中国の学生との共同フィールドワークを体験したい

学生による意見・感想 東大×南大共同フィールドワークin東京【11月】2013年度

共同研究「日本人の温泉の非日常性」を通して(第1班)

「水」について、我々第一班は、「日本人の温泉の非日常性」をテーマとして研究をしました。これをテーマにした原因は、南大生と東大生が話し合っているうちに、日本の水のイメージとして最も挙げられたのは温泉で、それに対するとらえ方が日本とは違うのではないかと考えたからです。

温泉は
日本人にとっては異質の空間ではないだろうか

CIMG2379_2.jpg図書館、インターネット、街頭アンケートなどの方式で温泉の成り立ち、発展及び各年齢層の人々の温泉に行く週刊、イメージなどをリサーチしたところ、温泉は日本人にとっては異質の空間ではないだろうか言う仮説にたどり着きました。

それをさらに検討したところ、今も昔も温泉は異質だが、歴史的変遷を見ると、異質の内容が変わっていることがわかりました。にもかかわらず現在、多くの人にとって温泉は異質な空間であるようである。インタビューから分かったように、温泉はいまだに人々に日常とは異なる非日常性を体験させる機会を与え、同時に私たちを惹きつけてやまない。温泉は日本人の心を解放させ日常では味わえない感覚を与えてくれると言う結論にたどり着きました。

DSC04700_2.jpgしかし一方で、温泉というものに家の風呂以上のものを感じない、魅力を感じないという人も少なからずいました。温泉の異質性は変化しつつも、人々は常に温泉に行く目的を持っていたが、今日ではその「目的」自体を持たなくなっている人も増えているのではないか。温泉も新たな方向性を見つける必要に迫られているかもしれないと考えました。

南大生と東大生の交流でなければ
気づけない視点に興奮した

また、他の班のプレゼンテーションで「なぜ日本人は冷たい水を飲むに対して中国人はお湯を飲むのか」と「水の“清める”と言う心理効果」と言うテーマは非常に興味深いものでした。今回南大生と東大生の交流でなければ気づけられないポイントや視点が満載で僕もとても興奮しました。

(南京大学計算機系 学部生 L.Z.)

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