I Want to Learn How to Think Beyond Academic Disciplines

Vol.3 2020.10.14 Rie YAMAGUCHI

Instructor

Rie YAMAGUCHI

comments(最新2件 / 29)

musashi1825    reply

昨今のICTの研究の潮流を聞くことができて、非常に興味深かったです。今現在、研究がマスデータから、個人へ還元されるように向いていることは、個人の生活の豊かさのためには必須だと思うので、良いことであると思いました。
(昔、小学校で情報の授業のような中で、コンビニがお天気情報と購買傾向のビッグデータを使っていて、情報利用の素晴らしさを説く授業があった記憶があります。今は変わってきているのですね。)
このコロナ禍のなかで、人間は集団として運動することが制限されつつあり、個人の活動が重視されるようになっているように思います。なので、個人を重視するICTの革新は、この状況によりさらなる発展が望めるのではないかと思いました。
しかし、先生も授業の中でもご指摘されたとおり、この技術革新は、世の中に閉塞感をもたらし得ないものだとも思ったし、現状その傾向があるように思うので、そのバランスを私たちの世代が見ていく必要があるのだなと感じました。

1k_neru    reply

僕もよくスパムメールが送られてきて、こんなメールに何の意味があるんだと思っていたので、思ったよりもその性質がパソコン内の情報を盗み取る悪質なものだと知って愕然としました。また、個人名を隠したぐらいでは個人情報は守りきれないということは知ってはいたものの、NETFLIXやマサチューセッツ州の例を見てこんなに簡単に知られてしまうものなのかと感じ、SNSなどでの身の振り方をもう一度考えなければいけないと感じました。また、後半の話ですが、リスク回避と利便性の確保がトレードオフであるという考え方はとても現実的だなと感じました。たしかに、私たちはリスク回避を製品や企業の側に過剰に求めすぎていると感じます。年金機構やベネッセの例にもあった通り、リスク管理を他の人に丸投げするから、「すでにリスクが管理されたもの」だけを扱いたいと思うから自らの意識が低くなってしまうのだと感じました。貴重なお話、ありがとうございました。

kou0907    reply

講義で「この手の詐欺にひっかかる東大生さんはいないと思いますが〜」とおっしゃられていたがものの見事に去年フェイクの情報認証メールにひっかかっていたので自身のリテラシーの低さをただただ痛感するばかりだあった。企業云々の前に個人が気をつけないとしょうがないが、あんなメールに引っ掛かった今でもパスワードは使いまわしがちなのでこれから社会に進出する身としてはしっかり身にリテラシーを刻まねばと思う。

mermaid592229    reply

まず、前半のパートについて、講義でも触れられていましたが、情報漏洩と聞くと、サイバー攻撃などのイメージが強かったため、これほどまで人間によるミスが大半の原因となっていることに驚きました。と同時に、そう言ったミスや情報漏洩を防ぐのに有効なセキュリティの方策を考えることがいかに難しいことなのか、改めて実感しました。有効なセキュリティの方法が思いついているわけではありませんが、講義でもおっしゃっていたように、セキュリティ対策を他人任せにせずに、相互にセキュリティ対策に対してコミュニケーションをとり、常に状況を把握することができるよう、常に組織の体制や仕組みを見直し、検討していく必要があると感じました。
また、後半のパートについて、すぐに偽造されてしまう可能性のある指紋や顔を使用した認証ではなく、長期間のライフスタイルを用いた認証という考えは私にとっては新鮮で、とても興味深いと思いました。非常に便利になると思うので、実際に社会実装される時が来るのが楽しみです。一方で、疑問に思ったのは、ライフスタイルに合わせて様々な情報を提供することによって、自分の好きなものにしか触れることのできない、視野狭窄に陥る可能性があるのではないかという点です。ライフスタイルのデータをどの分野にどう応用するかにもよると思いますが、現在AIを使った閲覧履歴に基づく情報の選択などでも問題になることがあるように、個人の選好に基づく情報に囲まれてしまうフィルターバブルの状況を促進する可能性を孕んでいるのではと思います。個人の選好をベースに、オーダーメイド的、個人主義的に何かを提供するという便利さと、自身の視点を広げる機会を提供するということの両立について考えていく必要があるのではないかと思いました。加えて、ライフスタイル認証について詳しくわかっていないため、的を外れていたら申し訳ないのですが、スマートフォンを用いて収集したデータをもとに個人の認証を行う場合、個人のスマートフォンが盗難に遭った場合、例えばその人のライフスタイルをある程度知っている人であれば、あらゆるサービスが使われてしまうということはないのだろうかと疑問に思いました。

mytm1187    reply

とてもためになる講義をありがとうございました。いままで”情報漏洩”と聞くと決まってハッカーによるサイバー攻撃をイメージしていたので、紙媒体による流出や人によるミスが多かったことに大変驚きました。また、個人情報の特定についても、誕生日や性別などの情報だけで、名前すらなくても特定できてしまうということはとても怖いことだと思いました。FacebookやtwitterなどのSNSが現在だいぶ普及していて、ユーザーの数も世界中で何億人という単位だと思います。ユーザーは自分の情報だけでなく、家族や友人との写真もあげると思います。一企業にそれだけの個人情報が集中することはベネッセのような前例がある以上恐ろしいことに感じ、このような社会で生きていく以上情報リテラシー教育もあまり効果が実感されていないとはいえ、自分の身を守っていく術を学べるのでとても大切なことのように思います。次にライフスタイル認証についてですが、これ以上の便利を誰が望んでいるのだろうかと思う部分もあります。もちろん現状の災害対策だったりには役立つようになるとは思うのですが、例えばライフスタイル認証が発達して映像にもあったようにカフェの注文時間が短くなったり、Amazonの例のようにスマホなどの機器を認知して決済が一瞬になるようなことは別になくても支障はないし、むしろ携帯端末や体内電子機器が必須の時代を迎えたりして、今度は高齢者の情報社会への適合であったりスマホのバッテリーの問題であったり、他にも予測もできないような新しい問題もたくさん出てくると思います。そもそも今流行の新型コロナだって見方を変えれば自足自給で国同士の貿易も必要ない時代にはこれほどのパンデミックは起こらず、発祥地で止まっていたかもしれないのを人類が経済発展だったり文化交流を目指した結果とも捉えることもできます。便利を追求し、今ある問題を解決しようとすることは未来に新たな敵を作ることなのではないかとも考えてしまいます。

GFree59    reply

今回の講義も新しい知見が多く、興味深く思いながら受けていました。前回の講義と無理やり結び付けるわけではありませんが、実際にシステム運用に携わる人やサービスを利用する人を想定したシステム設計がまだまだ出来ていないこと、またそのことによって起こった問題へのアプローチの仕方を社会へ浸透させることの難しさを今回の講義でも感じました。これは素人考えなのですが、Z世代以降のデジタルネイティブな環境で育った世代が成人して社会進出するタイミングと今のコロナ禍の時期が重なったことで、ICTの社会全体への理解が一押しされることを期待しています。

mizutatsu0116    reply

コロナ渦によって情報システムの必要性はこれまで以上に明らかとなり、従来のシステムの欠点も明らかになった。情報の必要性が迫られている今だからこそ、これまで当たり前に用いられていたシステムのあり方を見つめ直し、変革する必要性に迫られているのだろう。
特にセキュリティ対策を重視するあまりに現場の負担を重くし、かえって人的ミスを招きやすくしたり、IDとパスワードによる認証の限界性が長年の間指摘され続けていたのにもかかわらず、新たなシステムがなかなか確立されないという点に関しては、このコロナ渦だからこそ急速に変革の動きが高揚することを進むことを期待したい。
これから情報が社会に普及すれば、常にリスクと利便性の相克が求められ、安全で使いやすい認証技術が求められるだろう。現行のシステムを克服しつつ、私たち個人個人の生活を豊かにする情報システムが確立されることを期待したい。

Ugetsu5    reply

認証技術の設計に関する姿勢の問題、プライバシー保護と利便性、リスクのせめぎ合いの部分が印象に残りました。
講義の冒頭では、情報の組み合わせ次第で個人の特定ができることが少しだけ取り上げられていました。現在誰しも生活の中で、(自覚の有無は別として)名簿会社や主要なネットサービスに個人情報を提供しているのは事実ではありますが、敢えてそれら情報と生活状況を組み合わせたデータを利用することには危惧を覚える人もいるのではないかと思います。ライフスタイル認証は主流になるのかもしれませんが、個人がそれを使用するかの選択は、企業やそれらが形作る社会制度の側でなく個人に委ねられるべきではないかと感じました。

同じく講義の前半のあたりで、セキュリティの業務が一部の人に丸投げされている事が指摘されていましたが、(内部の犯行を疑わない姿勢も問題ですが)システムの設計の面で素人があまり関わりえない点も問題ではないでしょうか。御しえないがゆえに人に任せ切りになる側面もあるかと思います。幾ら専門家と情報交換がなされようが、素人が御しえない専門性を帯びた分野に違いはないかと思いますが、我々素人がシステムや情報漏洩に関する知識を蓄える事、専門家や技術者との認識の違いを埋めること自体に重要性があることに違いはないかと思います。

個人的には、ライフスタイルの情報が漏洩して個人に何らかの不利益が生じた際に、誰に責任を問うのか、被害を受けた個人にどうやって補填を行うかという点が疑問です。単に口座情報が漏れただけならば、金銭的損失に対して保険などで補填を行うことや口座を変えることで対応が可能かと思いますが、生活習慣や移動経路、居住地自体は容易に変えうるものではなく被害者の保護や被害に対する補填も困難に思われます。システムの設計者や運営者に重く責任を問うことは技術開発を阻害しうる問題がありますし、責任の所在を求めること自体が厳しいのかもしれませんが、システムの利用にあたって、ある程度有効な保障や保護がなされるという安心感は必要かと思います。楽観主義に陥らず、実用化の前に倫理学などの学問分野や一般大衆と長期的な議論を持つことが必要ではないでしょうか。

yasu1026    reply

講義で触れられた情報セキュリティの意識の欠如、これは重大な問題であると考えています。IDとパスワードの認証システムは古くから使われてきたものであり、確かに現代の発展したICTシステムの中で、「慣習的に」という理由だけで残されているのではないか、と思いました。先生が触れられていたように生体認証などの技術はこれから普及していくのかなと考えました。しかし、記憶に頼るパスワードなどではなく、生体認証はある意味本人がいれば「盗みやすい」ということになるので、それに対する解決策は何かあるのかなと考えました。
COVID-19による世界の変化、革新などがさまざまあり、いろいろな変革が起こりやすい時代になったのは確実であるのかなと感じるので、ICTシステムの中でのさらなる革新が登場すると一個人としてとっても楽しみにしています。

minami373    reply

身の回りの生活にどんどんICTシステムが導入されていくことに対して、その進化を喜ばしいと思う一方で感じていた嫌悪感のようなものが「効率化がもたらした閉塞感」であったと分かり、システム構築におけるバランスの大切さを改めて実感できた。しかし、既に閉塞感を感じているにもかかわらず、行政のコロナ対応で多くの課題が浮き彫りになったことを考えるとぐったりとしてしまう。銀行口座を他の情報と紐づけることを避けたがるのは私の周囲の一部だけだろうか。ID・パスワードが多すぎると思っているのは私だけだろうか。
授業を振り返って最も気になったのは、Amazon Goのようなシステムを利用した店舗がどれほど広まるかということだ。私はこれまでもそして今も9割方、このような超高度なシステムを普及させることは極めて難しいだろうと思っている。(Amazon Go自体は知らなかったが。) しかし、このシステムを聞いたとき、これはレジ袋有料化で皆がマイバッグを持参するようになったことで増加しているという万引き防止に役立つものであると気がついた。これはシステム導入を後押しするものになるだろうか。

spring1359    reply

興味深い講義をありがとうございました。クレジットカード等に関するリスクと利便性のお話にはハッとさせられました。結局セキュリティと利便性を兼ねそなえた情報システムの構築・普及が差し当たっての課題となり続けるのかなと感じました。山口教授がおっしゃったようにこれからの情報システムを考えるべき世代は我々であると思うので、今後も社会の変化に対しアンテナをしっかり張っていきたいと思います。

LP37    reply

まず、情報漏洩は不正アクセスよりも人為的なミスに起因するものが多く、そもそも紙媒体によるものが多いという事に驚いた。ICTシステム導入の最大の障壁はプライバシー保護の問題だと思っていたが、むしろICTシステムを積極的に導入した方が、作業効率が上がるのはもちろんのこと、情報漏洩の件数も減らせるのではないかと感じた。
また、先生もおっしゃっていた通り、システム担当者のみに任せるのではなく、法整備を含め社会全体で参画していく必要がありそうだ。今回の新型コロナウイルス感染症流行により、保健所がFAXを使い続けたことや、世帯主を中心に国民を管理しているシステムは世間から注目される事となった。これを機に、それらを単に批判するだけではなく、ICTシステムの導入や法整備に関心を持ったり、マイナンバーカードを発行したりするなど、それらに協力していく姿勢も必要になってくるのではないかと感じる。

ultra100    reply

今回はICTシステムについて学んで、印象に残っていることの1つとしては、セキュリティ事故の原因が外部からの攻撃や不正アクセスが主なのではなく、置忘れや紛失などの人間のミスや怠慢が主なものであるということだ。やはり安全性と利便性というのは、ICTシステム、セキュリティシステムにおいて、重要なキーワードだと思うし、安全性を完全にするなら、面倒なことを経験しなければいけないし、怠慢が表に出れば、事故につながってしまうということもよく分かった。経営者側は、利用者数を増やすため、あるいは顧客体験を良いものにするため、と安全性よりも利便性を優先しがちで、一方セキュリティを管理するエンジニア側は、安全性を担保しなければ責任を問われてしまい、経営者とセキュリティ管理者との間に明確な齟齬があるケースもあるということは重要な問題だなと思った。IDとパスワードを用いる従来多く用いられてきたシステムに加えて、生体認証だったり、そこに人間の行動なども含めた安全管理システムが入ってくるみたいな未来のことを考える話は面白かった。また、他にも遠隔操作事件で、犯人を捕らえたのは、ネット上での突き止めとかサイバー上での話ではなく、現実世界での尾行・押収であった、という話は驚きであったし、そういう現状が存在していることにも、サイバー上での犯罪の怖さというものを感じる。また、印象に残っているものとしては、AmazonGoである。センサーやAIを使う技術がすごかったし、利便性を究極まで追求する姿勢が面白いなと思う。でも、利便性を追求することが全人類の幸福につながるかと言われるとそうではないし、どこに幸せや価値を見出すのかというのは、今後の未来でいろんなサービス・ものづくりをしていく上で重要な視点になってくると思う。

cf1133    reply

本日はありがとうございました。ユーザIDとパスワードでの認証システムの脆弱性についてのお話が特に興味深かったです。長く複雑な文字列にすればセキュリティは向上する一方で手続きが煩雑になり、簡単にすれば他人にも容易にアクセスできてしまうというパラドックスは、私も日常生活の中で実感しています。Amazon Goなどのシステムやライフスタイル認証が今後良い方向に使われるようになって欲しいなと思いました。

fro1014cd    reply

情報漏洩についての具体的な種類や経路を理解することができ、同時に我々がよく無責任に発言している「もっと情報セキュリティを徹底すべきだ」ということを実行するのが実際ひどく大変であるということが理解できた。後半説明してくださったライフスタイルに合わせたICTやAMAZONのスーパーの新システムなどは近未来的で興味深かったが、同時にこれも情報が漏れた、改竄されたときのリスクは高くまだセキュリティの問題は続きそうだなとも思った。また我々は世の中のほとんどのことについて理解していないのに格別にインターネットの不透明性に恐怖を感じるのはなぜなのだろうか、と疑問に思った。

ST34    reply

近年個人情報の漏洩などのニュースをよく見るような印象がありましたが、Netflixなどの例から個人名など一部情報を伏せてプライバシーを保護した上で情報を開示したつもりでも全く別の情報との関連性から個人が容易に特定されうるということに大変驚き、個人情報の管理の難しさと重要性を感じました。そしてこれから自分の個人情報などを提供するような機会があるときには容易に特定されうるかもしれないということを念頭において行動したいと思いました。
また、現在の日本の情報セキュリティはICT内の完全なセキュリティと利便性の両立を目指しながらもうまくいかない状況に陥っているので、クレジットカードの例のようにリスクと利便性の費用対効果を考慮した情報セキュリティシステムを構築することの重要性も感じました。ただ、コロナで混乱した現在の日本社会では残念ながらこのようなシステムの構築および状況の改善には時間がかかってしまいそうだとも感じました。色々なお話が聞けてとても実りのある授業でした。ありがとうございました。

kohei8192    reply

アナログな原因での情報漏洩が多いということで、ICTシステムの分野が、とくにセキュリティの面について、閉鎖的な学問でなく、他分野にわたって検討されるべきものであることが分かった。
ICTの授業でギリシャ神話を薦められるとは思わなかった。

yjiro1638    reply

今回の講義では、情報システムについて詳しく学びました。僕自身情報システムやセキュリティなどについて勉強不足であることもあり、そういったものが「専門家の人たちがやってくれている、小難しいもの」という先入観が残っていましたが、やはり僕たち一人ひとりが高い意識やリテラシーをもち、人任せにしない努力を怠ってはいけないと感じました。お恥ずかしながら、実用性とセキュリティのバランスの難しさは初めて知りました。確かに理想は、完全なる安全性ですが、それを実用性と両立させることの非現実性は正直分かっていませんでした。現代の便利なシステムは、その開発段階で様々な苦悩があることも感じ取れましたし、実際にその現場で議論を深めながら作り上げていくことの面白さも見えました。また、自分の中で深く印象に残ったお話が、「効率化は閉塞感を生む」というものでした。昔何かで読んだものに、建築における「あそび」の大切さ、というものがありましたが、それとつながるものがあるように思いました。科学の発展に携わることになるかもしれない僕たちも、常に意識しなければならないことのように感じます。

tetsuya1221    reply

具体的事例からの問題点の抽出という形式は非常にわかりやすかったです。
クレジットカードのセキュリティと利便性のバランスの取り方の解説は非常に興味深かったです。身近なところでセキュリティーへの工夫が見られて面白かったです。また、講義全体を通じて社会の一部としてのセキュリティーのあり方とその重要さがますます大きくなっているのだと感じました。
ライフスタイル認証に関しては、ビックデータの議論におけるプライバシーそのものであった個人の行動を逆に鍵にしてしまうということに非常に驚きました。

nori1121    reply

普段あまりアンテナを立て情報を得ていないような情報セキュリティの事例や、最新の研究内容についての講義は大変勉強になりました。
多くのサービスがオンライン化されている今、自分も多くのサイトに自身の情報を登録しているのですが、危機管理意識が薄かったことを自覚しました。Netflixの件などを見るといつ自分の情報から個人を特定されてもおかしくないと感じ、危機管理意識を持っていかなければいけないと感じました。
今まではあまり気を向けていなかったのですが、自分が全く違うサイトで購入したマンガがYouTubeの広告でレコメンドされている、などといった事が頻繁にありました。「今の技術はすごい」と感心するだけで無く警戒する心も持たねばいけないと痛感しました。
ライフスタイル認証というものも便利で革新的な取り組みだと思いますが、同時に個人を特定されうる危険もはらんでいると感じました。技術の進歩と情報セキュリティの進歩がバランスを保って発展していって欲しいです。

taki3    reply

システム設計においてリスクと利便性の双方を考えるべきであるのはもっともだと感じた。複数のわかりやすい事例を挙げていただいた中で、人為的なミスについて語られていたが、その多くはシステム設計の段階で手間について考慮していないという部分があるから発生したのだろう。書類によるデータ管理は確かに保存性では優れているが、誤って流出させることもあり、かといってデジタルの情報も流出する可能性は多い。しかし、それらは設計段階である程度防ぐことが可能であり、人の不注意などに還元することは今後の改善を生まないため不適切な態度であろう。
そうした中で、パスワードやIDといった技術はもはや限界がきていると述べられた。確かにおっしゃる通りであり、そうした技術の開発が望まれると感じた。正直いうとなかなか想像もしづらかったが、これからが楽しみである。一方でプライバシーの問題も考えねばならない。倫理的な側面を考える専門家も必要とされるのだろうか。

aim180    reply

最初は「この授業コロナと関係あるのか?」と思ってしまいましたが、お話を聴き、印鑑廃止のような総デジタル化の流れがコロナ禍を機に加速することを考えると、やはり今考えるべき事例であることがよくわかりました。
「セキュリティを強くしすぎたために逆に情報管理が甘くなっていた」という事例は衝撃的でした。セキュリティにおいて「利便性」を考えるという発想はありましたが、よく聞くのは利便性が高すぎることでの問題(「二段階認証がない」など)でした。利便性がないことでも問題が生じるということ、さらに費用を考えて利便性が決められるという話には驚きました。
これからを考えると、手渡し必須だった書類をスマホから送ることができるようになるなど、利便性は高くなることが予想され、これはセキュリティの危機だと考えます。授業の中では利便性を保ったままセキュリティを高める策が紹介されましたが、今度はプライバシーの問題が出てきそうです。セキュリティ構築に「均衡」という視点があることに気づかされました。

yuki28    reply

セキリュティ関連の事故は人間のミスから起こることが多いという話が興味深かった。利便性を追求して楽をしがちになる中でも、ちょっとした油断が事故につながるので、利便性と完全なセキリュティの両方を追求することは難しいのだと感じた。コロナ渦で自治体のセキリュティシステムの欠陥が明らかになり、ライフスタイルが変わっている状況は社会のICTシステムを根本的に変える好機なのではないかと思った。

kamiwafu8746    reply

コロナ禍のなかで、ICTシステムの重要性が浮き彫りになり今ICTシステム社会に以降している過渡期であることは実感していたが、この講義でその欠陥のうちもっとも起きうるものもしくは起きているものは人為的ミスであるという事実を知って印象に残っている。IT化が進んでも人が関わることは不可欠であり、そのなかでミスはおこりうるものでその被害を最低限にするシステム作りを模索すべきである。

somanypeople    reply

現代ではictシステムなどを用いて個人個人が着目され様々なことが効率化されていることがわかった。今後もさらなる発展が望まれる。しかしこのまま効率化していくことは良いことなのか。私は自粛期間ずっと家にいて欲しいものはネットで注文し、ご飯も親が勝手に作ってくれる生活を送ってすごく虚無感を感じ本当に毎日がつまらなく何も進歩していない自分を責めて辛い気持ちになった。他の要因もあるかもしれないが何もしなくていい、全てが与えられる環境はかえって大きなストレスを産むことをこのコロナ渦で身をもって感じた。効率化や利便性を盲目的に求めることはかえって害をもたらす危険性があると思う。

1mae61    reply

パスワードの使い回しをする人が多すぎる、どれだけ啓蒙活動をしても改善していく見込みはないという話題は耳が痛いものでした。どれだけ気をつけていても以前はサイトごとにパスワードを設定し、それを覚えておくもしくは紙に書いて保存しておくと言う行為が面倒なので同じパスワードを使い回すという事態に陥っていました。最近はGoogleアカウントがパスワードを自動生成し、それらをクラウド上に保存することでセキュリティの頑健性が上昇しているように思われます。しかし、それは使用するデバイスがクラウド上にログインした状態でないと使えないため別のデバイスからはサービスが受けにくいことも考えられます。したがって、先生が授業中におっしゃった行動パターンなどを用いた多段階生体認証システム(授業中では買い物が例になっていましたが)などは、この先開発が進めば上に書いたようなサイバーセキュリティに対して大きな役割を果たすのではないかと思います。(顔認証や指紋、静脈、音声認証などは既にありますが)また、チャットで賛同を送らせていただいたのですが、無駄を排除し物事の簡便化が進むことで社会の窮屈さが増長し得ることへの憂慮というのは大学入試現代文(ともすると中学入試国語)的と言いますか、ある程度ちゃんと勉強してきた人たちからすると幾分常識的なテーマであるように後日気づきました。(自分は天邪鬼なのでつい逆張りしてしまう癖があるくせに思考力が足りず自分の考えを深めることができなくて困っています。先生のお考えを批判するつもりはありません。)とても面白い授業でしたが、欲を言えばもう少しコロナとの関連を扱ってほしいと思いました。ありがとうございました。

Polaris_737    reply

大変興味深い講義をしていただき、本当にありがとうございました。結局簡便さを追い求めようとすると、結局セキュリティが疎かになってしまうというジレンマからは抜け出せない、という課題は永遠に残り続けてしまうのかな、と感じました。コロナウイルスがもたらした騒動に関連したものだと、マスク管理のシステムを作り上げた台湾でも、本人確認をある程度簡便にしつつセキュリティを確保する苦労があったはずなので、その問題についても今後調べてみたいと感じました。また、先生が述べられたように、我々は次世代の情報システムを考えるべきであるため、今後もいろいろなことに関する見識を深め、それを自分の中で消化・吸収したうえで社会に何らかの形で還元できるようにしていきたいと思いました。

sandy67123    reply

ICTにはもともと興味を持っていて自分で勉強したりしていたのですが、その開発と同時に制度の確立が必須であることを今一度再認識しました。Amazon Goのような最新技術の話だけでなく、実際に東京大学でどのようなシステム開発がなされているかを知ることができて非常に面白かったです。そして、改めてICTとそれに伴う社会の刷新の行方に関心を強く持ちました。

Kon1019    reply

よくニュース等で耳にする情報漏洩の問題のほとんどが人のミスだというお話を聞いて、今までなんとなくシステムの誤作動であったりとか、ハッキングなどの犯罪行為によるものだと思っていたのでそんなアナログな問題だったんだなと驚きました。でもよく考えると技術的な面はセキュリティーの分野でもどんどん発展しているだろうし、トラブルが起こりうるとしたら人が直接関わるところだというのは納得できる気がします。ただいくらセキュリティー技術が向上しても採用されなければ意味がない。コストパフォーマンスを考えてセキュリティーが軽視されがちというのは今後も難しい問題であり続けるだろうなと感じました。
ライフスタイル認証の講義は非常に興味深く、とても大きな可能性があるように感じました。個人が閉塞感を感じない程度にうまく活用すると(それが難しいというお話でしたが)より良い社会につながるのかなと思います。

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