ディシプリンにとらわれない思考を
身につけたい
メルボルンプロジェクト
【不定期】
メルボルン大学 リサーチレクチャー
2018.Feb.13
- 概要
急激なグローバリゼーションの時代にあって、知的交流と学術知のハブとして、アジア太平洋地域の重要性はかつてないほどに増していると言えます。日本をはじめとするアジア太平洋地域の学術研究にとって、次なるそして喫緊の課題は、この地域に根ざした新しい視点から普遍的でグローバルな学術知それ自体のあり方を再編成することです。LAPは、メルボルン大学アジア・インスティチュート(Asia Institute, The University of Melbourne)とのリベラル・アーツと人文学における共同研究教育プロジェクトの形で、この課題に取り組んでいこうと考えています。
2013年3月、プログラムのスタートとして、メルボルン大学に東京大学の教授2名を派遣し、リサーチレクチャーを実施します。
- 日程
2013年3月19日 15時~17時
- 講師紹介
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- エリス俊子
- 日本近代詩をめぐる言語態研究。モダニズムという概念を問い直しつつ、日本の「近代」と詩の言葉のかかわりについて考えている。1920年代、30年代を 中心に、ことばが詩になる現場を確認し、それを歴史的文脈においてとらえ直す作業を進めながら、多様な声の錯綜する日本近代詩の姿を検証していきたいと思う。
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- 高橋英海
- 1965年生。フランクフルト大学博士(Dr. phil., Orientalistik)。専門はシリア学(Syriac Studies, Syrologie)。著書・論文にAristotelian Meteorology in Syriac、“The Mathematical Sciences in Syriac”、“Transcribed Proper Names in Chinese Syriac Christian Documents”、「インド・ケーララ州の「聖トマス・キリスト教徒」」など。シリア語やアラビア語の文献を中心に、古代ギリシアの哲学・自然科学の 中東世界における伝承や、キリスト教とイスラームの関係、シリア・キリスト教のアジアでの伝播などについて研究しています。
- 特設講演