ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

第8回 12月03日 関本義秀

人の流れプロジェクトのこれまでの歩みとこれから

近年、防災や公衆衛生、マーケティング、交通・都市計画などにおいて、都市全体のダイナミックに時々刻々と変動する人々の動きを面的に把握する必要性が出てきています。
一方、人々の動きを捉える技術には、携帯通信等、近年の技術革新により詳細な計測が可能となってきていますが、これらのデータの流通を進めるには一連の流れをバランスよく効率的に処理することが重要で2008年に「人の流れプロジェクト」を立ち上げ、これまで400件以上の共同研究等を進めてきました。これらの歩みとこれからを紹介します。

講師紹介

関本義秀
東京大学デジタル空間社会連携研究機構・機構長、東京大学空間情報科学研究センター・センター長・教授。近年のダイナミックに変動する都市の課題は複雑・多様化していて、ある特定の権力、お金だけで簡単に解決できるものではありません。そうした中で、様々な人の持つ多様な力、想いを結集させる、つないでいくのは情報の力です。逆に言えば、情報技術をうまく使えば、どんな人でも少しずつ社会を動かすこともできるようになってきています。そんな、社会の基盤になるような、人を中心とした都市の情報技術を扱っています。

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