一時間ほど各チーム街歩きをして終わりました。
火曜日午後はずっと各チーム街歩きをしてもらい、気になったこと・現象を採集してもらいました。
そして今日は集中講義は休みなので、終日共同研究の日でした。
午前10時から、各チームで、採集してきたメモ・写真を、それぞれグルーピングしてもらい、関心の方向性を探ってもらいました。
2時間ほどグルーピング作業をしてもらい、その後経過報告をしてもらいました。

当初の予想以上に、多くのチームが実際に南京の街を歩いて得た情報に則して考えられており、スタッフとしては一安心。屋台や個人商店に焦点を当てたチームや、交通整理をしているおじいさんにインタビューをしたチーム、犬の放し飼いなど日本と異なる生活の仕方に着目したチームなど、
それぞれ実際に街を歩いて自分の目で観察したからこそ得ることが出来た視点があり、今後の展開が楽しみです。
今回は東大生1人と南大生1人の2人1チームとしましたが、これが功を奏したのではないかと思います。
ただ、フィールドワークはほとんどの学生が初体験で、中にはフィールドワークをするための「アタマ」を使うのに苦労する学生もいます。
でも、そのように少し苦しんでみるのも、良い体験ではないでしょうか。
午後は各チームともまた街に繰り出しました。
学生のみなさんが、少しでも、実体験に則して南京の、中国の「肌触り」のようなものを感じとってくれればいいなと願っています。(新田)