跳出思维框架
第7回 11月17日 西秋良宏
顔を知らない社会で生きる仕組み―考古学的な見方
- 讲师介绍
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- 西秋良宏
评价内容(最新2件 / 19)
- 2021年11月17日 18:34 reply
考古学を専門にしている方のお話を聞くのは初めてで、強い関心をもって受講することができました。都市という視点では、はるか昔から顔の見えない状態で集団生活が営まれていたという考え方は、興味深かったです。現在のオンラインが増えた状況はこれまでにないものでありながら、メソポタミア文明の時代からルーツがあると考えてみる見方は、今の状態を色々な角度から見る一つの方法だと思いました。
- 2021年11月17日 18:36 reply
時代変遷における考古学的な対面の考え方は、非常に興味深かった。狩猟採集の時代において、対面のコミュニケーションが大部分を占める中、文明化が進み、人々は大きな単位の中で過ごすようになった。そのような状況においても権力が保持されて都市としての秩序が保たれることは、コミュニケーションにおいて、人々の考え方が時代、周辺の環境によって大きく変わっていったのだと思った。
- 2021年11月17日 18:36 reply
考古学の考え方について理解することができました。過去の人類の行動を推測してそれを物的証拠で裏付けるという活動は短期的なもので考えると警察の捜査に似ているなと思いました。このコロナ禍において、対面での接触機会が減少したことは人類の行動を大きく変えました。過去のパンデミックにおける人類の行動を研究することは、現在のコロナ禍の解決、あるいは過去のより良い理解にもつながるのではないかと思いました。
- 2021年11月17日 18:40 reply
考古学と言われると遥か昔に書かれた書物を解読しているというイメージがありましたが、実際は現地の赴いて遺跡を調査するというフィールドワーク的な調査も多いということは知らなかったです。私自身、昔の人が建てた建物や食器などの遺物を見ると何だかワクワクしてしまうのですが、そこから当時の人たちの暮らしや価値観、宗教観などを学問的に想像していくというのはとても面白そうだなと思いました。
- 2021年11月17日 18:49 reply
考古学的視点から現代社会の様相を考究するというのは、自分にとっては意外であったので、受講前から楽しみにしておりました。受講してみて、特にトルコのギョベクリ遺跡は機械などない時代にあれほどの巨大構造物を建設したというのは、宗教の力の強さを感じました。昔は科学も未発達で自然に対する畏怖や不安があったからこそ宗教への心酔・依存の程度も大きかったのではないかと勝手に考えてしまいました。
- 2021年11月17日 19:53 reply
考古学的にここ数年の社会の変化を考えるということは今までに触れてこなかった考え方なので、非常に興味深かったです。特に、zoomでのコミュニケーションを模型で表すという考え方がとても斬新で面白かったです。関係性が可視化されると、zoomと対面の関係性の違いを考えやすくなると感じました。また、宗教の力によって古代の偉業が達成されたと聞いて、改めて同一の価値観を共有する団体の強さを感じました。コロナ禍においてもワクチンを打つか否か等の価値観が一種の宗教のように共有されていると感じるので、古代も現代も根本は変わらないと思いました。
- 2021年11月17日 21:08 reply
現在の東京のように、大勢の知らないもの同士が暮らせている現状を当たり前に思ってしまっていましたが、たしかにお互いに危害を加えないという謎の信頼関係があってこそのもので、ある意味奇跡に近い状態なんだなと思いました。一万年も前にそのように知らないもの同士が暮らせるようになったのは、強いリーダーシップに加え、宗教が存在しており、みんなが同じ価値観をもっていたからだと聞き、納得しました。現在の日本の場合は、宗教の代わりに、輪を乱さないという教育や違反したら刑罰が下される法があってこそのものなのかなと考えました。
- 2021年11月17日 23:12 reply
授業ありがとうございました。やはり、入学時から薄々感じていましたが、自分のことを知らない教授の授業を受けたり、レポートを採点されたり、成績をつけられたりするのは不思議な感覚です。そんな社会が現状存在していて、普段は疑問を持たずに生活していることが、改めて面白く見えました。
- 2021年11月18日 10:05 reply
都市文明の発達とともに文字や階級、官僚制度、金属器なども発達が進んだ、という話は自体はよく見聞きするものであるはずなのに、それを集住のためのシステム構築と捉え、コロナ禍で非対面の会話が要求されてもそれが成り立つ現在の社会状況のルーツと考える発想は新鮮でした。知らないもの同士が共に暮らすための仕組みの1つとして、リーダーシップが挙げられていました。そこで、現代の日本には皆に共通の価値観を共有させられるだけのリーダーシップは存在しているのだろうか、と考えてみましたが、「日本人的な考え」「ナショナリズム」が普及しきっている現在はもはやリーダーシップでもって価値観を束ねる必要が昔ほどないのかもしれない、などと思ったのと同時に「ナショナリズム形成が国民国家統合に必要」という話をよく聞く現代からみて、リーダーシップでもって価値観共有をする、という根本は同じ手法が古代からすでにとられているのが面白いと思いました。
- 2021年11月18日 13:31 reply
コロナ禍になって、さまざまな活動がオンラインに移行し、わずか1、2年で非対面という形式でのコミュニケーションがデフォルトのようになったが、この現象を歴史学的な視点で見てみれば、人類がこれまで共同生活の中で築いてきた対面でのコミュニケーションを全てひっくり返すような大きな転換であることを改めて気付かされた。
- 2021年11月18日 20:21 reply
空間博物学のモデルを使って示されていたオンライン授業のあり方の特殊性、そして都市文明のあり方との共通性がそれぞれあるという視点は新鮮で、面白かったです。オンライン授業という非対面の場の根本には、対面での人と人との関わりによって培われてきた人のあり方があるのだということを知流ことができて、自分の対面・非対面のコミュニケーションへの認識を一歩進めることができた気がします。また、今まで漠然と「発掘」のイメージしかなかった考古学の研究方法が発掘したものの素材の調査、ほかの発掘物との比較検討など多岐にわたるものであることや、考古学の研究スタイルについても知ることができ、興味が沸きました。
- 2021年11月20日 17:13 reply
私は生まれた時からいわゆる都心部に暮れしていますが、まさに今回の授業の名の通り、“顔の知らない社会“で生きているという感じがします。10年以上同じ場所に住んでいても、近所付き合いというものがないので近くにどんな人或いは家族が住んでいるのかよく分からないままです。このように近所であっても人々が互いに関わりを持たないような暮らしの中でも、例えばゴミ回収の曜日が決まっていて、住民が皆、その曜日の決まった時間にゴミを出すということを徹底するなど、そういった決まり事をきちんと守って実践することによって住民1人1人の暮らしが守られているのだと感じました。
- 2021年11月21日 11:36 reply
私達が全く見知らぬ大勢の人々を同じ仲間として暮らしていることは一見当たり前のように思われますが、それは都市文明という多人数の集住システムが生み出されたことに端を発していると知り、新しい見方を得ることができました。狩猟採集の時代には知人として認識できる人数の150人程度で共同体が構成されていたことになるほどと思い、また集住のきっかけとなった農耕の起源についても興味を持ちました。
- 2021年11月21日 23:08 reply
とてつもないリーダーシップで人々を統率し、大きな建造物などを作ることができた理由として宗教あるいは共通の価値観があるということが印象に残った。今回の例では柱に刻まれた動物の様子から読み取れる人間中心の価値観であったが、近現代でこの中心を特定の民族に据えることで強力なリーダーシップを発揮した例は数多思い浮かび、納得できた。
- 2021年11月23日 23:15 reply
顔の見えない人と集住するという現代の我々にとっては当たり前のことに疑問を呈し、それを都市システムの起源である古代メソポタミアまでさかのぼって検証するというのは方法論としてとても面白いと感じた。都市システム発達の契機として農耕が挙げられていたが、今回のコロナ禍はそれに匹敵する規模なのかは現時点ではまだ疑問が残る。メディアの発達など別の要因が関係しているのかもしれないが、今回の行動変容がこれ以後の未来にどのような影響をもたらすのか興味を持つことができた講義だった。
- 2021年11月23日 23:56 reply
これまで古代文明について考える時、世界史の授業などでそれぞれの特徴などをただ覚えるだけで、そこで行き暮らす人々の生活に思いを馳せたことはなく、古代都市でも互いに顔を知らない人々が共同しながら生きていたのだという、時代や環境がことなるのみで現代と似たような状況だったことが新鮮な気づきでした。初期農耕牧畜村落における知らないもの同士がともに暮らしていくための仕組みとして挙げられていた、価値観の共有や信頼関係の構築などの痕跡は物的証拠として今に残っていますが、今の時代における非対面社会での協同の痕跡がどのようなかたちをとっていくのかについて考えなくてはならないのではないかと漠然と感じました。
- 2021年11月24日 16:06 reply
農耕の起源に関して、説が複数あり定まらないのは面白いと感じるとともに、食べ物が豊富ならわざわざ初期投資の必要な農耕は行わないだろうという説を思い出した。封泥という私有財産を守るための仕組みの発見や遺跡に残る柱の意味の解明など考古学が行うことはとても幅広く知らないことが多いのだとわかった。全員が顔見知りというわけにはいかない都市で人々が秩序を保って暮らすためにはリーダーシップや宗教が必要だったという話は、都市で暮らすのが当たり前になっておりその起源について深く考えたことのなかった自分にとって新鮮だった。
- 2021年12月14日 23:50 reply
考古学の視点から現代社会を捉え直す試みが面白かったです。特に『顔』を知らない人々が共に暮らし、統率するために、強いリーダーシップか宗教を用いていた、というのは示唆的だと思います。現代社会では元首政治がほぼ崩壊し、民主政治に移行した一方で、グローバル化が進み、国家の中に様々な民族が共存しています。国家という社会の統率が、リーダーシップや固有の宗教的信念を共有する民族に依拠出来なくなったいま、統治それ自身の根拠が揺らいでいるのではないかと感じます。そういう意味で、上から与えられる共同性が無くなりつつある今、自主的に様々なことにコミットすることが求められていると感じました。
评价内容
- 参见其他课程
顔を知らない社会で生きるためには、信頼関係が大事なのだと学びました。メソポタミア文明の時代から、大都市ではコミュニティの形成に信頼関係が欠かせなかったんだと思います。考古学とコロナ禍の関係を理解するのは難しかったのですが、歴史を学んだ上で現在の隔離的な世界を見つめ直すのは、興味深いことだなと思いました。