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2019年度上級中国語研修「深思北京」報告書

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北京は何と言っても中国の首都であり、政治の中心です。そして、京劇に代表される伝統文化の中心でありながら、現代アートに代表される新しい文化を発信する重要な場所でもあります。「老北京」と呼ばれる独特の文化が今も残っており、北京はじつにさまざまな顔を持つ重層的な場所です。この研修を「深思北京」と名づけたのは、参加する皆さんに、北京がもつ重層的な姿を体得し、考えてほしいと願うからです。

この研修は、教養教育高度化機構国際連携部門のリベラルアーツ・プログラム(LAP)が、中国人民大学文学院と北京戯曲評論学会のご協力をいただきながら運営しました。

北京では、中国に関する講義や学生交流、中国企業や文化施設の見学や関係者との懇談が行われ、「北京」を体験し、中国語の応用力を磨くとともに、中国を重層的に考察する充実した一週間となりました。使用言語は中国語のみとし、日本語は原則禁止にしました。

今年度のプログラムには学部二年4名、四年4名の学生が参加しました。

本冊子は、2019年9月8日から15日の一週間における、東大生の北京見聞録であり、北京という新しき古都に対する思考集でもあります。

(2020年3月発行)

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