跳出思维框架

第7回 11月20日

ファッションスタディーズへのいざない

评价内容(最新2件 / 13)

Yukki35    reply

階級を重んじていた中世において、被服はいかに他人の評価に合致しているかを示すものであったが、個人主義を重んじる近代から現代に変化し、いかに他人との差異を強調するか、という新しいファッションの基準が生まれた。しかし他人の評価にいかに合致するか、という評価基準はマスメディアによる「男性らしさ」「女性らしさ」の喧伝などでも残存している。これは階級的な圧力というよりも、大量生産された被服を売るにはそちらの方が便利だからかもしれない。

kaki06    reply

個人には常には意識し得ない、文化や歴史の影響力の大きさを改めて感じた。
社会のあたりまえは、急な変化ではなく、誰かが起こした変化の小さな積み重ねと、少しずつの広がり・浸透で実現するものなのかなと思うが、そこにじっくりさ・ゆっくりさがある分、固定化されたあたりまえを崩すのも大変だと思う。ファッションに限らず社会のさまざまなあたりまえに対して、個々人がじっくり向き合うことは大切だと思う。

highriv21    reply

今までファッションについてそこまで深く考えたことがなかったけど、布がデザインされることで、社会を動かしたり、人間の身体の形を変えてしまったりと人間にとても大きい影響を与えることに驚いた。
私はファッションと聞くと、なんとなくパリコレや今年流行 のファッションなどをイメージするが、無意識に女性の姿が思い浮かんでいた。
今回の授業で、なぜファッションが女性のものとして認識されてきたかがわかったし、ファッションの歴史が深く人間社会と関わっているからこそ、そう簡単に「女性らしい」とか「男性らしい」服装というのをなくせるものではないのだと思った。
今回の授業で一番印象に残ったのは、時代ごとに女性の体型が変わっていたことであり、ファッションは人間の身体構造すらも変えてしまう力を持っているのだと知って衝撃を受けた。
しかし、このような大きな力を持っているファッションこそジェンダー問題を解決する鍵を握っているのではないかとも感じた。
平芳先生は今までファッション研究は浅いものだとみなされてきたとおっしゃっていたが、
絶対にそんなことはないだろうと今回の授業を終えて強く思った。

0524yuta    reply

今回の授業では、現代ファッションがどのような経緯をへて現在の形に至ったのかを学んだ。スーツが黒くシンプルな理由など考えたこともなかったが、フランス革命が大きくかかわっているとは思いもしなかった。それまでの貴族的な服飾はうわべのものであり、それらに対して身を清め清潔にし体を鍛えることが重視された禁欲主義的な考え方がスーツの背景にあることはとても興味深いと思った。そしてそれが日本に取り入れられた、普及したのは、明治維新の際に政治的な意図を持って西洋化を目指したからであることは、想像に難くはないがその理由について考えるきっかけができたこと自体ためになった。また19世紀のファッション(クリノリンやコルセット)は女性の健康へ非常に悪影響を与えていた話があったが、現代もあまり変わらないのではと思った。最近の日本人は痩せてた方がいいという社会的通念のせいでほとんどの人がダイエットをして過度に痩せているように見える。平安時代の貴族女性が非常に重い着物を着ていたこともあるように、女性が社会的によく見られようと無理をすることは人間のサガで変えられないものなのかもしれないと思った。

esf315    reply

とてもおもしろい講義ありがとうございました。理想的な女性の身体の形が時代を追うごとに変化しているために、マネキンの形も変わり続けており昔の服が現代のマネキンにはかからないという話が特に印象的でした。普段何気なくしていたおしゃれの基盤となっている歴史や社会的観念の一端を見れたと思います。本当にありがとうございました!

kero1779    reply

私は中学生時代のみ制服があり、(後から聞いた話ですが)女子はズボンとスカートどちらも選択する権利があったが男子にはズボンが強制であったらしく私の友達は疑問を持っていたそうです。私はその時幼かったので特に何も感じなかったのですが今回の講義を聞いていてその話を思い出しました。学校という子供に教育を行う機関でそのようなファッションに関する性差を示してしまったならば性差がなくなるという可能性は一切ないのではないのかなと思います(最近は変わってきているという話も聞きますが)。
現代に残っている痩せている方が美しいという考えが内面のコルセットになっていると言う話がありましたがぽっちゃりしている方が美しいという考えの時代もあったのでしょうか?

lapis07    reply

ファッションを学術的に研究するとはどういうことなのか疑問であったが、今回の講義を聞いて身近なものでも遡ったり掘り下げていけば様々な発見があることがわかった。また、初年次ゼミナールで「味覚」をテーマにした授業を履修したのだが、そこでの学びとつながる点が多いと感じた。例えば時代ごとに美しい(美味しい)とされる体型(見た目)異なっていることや、それらが社会的構造や時には政府の政策によって形作られている点、またファッションそのもの(味覚そのもの)だけではなくそれらを伝えるメディアからのアプローチが有効的に取られている点などは非常に重なる部分が多いと感じた。ここからファッションや味覚といったやや世俗的とも言えるテーマへの研究について理解をより一層深め、興味を持つことができた。

Stella1220    reply

今回の講義を通じて、ファッションが単なる装いではなく、時代や社会の価値観、ジェンダー観、経済構造と深く結びついていることを改めて実感しました。特に、19世紀に男性服が禁欲的なスタイルに変化した背景や、女性服が華やかさを維持しながら女性の社会的役割を象徴していた点が印象的でした。
また、20世紀にコルセットが追放され、パンツスタイルが普及したことで女性の解放が進んだ一方で、現在も続くスーツやパンプスをめぐる議論は、ファッションが依然としてジェンダーの枠組みから完全に解放されていないことを示していると感じました。このように、服を通じて社会とつながりを考える視点の重要性を学べた講義でした。

ouin3173    reply

西洋の伝統的装飾がフランス革命や産業革命を経て意味や価値を変えていったという話が面白かった。産業革命初期には紡績機の発明があり、今まではただ開発されたものや開発した人を勉強して覚えるだけだったが、それがこのような服飾の、そして社会通念の変化を導いていたということに気付かされ、興味深かった。また少し前、同じ装いについて男性には「こだわり」女性には「わがまま」という単語が使われていだことがSNSで話題になっていたが、服装の社会的役割や地位を規定する役割は私が思っていたより大きいのだと感じた。

Tanaka0825    reply

歴史上のさまざまな転換点で発明されたあらたな「装い」は、それを支持するものたちによって実行され、「装い」の型としての強度を増していく。しかし型の宿命として、型ができてからしばらく経つうちに、それは誰かを押しこめ、自由な表現を許さない檻のようなものになっていく。そのなかにあってなおその型を用いて「装い」続けることは、その型が規定する何かの図式や限定、簡略化、圧縮を支持し、再生産し続けることを意味するだろう。それらへの反発のなかで、既存の型にとらわれないあらたな型が創出され、それ以前の型が産んでいた構造は無効化されていく。そのあらたな型さえ、次なる反発のなかで刷新の礎として破られていくことだろう。ファッションにおいて、既存の型への反発と、あらたな型の創造は、他に多く例のないほどひっきりなしに、流行という形で循環する。よりよく皮膚を獲得しなおすことにはじまって、自分が何者であるかを自分に、そして他者に教えるための「装い」のなかには、この激しい循環のなかにあってもいまだに人を縛り付け苦しい思いをさせるものも少なくない。それはおそらく、「装う」ことが定型であれ不定型であれなにかの型を前提することに起因する、装うことの根本的な問題だろう。それでも、ファッションをはじめとする「装い」における、型をめぐる不断の循環のなかで、ただひとつの型を破ってひとつの型を作るというのではない、すべての人にそれぞれ心地よい型が生まれるような、多面的な型の創出が目指され続けるなら、型をめぐる問題への暫定的な解決が提示されていくことだろう。

XK04    reply

今回の講義で取り扱われた内容はほとんどが知っているものだったのであまり面白味を見出せなかったが、ファッションの変遷や歴史は個人的にかなり興味があるので(メンズファッション中心ではありますが)講師の方の著書を読んでみたいと思った。ファッションが人々の気分や感覚の変遷を表すと共に、ファッションの文脈から世間の価値観が大きく変わるというのが面白い。自分のアイデンティティを反映させたファッションもあれば自分のアイデンティティが影響を受けることもある。その価値観の変遷を文化として楽しみたい

ak10    reply

ファッションを研究する分野があることを授業で初めて知った。最近はジェンダーレスな服装、男性がスカートを着る、女性がメンズライクな服を着るなどが増えてきているが、それも今の徐々に性別に寛容になっている日本の社会の状況を表していると思った。服からそのときの社会状況が見えてくるということに面白みを感じた。なぜ今私はこの服を着ているのかを問い直すとても貴重な機会となった。また明日から私が選ぶ服の範囲が広がりそうだと感じた。

Reply from 平芳裕子 to kero1779    reply

はい、19世紀の西洋では(コルセットでウエストを窄めますが)全体としてはふくよかな体型の女性が理想とみなされていました。

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