お知らせ

【募集要項】「深思北京」2022〜日中民間交流の現場の声を聴く  

「深思北京」は、2014年から毎年実施している日中交流プログラムです。通例は、東大の学生団が北京を一週間訪問し、北京のさまざまな部署(大学、出版社、政府機関、商業施設、企業等)を訪れて北京の学生や社会人と交流するのですが、コロナ禍等のため残念ながら今年も学生派遣を断念します。現地を訪れずに、一体どうやって日中交流の実を上げられるのか、この難問に今年も挑戦したいと思います。

 今年は、大学外の日中交流の現場の声に耳を傾けるという社会連携的な作業を本研修の中心に置いてみたいと思います。それを提携校の中国人民大学の学生と共同で行なっていただきます。日中混成の数人でクルーを組んで、東京と北京で活躍されている「交流の実践者」が置かれた環境を調べたうえで、日中民間交流の現場がどのようなものなのか、インタビューを通して知見と理解を深めて下さい。目標(あるいは期待される成果)としては以下のようなことがあげられます。

  • 社会性を養うとともに、日中双方の社会を冷静に観察できる複眼的な視点を獲得する。
  • 日中交流の多様なありかたを知り、交流の形態や方法、問題点に関する理解を深める。
  • 同世代、異世代の中国人を知り、理解を深め、信頼関係(その後も続く)を築く。
  • 中国人と中国語で対話することによって、中国語の実践的なスキルを向上させる。
  • 人民大生とだけではなく、参加した東大生同士のコネクションも形成する。

■ 日時:教務上A2タームの授業だが、毎週決まった時限に開講する授業ではない。2022年11月下旬〜12月中旬の約4週間の間に、平日の夜や土日も活用して活動を行う。会合、インタビュー実施日時等は参加者の都合に合わせてその都度調整する。

■ 会場:連絡を取り合いながら、時と場合に応じて、オンラインと対面を使い分ける。東大生同士は連絡を取り合ってなるべく対面で会って互いを理解することに努める。

【オンラインの場合】Zoom、VooV等のミーティングルームやWeChat等のSNS
【対面の場合】駒場キャンパス、インタビュイーが指定する場所等。

■ 学生交流先:中国人民大学文学院

■ 使用言語:中国語、日本語(時と場合によって最適な交流言語をその都度選ぶ

■ 参加費用:無料(通信に関する費用は各自負担)

■ 参加条件:

・指定された全体会合に出席できること(対面orオンライン)
・中級レベルの中国語スキルがあること。
・共同編集・執筆のインタビュー動画+記事以外に、交流活動の中身、議論の模様、取材の裏話や過程、共同作業における個人の感想と発見を伝える「取材日記」を必ず作成、提出すること。

■ 募集対象・募集人数:学部生10名以内(大学院修士課程生も応募可)。ただし、東大で中国語の授業を履修した学生であること。

■ 応募期間・応募方法:メールにて応募してください。

1)以下の①〜③の項目を記入して以下の宛先へ電子メールを送ってください。

①氏名(学年、所属、学生証番号)
②留学・国際交流経験
③中国語学習歴

2)さらに以下のものをメールに添付してください。

①今最も関心のある中国関連の話題について、調べたこと、自分の考え方、さらに知りたいことなどを日本語1200字程度にまとめた文章
②「両校の研修参加生と最も共有したい写真一枚」あるいは「最も自分らしい写真一枚」(写真ファイル)とそのキャプション(日本語と中国語両方で)

3)送付先:admin@lap.c.u-tokyo.ac.jp(@は半角に置き換えて下さい)
4)提出期限:2022年10月31日正午(月)(締切厳守)

後日面談の日時と場所をお知らせします。

■ スケジュール(仮)

0−1事前説明会:研修の主旨、歴史、計画等について教員側から説明を行ない、質疑応答

【対面:駒場国際教育研究棟314室】10月17日(月)12:20~12:50

【オンライン:事前登録制】10月24日(月)12:20~12:50*事前登録リンク jp.zoom.us/meeting/register/tZEqdOyqqjopHNBTz-QClUhGAWpR5Pe6ZNvY

0−2【対面:駒場国際教育研究棟317室/ただし、希望者にはオンラインで対応する】個別面談(応募者1名ずつ中国語スキルのチェック。参加者のインタビュー企画草案などのアイデアも聞きたい。)

1【オンライン】導入:第1回日中全体会合

日中双方の責任教員挨拶、参加者同士全員顔合わせ、自己紹介、連絡先確認、関心の共有(どのようなインタビューをしたいのかをぜひ聞かせてください)。

2【対面orオンライン】事前レクチャー:東大主催・人大主催各1回、最低限1回の参加が必須

3【対面orオンライン】インタビュー準備:取材先選定・調整

3−1各大学学生主体のクルーを組織、相手大学の学生をなるべくメンバーに入れて役割分担(インタビュアー、カメラ&ネット担当、文字起こし担当、ミーティング記録担当等)について相談する。

3−2各自でインタビュイー候補の業務、背景、環境などを調査し、随時全員と共有する。

3−3全体討議でインタビュイー候補を確定(日中計4名程度/断られる可能性がある場合は補欠を選んでおく)する。

3−4インタビュイーに正式な取材依頼をし、質問項目などを準備する。

4【インタビュイーが指定する方式】インタビュー実施:取材・撮影

日本語ネイティブには日本語で、中国語ネイティブには中国語で。日本におけるインタビューは東大生主体で行うが、人大生もオンラインで加わる可能性あり。中国におけるインタビューは人大生主体で行うが、東大生もオンラインで加わる可能性あり。必要に応じて、学内外の専門家から補足的な意見や解説を聞く機会も作る。

5【オンライン】インタビュー記録執筆・編集

クルー毎ににクルー内で連絡を取り合って取材動画を編集し、取材記事を執筆する。

6【オンライン】総括・発表会

全体会合で、各クルー毎にインタビュー内容を報告し、参加者全員で意見を交換し、討議する。中国社会、日本社会、日中民間交流の状況について幅広く自由に話し合う。

7各自レポート作成、提出

Email admin@lap.c.u-tokyo.ac.jp(@は半角に)

HP  http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/ja/

Twitter https://twitter.com/LAP_Utokyo

Instagram  https://www.instagram.com/utokyo_lap/

*履修上の注意

このプログラムは「国際研修科目」の一つである。通常授業とは開講・履修方式が違うので注意が必要。

履修(単位の取得)希望者は、所属する学部の教務課の指示する履修登録期間を守ってUTASで履修登録をしなければならない。ただし、単位の取得を必要としない場合は、上述のエントリーの手続きをするだけで構わない。

単位の取得を必要とする場合は、上述のエントリーの手続きと、UTASでの履修登録の両方を行う必要がある。

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