中国の学生との共同フィールドワークを体験したい

学生による意見・感想 東大×南大共同フィールドワークin東京【11月】2010年度

感想文

 今度の東京大学一週間体験プログラムのおかげで、私は初めて日本に行くことができました。この1週間、東京大学の先生と学生の皆様からいろいろご配慮をいただき、また皆様の手厚いおもてなしに対して、衷心より感謝申し上げたいと思います。

 東京に着いた日の午後、YtさんとSさんが東京大学の駒場キャンパスを案内してくれました。古典的な建物とモダンな建築と立ち並んで、道端に木がきれいに植わって、多くの葉っぱが黄色になって、駒場キャンパスは天高くさわやかな秋の午後、非常に美しく見えました。日曜日なので、たくさんの学生がキャンパスで話し合ったり、リハーサルしたり、踊りの練習をしたりしていました。彼らの姿を見て、東大のオープンで自由で多様なキャンパス雰囲気を感じました。そして、私たちはまた本郷キャンパスも見学しました。有名な赤門を見た上に、史料編纂所で史料展覧会を見学して、本当に貴重な体験だと思います。一番印象深いのは、やはり本郷キャンパスの図書館だと言いたいです。その外装と内装を見たら、私はHarry Potterの魔法学校を思い出しました。いい感じだなあと皆しきりに感嘆していました。東大の2つのキャンパスを見学した後、私は心から東大の皆さんがうらやましいです。東大で大学生活を暮らしていいなあと思わずにはいられなかったんです。

 また、今度のプログラムのもっとも重要な内容として、私たちは東大でいろんな授業を受けていました。私が主に法学部の授業を選んだのです。堅苦しい内容なのに、先生は分かりやすく説明してくださって、法律についての基礎知識に欠けている私でさえ大体理解できました。一緒に授業を受けていたMsさん、TdさんとYtさんは何冊かの厚い教科書を持って、補足説明をしてくれて、ここでもう一度ありがとうと言いたいです。それに、皆さんがまじめに授業を聞く、一生懸命メモを取る姿にずいぶん感心しました。法学部の授業のほか、私はまた教養学部の表象文化論のいくつかの授業、そして「身体論」の集中講義、「ことばと文学」などの授業を受けていました。これらの授業と講義の内容の多くはそれまでぜんぜん接したことがない分野の知識なので、分からないところが多かったが、新しい発想や面白い点もいっぱいあって、いい勉強になりました。また、特設講義の討論会と最終討論会を通じて、私たちは大学の役割と、日本と中国はどのように付き合っていくかとの2つのテーマをめぐって東大の学生さんと話し合って、意見を交わしました。考え方はそれぞれですが、皆交流した後、互いに理解を深め、新しい問題視点も発見しました。

 授業や討論会だけでなく、東大の皆様は様々な活動をも手配してくれました。歓迎会や茶道体験や東京めぐりなど、東大の学生さんと一緒に過ごした時間が短かったけど、すべて記憶に留まり、美しい思い出になりました。そして、茶道体験は本当にまたとない貴重な体験でした。茶人の先生が高級な茶室や茶道具などを見せて、説明して、お茶さえも入れてくださいました。非常においしかったです。また、土曜日の江戸東京博物館の見学もいい勉強になりました。建物や国民の生活や文化など、江戸時代の東京を全面的に紹介してくれました。私たちはこんな活動を通じて、日本の江戸時代の歴史に関する知識を広めることができました。この1週間、東大の学生さんはずっと私たちを伴い、一緒に渋谷や銀座や浅草寺などを歩いたりしてくれて、ここでもう一度お疲れ様と言いたいです。それに、最後の日、空港で贈ってくれたものが大好きで、心から感動しました。

 今度のプログラムは、私たちにとって、学習の機会でもあり、東大の学生と知り合い、友達を作る機会でもあります。皆さんが私たちに対する友情が肌で感じ取れ、この1週間も一生忘れられない経験となりました。このプログラムはこれから毎年続けていいなあと期待しています。

(南京大学 M1 C.J.)

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