I Want to Learn How to Think Beyond Academic Disciplines

Vol.2 2012.03.05 WATANABE, Yuichiro

Changes by Living Creatures in Guiding through Life

March 5 - 6, 2012

Many living creatures experience changes of environment while growing up. Whereas animals can migrate on their own, plants, once rooted in one place, cannot move elsewhere. Amidst such a constraint, plants are equipped with adaptive ability in relation to surrounding environments by means of changing certain things within themselves. Let us look at some real examples of those together. I would also like to attempt at contrasting insects with animals. I would be happy if you could find something in the class that you can relate to your own life.

Instructor

WATANABE, Yuichiro
 I do research on plants, the fact that they live in the earthly environment as well as the mechanisms for their survival, paying attention to genes and RNA molecules..I am not interested in teleology like why trees grow so much as mechanisms such as how they grow.
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comments(最新2件 / 4)

mare    reply

渡邊先生
3月5日

虫が植物に擬態するのに対し、植物が虫に擬態するハンマー・オーキッドの例や、環境が植物を変容させるのに対し、植物が環境を変えてきた歴史を紹介していただき、植物に注目すれば普段と逆の視点から世界を考えることができるのかと感心しました。
また、植物におけるオーキシンによる軸形成が“上陸”以降保存されていることや、ABCモデルによる花の発生の説明、そのミュータントとしての八重桜の例など、(元)理Ⅱ生として楽しく拝聴しました(笑)
テーマ講義「記憶と記録」での渡邊先生のご講義とも重なると感じたのですが、植物が毎年同じ時期に花を咲かせるというお話から、植物がどのように時を知るかということと、私たちがどのように季節を感じるかということの関係性について、再び考えさせられました。
南大生の方との討論は、そこから出発し、植物(および色、食べ物)の変化によって四季の移り変わりを感じるという点では共通したものの、その具体的な例では、春と言えば、日本では桜=ピンクが代表的なのに対し、中国では黄梅=黄色がイメージされるなど、異なることが多かったです。中国は国土が広く、四季の移り変わりがはっきりしない地域も多いそうで、地理的要因が私たちの時間(季節)感覚に差を生じさせているのではないでしょうか。
次に、私たちの時間感覚が(それぞれの国の)カレンダーに反映されているのではないかと考え、祝日や年中行事を紹介し合いました。日本では「春分の日」「秋分の日」が国民の祝日であることや「節分」などの年中行事があるなど、二十四節気に基づいた暦が用いられているに対し、中国では季節の節目を祝う行事は少ないようでした。そのかわり中国には「春節」など旧暦(陰暦)に基づいた祝日が多くあることから、暦の制度の違いによっても、時間感覚に差が生じているのではないかと考えました。

Shirley    reply

通訳の感想

(あんまり渡邊先生の講義内容と関係がないですが、お許しください)
今日、講義の通訳を担当させていただいたShirleyと申します。
集中講義の通訳の一部を担当することは、2010年より、今回で3年目です。決して優れた通訳者ではありませんが、私にとって大変貴重な経験です。この場を借りて、少しでもこの三年間の経験をみんなと分かち合いたいです。

通訳というのは、母国語と違う言語の一つ一つの単語ばかりでなく、違う文構造や考え方を母国語へ変換する過程です。
そして学術講義の通訳は、それ以上に、担当する分野の関連知識も頭に入れなきゃいけません。日本語科の学生なら誰でも日常会話はうまくできますが、あるほかの専門知識も身につけることができたらより強くなります。
当然、一人の通訳者は普通、複数の場面に応じなきゃいけないので、複数の専門知識をすべて把握することはきわめて難しいと思います。そこで必要なのは、「学習能力」というもので、やはり事前に関連知識を調べ、万全にはなれないけど、できる限りその分野のことを系統的に触れることができれば、その場での通訳の難度が下がると思います。

専門の関連知識以外に重要なのは、やはり日本語の通訳として、日本文化を理解することです。なぜかというと、冗談の通訳につながるからです。2010年原先生の「どこでもドア」や、今日渡邊先生の「花さかじじ」のように、日本人であれば誰でもわかりますが、通訳の人はそれらを分からないと通訳できませんから、日本語の知らない通訳にしか頼らない人はかわいそうです。

そして即座通訳において、実に大事なのは「予測する」ことです。私たちは母国語でほかの人と話し合うとき、実はいつも相手の言おうとする内容を予測しています。話にはいつも「条理性」がありますから、外国語の場合でも、話の筋を捕まえ、これからの話の方向を予測することはできます。そうするこそ「同時通訳」に近い状態へ到達しうるのです。渡邊先生の講義なら、分子生物学専門の通訳者ならより流暢に通訳できると思いますが、素人としての私は、がんばって先生の話の流れを捕まえ、それを中国語へ転換させてきました。(うまくできませんでしたが)

言葉の中の単語をも、一つ一つのブロックと見たら、同じ意味を表すブロックは、日本語と中国語の中では違う形をしています。そして日本語ではこうブロックを積み重ねれば文になるが、中国語へと通訳する場合、それらのブロックスをまずほかの形に置き換え、中国語における積み重ね方に従い、文を作らなければいけないのです。その置き換え方と積み重ね方を上手に運用することは、実にチャレンジいっぱいで面白いです。

講義で、その内容を最大限に中国語へ転換させようとしましたが、うまくできませんようで、みんなにお詫びを申し上げたいのです。そして日本語科の人が通訳のチャンスをいただくことはまことにありがたいです。集中講義で専門以外の理学のことに触れることのみでなく、通訳を通じて専門である語学や文化への理解もより深めました。自分にはまだまだ不足だと痛感させていただく貴重な経験です。

渡邊雄一郎    reply

 二日間の講義を終えることができました。昨年もそうでしたが普段の生命科学での授業と異なり、『お題』をいただいて、それに沿って専門分野のなかからトピックを選び、話の流れを作業が必要でした。教科書に沿って行う場合と異なる流れを作ることは、一つの創作活動と感じました。
 講義をしながら口にする概念や言葉を吟味しながら、自分で発見をする瞬間が幾度もありました。普段日本の中で話をしている際には普通のことであっても、日本に育っているからの当たり前であったり、日本と中国と共有できても西欧の人には通じないであろうといったことに思い当たるのでした。
 通訳の方には事前にパワーポイントのファイルをお渡しして、事前勉強もでもいただいてがんばっていただきました。一方で話す方の私は学生の方々の反応をみて、スライドを入れ替えたり、新しいものを加えたりして、通訳泣かせだったのではと想像します。でもそれも日常の日本語学科での勉強の効果があって、見事に乗り越えてやっていただいたとスタッフからうかがい、感謝しきりです。普段の日本語学習の成果が素晴らしいと思いました。謝謝。質問、疑問はまたお寄せください。

Reply from Ohsawa to Shirley    reply

Shirleyさん、LAPの皆さまへ

今回初めてLAPに参加させてもらい、授業で少しだけ私の研究を話させていただきました。私の話は専門性が高くとても通訳しにくかったと思うのですが、通訳の方は本当によく頑張っていて、とても感謝しています。
また自分の専門でないことをその場で通訳する、日本語学科の皆さんの能力の高さに何度も驚かされていました。同じ学生とは思えないほどで、皆さんの日ごろの成果が出ているのだと思いました。そして皆さんの頑張っている姿を見て、私も研究を頑張ろうという気概をいただけました。
通訳は人と人とをつなげるとても大切な仕事だと、この講義で改めて気づくことができました。私は生物学の観点から生命現象を調べ、生命の営みや不思議を少しでも世界中の人に伝えたいです。それは私の喜びであり、願いです。様々な文化的背景を知っているとこれらは伝えやすく、それを通して日本を知ってもらえるのは嬉しいです。そして私も中国の文化や歴史にとても興味を持つことができました。このような貴重な機会をいただけたのは、渡邊先生をはじめ、LAPに関わった全ての方々のお蔭だと心より感謝しております。本当にありがとうございました。

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