お知らせ

駒場セイファー・スペース立ち上げイベント「ジェンダー、セクシュアリティと多言語使用:教養教育における/としてのダイバーシティ」

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◾️ 登壇者

クレア・マリィ Claire Maree
メルボルン大学教授、言語学(アイデンティティと言語分析)、クィア研究、日本研究

李琴峰  Li Kotomi / Li Qinfeng
日中二言語作家、日中翻訳者、通訳者

◾️ 日時2020年11月7日(土) 14:00~16:30

◾️ 会場Zoomウェビナーにて開催(事前申込制・一般公開)

◾️ 申込先https://bit.ly/375eHMy (申込締切:11月5日(木))
※事前申し込みの受付は終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。

◾️ 使用言語日本語

二丁目を舞台としてジェンダーやセクシュアリティ、ナショナリティ、そして言語を横断して周縁性を生きる女性たちの様々な経験と感情とを繊細に描き出す作家の李琴峰氏と、言語学、クィア研究、日本研究をご専門とし、90年代から日本のクィア・スタディーズとアクティヴィズムの重要な担い手の一人でいらしたメルボルン大学のクレア・マリィ氏をお招きし、ジェンダー、セクシュアリティ、そして言語使用における多様性や周縁性はどのように経験されるのか、とりわけ、「ダイバーシティ推進」と言った時にしばしば相互に無関係な項目のように扱われる〈ジェンダー・セクシュアリティ〉と〈多言語/他言語〉との問題系が、どのように重なり絡み合っているものなのかについて、お話を伺います。

言語教育は伝統的に駒場の教養教育の重要な一翼を担ってきました。その駒場キャンパスにおいて、教養教育における/としてのダイバーシティを考えるべく立ち上げられたKOSSの初回の公開イベントに、ジェンダー、セクシュアリティに関わる問題と言語の問題とを切り離すことなく同時に、そしてはっきりとしたコミットメントを持って考えていらしたお二人にご登壇いただけることを、大変光栄に思います。

◾️ 登壇者プロフィール:

Claire Maree (PhD) (くれあ・まりぃ)
Associate Professor and Reader, Asia Institute, University of Melbourne
言語・ジェンダー・セクシュアリティ研究、クィア研究、日本語学、メディアとことば。単著にqueerqueen: Linguistic Excess in Japanese Media (2020, Oxford University Press) や『「おネエことば」論』(青土社2013年)他。


李琴峰  (り・ことみ)
作家・日中翻訳家。1989年台湾生まれ。2013年来日。2017年、初めて日本語で書いた小説『独り舞』(講談社)で群像新人文学賞優秀作を受賞し、作家デビュー。2019年、『五つ数えれば三日月が』(文藝春秋)で芥川龍之介賞と野間文芸新人賞のダブル候補となる。自身の作品を中国語に訳したり、日台のメディアや文芸誌で執筆したりなど、言語と地域を跨がって活動している。女性、国籍、言語、セクシュアリティの問題系を重層的に織り込む作品群が特徴。近刊『ポラリスが降り注ぐ夜』(筑摩書房)、『星月夜(ほしつきよる)』(集英社)。


◾️ KOSS(KOmaba campus Safer Space)は、ジェンダーやセクシュアリティの問題に当事者として関わる学生・院生・教員によるピア・コミュニティを学知と経験知との双方に基づくエンパワリングな学びの場として形成し、教養教育における/としてのダイバーシティの新しい形を提案することを目的としたプロジェクトです。

◾️ 主催東京大学大学院総合文化研究科・教養学部付属教養教育高度化機構 国際連携部門 駒場キャンパスセイファー・スペース(KOSS)

◾️ 共催:同 メルボルン・プロジェクト

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