ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

南京大学集中講義
(南京大学生対象)
2018年度「食」

2019.Apr.02

概要

南京大学集中講義のリアルタイムでのレポートやフィールドワーク研修の様子は、facebookでご覧いただけます。

「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間か言いあててみせよう」(ブリア=サヴァラン)。19世紀フランスの美食家のこの言葉は、「食」と人間のあり方との密接な結びつきを示唆するものとして、しばしば引用されてきた。

あらゆる生命が自らを維持するために必要とする「食」。しかしそれは人間が自然から文化へむけて踏み出す第一歩でもある。文化の多様性はある意味で、飢えという自然的な問題を、ひとが様々な仕方で解決しようとする、その営みのなかで生まれてきたといえるかもしれない。さらにその多様性は、「食」があることが当たり前となり、生命維持の「必要」を離れて「食べる快楽」ならぬ「食卓の快楽」に支配されるようになるにつれ、いっそう強調されてきた。こうして今や物質的に恵まれた社会にあっては、そうした多様な「食」文化のあり方は、ある意味で自明のものとなっているといえるだろう。

ただこうした「食」をめぐる状況は、今日大きく変化してきている。本講義では、文理両分野の教員による講義を通して、それぞれが自明のものとして持っている「食」のイメージを考え直す手がかりを提供してゆく。

  本講義を企画するリベラルアーツ・プログラム(LAP)は、東大のリベラルアーツを海外に発信する教育プログラムとして、毎年異なるテーマで受講者に1つのテーマに対して多様な切り口を提供するインターディシプリンの講義を開催してきました。また、フィールドワークでは、南京大生との共に南京の街を歩き、共に街の人々の生活を「再発見」することを期待しています。

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