UN studentさんが書いた内容:
您好!欢迎来到南京大学,也非常感谢您带来的精彩讲座。您通过一些事例,向我们介绍了人的认知方式是如何形成的,让我们大开眼界。同时,我觉得和国吉老师的观点也有照应。我感兴趣的是,为了生存,大脑、身体与环境共同影响人的认知,那么,就是说人选择环境的同时,环境也在塑造人。这点似乎可以用来解释异文化的根源,譬如中日两国国民性或思维方式等方面的差异。我相信,中日两国国民的大脑构造是大致相同的,而同时中国人之所以是中国人,日本人之所以是日本人,并非因为身在中国或日本,而是被所处的环境在认知上施加了极大的影响,继而这种认知方式又引发一些其他东西,这一点和文化人类学也是相通的。不知道这种理解有没有问题,谢谢!
植田先生こんにちは。南京大学にようこそ。先生の素晴らしい講義に感謝いたします。人の認知はどのように形成されるのかという先生のお話によって、私たちのものの見方が大きく開けました。また、私はこの話は、國吉先生のお考えとも通じ合うものがあるように感じました。私が興味を持ったのは次のような点です。生存のために、大脳、身体と環境が共に人の認知に影響し合っているならば、人が環境を選択していると同時に、環境のほうでも人を形成しているといえます。この観点は、文化の違いの根源―例えば日中の国民性とか、思考方式の違いとか―を理解するために使えるように思われます。私は日本人も中国人も、大脳の構造はほとんど同じであると思います。と同時に、中国人が中国人である所以、日本人が日本人である所以は、けっして身体を日本ないし中国に置いているからではなく、その人の置かれている環境がその人の認知に極めて大きな影響を及ぼし、この認知方式がまたその他の様々なものを引き起こすためであって、この点、文化人類学とも相通じるものと考えています。もちろん私のこのような理解に問題もあるかもしれませんが。有難うございます。
コメントを有難うございます。國吉先生の授業と私の授業をとてもよく理解されているので、理解力の高さに感心しています。
おっしゃる通り、國吉先生の講義の趣旨と私の講義の趣旨は基本的に同じです。人の脳、身体、環境が互いに相互作用しながら、人の認知は形作られています。これは他の動物でも同じことですが、人が他の動物と異なるのは、自ら積極的に環境に働きかけることができる点にあります。このことは人の脳のある意味尋常ではない進化を促した可能性がありますが、このことはまだよくわかっていません。
文化差というのも、ご指摘の通り基本的に環境の問題です。発達認知科学では既に常識となっていますが、子供がどの言葉を母語(native language)として話すのかは、両親がどの国の人かにはよらず、どの子供がどのような言語が話されている環境にいるか(つまり、周りの人が中国語を話しているのか、日本語を話しているのか、英語を話しているのか)に依存することがわかっています。そのくらい環境というのは重要なものです。
文化人類学に興味を持たれているようなので、文化人類学と認知科学とを繋ぐような研究を将来してもらえると大変嬉しいです。