跳出思维框架

第9回 12月08日 渡边正男

日本中世における「Face to face」の変容

讲师介绍

渡边正男

评价内容(最新2件 / 20)

face1030    reply

日本中世について明るくないので、非常に新鮮な内容でした。この時代であればface to faceの直接的な関係が基本的なものだと考えていましたが、主従関係の拡大などによってその直接的な関係が特別なものになったというのは印象的でした。

古瀧颯    reply

Face to Faceの一例として、鎌倉時代における将軍と御家人の御恩・奉公の関係の変化を知って、現代とはまた異なる対面のあり方を学べたように思う。主従関係に基づく対面コミュニケーションは現代では上司と部下の関係に似ているように思うが、御恩・奉公の関係には人自体でなく領土などの他の要素が当人の存在と並んで重要視されるようになり、人と人との関係という広義のコミュニケーションという面では、必ずしも当人の存在のみで成り立っているわけではないと思った。

taisei0303    reply

コロナ禍におけるFace to faceの変容を、日本中世の御家人制におけるFace to faceの変容と絡めて考察するいい機会になりました。急激な変化を目の当たりにすると、人間はどうしたら良いかわからなくなってしまいますが、歴史を振り返ると同じような変化が過去にあって、先人から学べることが必ずあるのだということを改めて感じました。

sk0515    reply

鎌倉時代の「御恩と奉公」の関係における対面(Face to Face)が持つ意味は大きかったということがわかりました。将軍と御家人の一対一の関係に基づいていた幕府は当初は強固だったものの次第にその関係が崩れていく過程が興味深いと感じました。対面での関係というのは強いけれどもその分負担が大きいのだと思いました。これは、現代社会にも当てはまると私は考えます。コロナ禍の現在は対面が難しくなっていますが、コロナ以前にもすでにSNSなど非対面のコミュニケーションが広がっていました。これには、対面コミュニケーションは負担がかかる(身なりを整える、移動するなど)という側面もあるのではないかと思います。ただし、この考えは一概に対面・非対面が良い・悪いというのではなく、それぞれの特徴を理解して使い分けるべきだ、ということを意味しています。この対面→非対面への移行は、鎌倉幕府のそれと似ていると思います。これによって幕府は崩壊しましたが、現代社会はどのように変化していくのか、興味深いです。

赤尾竜将    reply

本日の講義は大変面白かったです。僕は理系の学部生なのですが、現存する史料から大昔の御家人の統率状況、対面から非対面への変遷を追っていく過程にとても強く惹き付けられました。「吾妻鏡」など、資料に掲載されていた史料を個人的に読んでみようかと思います。ありがとうございました。

0326ema    reply

対面/非対面の違いを考えるとき、当たり前のようにコロナ禍にある現代社会やこれからの社会のことを考えていたので、日本の中世社会に戻って対面/非対面を考えるという切り口を非常に興味深く感じました。私が日本史の知識をほとんど持ち合わせていなかったために、内容が少し難しかったのですが、御家人か非御家人かが対面での関係を持つかどうかに影響されると知って驚きました。また、竹崎季長の業績を対面との関係から考える切り口にも驚きました。竹崎季長については、蒙古襲来絵詞に載っている人という認識しかなかったので、先駆けについて情報が伝わらず苦労する姿に親近感が湧きました。

tsugu851    reply

授業ありがとうございました。最初は中世の話がface to faceとどう関係があるのか、こじつけではないのかと疑いながら聞いていましたが、鎌倉時代の歴史についても対面での関わりの重要性は同じだったんだなと、新たな視点を得ることができました。古文の資料こそ出てきたものの、生徒と教師の関係や、企業と顧客の関係など、現代にも通じるところが多くあり、すごく考えさせられました。

lmn7    reply

face to faceの密接な関係を築くことのできる人の数は人間の能力上限られてきてしまうが故に、主従関係の形態が変わってきてしまったのかなと思いました。幕府の規模が大きくなるに従って、将軍が側近とface to faceの関係を結び、その側近がまたその部下とface to faceの関係を結び...といったような感じで、複数のface to faceの関係が将軍から末端の御家人まで糸のように繋がっているようなイメージなのかなと思いました。また、御家人役を務めることができなくなった御家人や、御家人役を自ら進んで務めようとする非御家人は本来あったfaceの形態を歪め、その糸を断ち切ってしまったのかななどと感じました。鎌倉時代の将軍と御家人の主従関係の変化や竹崎季長の話はなんとなく聞いたことがありましたが、その詳しい内容についてはあまり知らなかったのでとても面白かったです。

L1F2    reply

当初の一対一での親密な主従関係は個々の事情や代替わりなどで不安定であるため、政所などのシステムを整備し安定化を図ったことが、かえって将軍と御家人の関係の希薄化を招き歪みが発生した、というのが興味深かった。こうした事例は現代にも通ずるところを感じ、いかに組織を安定化させながら上下の関係を保つかのヒントが日本中世の主従関係の変遷に隠れているかもしれないと思った。時間がある時に講義資料をじっくり読んでみたい。

mhy2135    reply

耳馴染みのある「御恩と奉公」の関係にて当初築かれていた対面的な関係と、安定化を目指した結果その関係が希薄になった状態についてお話を聞けたことで、社会体制や存在する技術は違えど、今に通ずるような議論は昔から存在していたことに気づけた。そもそも「対面」という表現やそれを巡る議論はコロナ禍になってからよく使い、意識するようになったから、今になって気づくのも当然と言えば当然なのかもしれない。
東国御家人一人一人の経歴まで把握しているような関係性を築いていた一方、実際に対面するには金銭・労力ともにコストが大きかった中世日本と、技術発達により対面に近い状態を再現することが低コストで可能になった一方、ライブ配信などに見られるようにその技術を使って何万人もの人々が同じ状態を共有はしているが一人一人深く付き合うことはしない、という場合もある今を比べると何が対面的な関係構築で何がそうでないのかわからなくなってくるように感じた。

nv0824    reply

"face-to-face"や”対面”という概念は、コロナウイルスの流行によってそのようなコミュニケーションの形態が実現困難となったことによって意識されるようになったものだと思います。その一方で、この概念を日本の中世の主従制に導入することができるというのは非常に興味深く、私にとって新鮮な視点でした。

gyoza0141    reply

前々回の講義では、考古学的な見方から「顔」について考えるという題目でしたが、今回もそれと同様に過去の史料から現代の問題を考えるということで通じる部分があるなと感じました。「顔」の問題はコロナ禍になってから急激に論じられるようになりましたが、それは今までなかったこの問題が突然現れたからではなく、昔からあったこの問題がコロナ禍によって増幅された、顕著になってきたからだと思います。今も昔も人には顔があって、身体があってというように、問題としては取り上げられなかっただけでコミュニケーションにおいて顔とか身体性という要素は非常に重要だったのだろうと思います。鎌倉をいかに治めるかという点においてコミュニケーションが重要視されたように、現代の政治でも政策はもちろんですがコミュニケーションとか人々に自分をどう見せるかということが大事な気がします。

tugariz    reply

現代におけるface to faceを考える際には、コミュニケーションの円滑さや信頼関係の構築といったことが問題になりますが、中世でもそれは同じで、対面での関係を築くかどうかが身分・地位に直接的に影響を与えるほど重大だったことが分かりました。文書によるやり取りでは認められなかったことが直接、対面で交渉することで認められたという話になるほどと思いました。

noguchi5rohgoya    reply

私は中学生だった頃以来中世について学んだことがなく、御家人についても「幕府と御恩と奉公で結び付けられたが、新しい土地の獲得が目的でない戦いが増えて幕府が御恩を施すことが困難になっていきその関係は破綻した」といった程度の認識しか持っていませんでした。その関係にface to faceという視点を持ち込んだとき、対面での交流の持った重要さについては我々の現在の状況からして驚きと多少の親近感すら覚えました。過去においては対面コミュニケーションを妨げたのは地理的な距離などでしょうが、それを感染症に置き換えたとき、実は類似性がこれらの間にあったのだと見えてきそうな気がします。

choi1125    reply

今では技術が進歩して離れていても擬似的な対面コミュニケーションができるが、それらがなかった時代に日本を統治するために試行錯誤を重ねていたことを知った。時代が下るにつれ実際に主従関係がないのに非御家人が御家人の役割を担っている実態などは教科書を読むだけでは分からなかったため、初めて知れて面白かった。

touko8230    reply

久しぶりに「御家人制度」「御恩と奉公」などといった言葉を聞き懐かしい気持ちがするとともに、高校時代に覚えた鎌倉幕府の隆盛を、このような視点を持って考察することができるのが興味深かったです。授業内では中世の文字史料を扱いましたが、『吾妻鏡』の勝手に官位をもらった人リストの記述など、今読んでもくすっと笑ってしまうようなものもあり、このように当時の人と人のかかわりを鮮明に描き出しているのが印象的でした。顔を合わせて築き上げる関係性と組織変更、それぞれが組織にもたらす安定性は性質の違うものですが、前者の重要性を再考するきっかけになる授業だったと思います。

坂上友紀    reply

face to face の授業に中世日本がどのように関連してくるのか講義を受けるまで想像もつきませんでしたが、中世における「御恩と奉公」が「対面」と絡められた内容で非常に興味深かったです。私は日本史は中学受験の知識で留まっていますが、それでも日本史(中世日本)を別角度からと得られることができ、楽しく講義を聴かせて頂きました。ありがとうございました。

dta28    reply

講義ありがとうございました。
私は日本史を受験で学びましたが、今回のように御恩/奉公の関係をコミュニケーションの面から捉えたことがなかったので新鮮な学びでした。身分にまで影響するほど中世の頃から意識されていた「対面性」が失われている現在は、極めて異質なのでしょう。ですが、コロナ禍の現在における人と人の関係性にも過去の時代に通じるところはあり、そういった側面を重要視すべきだというのは、今も昔も変わらないことだと学びました。

283ama    reply

鎌倉時代の御家人制度が、対面でのコミュニケーションを通じた主従関係の形成を困難にし、代わりに書面でのコミュニケーションを発達させたというのは非常に興味深いと思いました。鎌倉時代のこととなるとどうしても現代とはかけ離れたものとしてみなしてしまいがちですが、上記の流れは、コロナ禍によりオンライン上の新たなコミュニケーション様式が発展している現代と通じる部分が多くあることに気づきました。温故知新という言葉通り、歴史を様々な観点から見直してみることで、新たな発見を得られるのだということに改めて気付かされました。

mehikari18    reply

日本の中世の主従関係は、義務教育範囲内の知識しか持っていなかったため、今回の講義は初耳のことばかりだった。特に、主従関係が間接的なものから直接的なものへと変化したということは驚きだった。現在のコロナ禍では対面から非対面への変化が起こっているということを考えると、中世にそれと真逆のことが起こったというのは少し不思議な感覚である。

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