ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

南京大学集中講義
(南京大学生対象)
2013年度「水」

2014.Jun.02

概要
概要

人と水の関わりは、太古の時代から現代に至るまで非常に密なものがある。古代文明も大河のほとりで生まれるなど、水は人間の生活基盤を提供し、定住から始まり、そこを舞台に多くの経済活動、交通手段、文化の誕生をもたらした例を見ることができる。水が入手できる難易度によって地域色もうまれ、そこに住む人間の水に対する意識にも個性がうまれ、それぞれの文明にも反映されている例をみることができるだろう。大気、海洋を循環する水は地球の環境、気象にも大きな影響を与える。一方で時に水が牙をむけて大きな悲劇をもたらす津波、洪水などは記憶にあたらしい。自然科学のなかでも水は独特の性質を持つ物質として独自の研究テーマを提供している。人間を含む地球上の生物はこの水の特異な性質に依存して生きていることにも気づいてほしい。水をテーマに多くのことを文理融合的に学ぶことができるはずである。

日程
2/24 25 26 27 28 3/1 2
        加藤 照之  
3 4 5 6 7 8 9
  中島 隆博   関根康人  
  第1班学生派遣週  
10 11 12 13 14 15 16
  羽田 正   渡邊 雄一郎  
  第2班学生派遣週  
17 18 19 20 21 22 23
  三浦 篤   渡邉 正男  
24 25 26 27 28 29 30
  芳村 圭        

 

海外の大学で駒場の授業をともに受講し、それをテーマに討論を行う新しい自由研究ゼミナールです。東大の教員によるオムニバス形式の集中講義として、2013年3月に中国の南京大学で開講されます。履修者は、この集中講義に1週間参加します。午前中は講義、午後は南京大生との討論というハードな交流プログラムです。履修者は、派遣前に駒場キャンパスで開かれるプレ講演に参加し、南京大にもインターネット中継される同講演で、南京大生との討論を行います。大学院生の参加も歓迎します。

この授業を実施するリベラルアーツ・プログラム(LAP)は、リベラルアーツを海外に発信する教育プログラムとして、2010年に「身体論」、2011年に「記憶と記録」、2012年に「変容(metamorphôsis)」を南京大学で開講し、学生派遣を行ってきました。昨年度から前期課程正規科目となり、今年度からは前期・後期課程の正式科目として開講されます。詳細は、これまでの交流紹介を含め、LAPホームページを参照して下さい。

単位登録についての説明は、ガイダンスで行いますので、学部学生の履修希望者は、必ずガイダンスに出席して下さい。
選抜され、単位を登録した学生は、12月に行うプレ講演に必ず参加し、当日課すレポートを提出して下さい。

大学院生の履修希望者は、プレ講演より参加し、当日課すレポートを提出して下さい。

*前期課程:全学自由研究ゼミナール(コード:21148)/後期課程:表象文化論特殊研究演習III(コード:08C1127)
*受講人数:学部生、大学院生あわせて20名
*ガイダンス:10月17日(水)6限 1号館101
*開講場所:プレ講演は駒場情報教育棟、集中講義は南京大学
*開講期間:プレ講演は2012年12月20日(木)6限、集中講義は2013年3月10日~24日に、2班に分けて1週間ずつ派遣する予定
*参加費用:旅費及び滞在費には補助があるが、負担額等を含む南京大学での集中講義の概要についてはガイダンスで説明する

→ ガイダンスで配布した資料はこちら

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