ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

第3回 03月09日 戸石七生

「家」を再考する―中国・日本・インドの「百姓」の家の歴史―

 家とは何か。家は家族なのか、親族なのか。家制度の構造を規定しているものは何か。文化の参照か、それとも要請される機能か。本講義は中・日・印三ヶ国の「百姓」の家の歴史の比較研究を通じて、両方の側面から日本人にとっての家とは何かを論じる。受講者には、中国の家を参照しつつも、独自の発展を遂げた日本の家の歴史を通じて、親族とは何か、家族とは何か、家とは何かを再考してほしい。

講師紹介

戸石七生
1977年生まれ。2007年、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。農学博士。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科講師。研究テーマは農業史、特に日本の家族史、村落社会史、環境史、食の歴史。共編著に『家と共同性』(日本経済評論社、2016)。

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