ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

第5回 03月14日 渡邊 雄一郎

植物が示してくれる記憶、記録

2011年3月14日~15日

植物が地球上に誕生して以来、地球の環境を数十億年かけて変えてきました。それによってわれわれを含む動物も現在生きることができます。その過程を記録として捕らえ、そのような記録があるか。そして以後の進化の過程で生物それぞれの遺伝子の使い方(発現制御)を工夫(変異と淘汰)してきたと見ることが出来ます。このように植物を見た際に、遺伝子を記録としてみた際に、記憶に相当するものがあるのか、それは何なのかを、一緒に考えてみたい。私も一緒に答えを出していくことになるので楽しみにしています。

講師紹介

渡邊 雄一郎
植物を対象にして、生物が地球環境の中で生きていること、生き延びてきた仕組みを、遺伝子やRNA分子に注目しながら研究している。なぜ木は大きくなるのかといった目的論ではなく、どのようにして大きくなることができるのかという機構に興味があります。

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