ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

第7回 03月21日 石原 孝二

記憶と人格(自己同一性)

2011年3月21日~22日

人格概念と記憶:私が私であるということは、何によって保証されているのだろうか。過去の私は現在の私と同一の人格なのだろうか。また、未来の私はどうだろうか?哲学者たちは、人格の同一性を記憶や意識の連続性を手がかりに論じてきた。

本講義では、哲学者たちの見解を紹介するとともに、精神障害や認知症、記憶のメカニズムなどに関する研究の現状も紹介しながら、現代において人格概念と記憶の関係をいかに捉えるべきかを論じていくことにしたい。

講師紹介

石原 孝二
大学院総合文化研究科准教授(科学史・科学哲学研究室) 哲学・倫理学(特に科学技術哲学・科学技術倫理)を専門とする。最近では、精神障害・発達障害に関する科学哲学やロボエシックス(ロボットの倫理)などについて研究を進めている。
レジュメダウンロード

人格概念と記憶(訂正版).pdf

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