I Want to Learn How to Think Beyond Academic Disciplines

Vol.3 2021.10.20 Hajime ASAMA

Instructor

Hajime ASAMA

comments(最新2件 / 23)

taisei0303    reply

運動主体感という概念が非常に興味深かったです。ラバーハンド錯覚は、感覚は私たちの身体を超えうるものだということを示唆していていると思います。また、オンラインでの交流には体性感覚や実時間性が欠けているということに強く共感しました。目が合うことやお互いの身体的距離は、コミュニケーションを取る上で非常に大切で、オンライン上でしか会ったことがなかったクラスメートに、オフラインで会ったら一気に仲良くなったことを思い出しました。

face1030    reply

サービスロボットについての知見が得られました。コロナ禍において注目されている技術のようなので、非常にためになる内容でした。実感について説明されていたところが特に興味深かったです。機械の使用下で実感が欠けてしまう問題は、コンピューターなどを扱うことが多くなった今身近に感じられるものでした。ラバーハンド錯覚のように、簡単に実感を失えることには驚きました

q1350    reply

対人コミュニケーションにおいて、表現と感受のバリエーションが多様にある中で、ロボットが人間とのコミュニケーションを完全に遂行する事は、非常に難しいと改めて思った。しかし、コロナ禍で失われる体性感覚と、そこで生まれるロボットのニーズの話を聞いて、ロボットは物理的に人々の生活を助けるだけでなく、結果的には精神面においても有用であるとも思った。人々の生活をロボットがその道具的側面によって支えることで、直接的なコミュニケーションの支援が困難であっても、間接的にそのニーズを満たせる可能性があり、その点ではロボットのニーズはより幅広いものであると実感した。

samiru618    reply

介護で介護士や看護師の方の多くが腰痛を患っており、腰痛のせいで辞めていってしまうというお話を聞いてとても悲しくなりました。介護士が不足しているとよく言われているのに、解決策として現場にロボットを導入するという案を温かみがないからと一概に解除してしまうのは残念だと思います。今後日本でもノーリスクが普及するといいなと思いました。また、今回の授業で驚くようなロボットがたくさん挙げられていてとても興味深かったです。今後さらに驚く技術が使われたロボットがどんどん登場するのかと思うと少しわくわくしました。

sk0515    reply

サービスロボット技術と聞くと、効率の良さ(動き、大きさ、経済面など)が重視されるものだと思っていましたが、人の「実感」が非常に大切になるという話が非常に興味深かったです。コロナ禍で対面での交流が制限される現在、私はある程度の生きづらさや閉塞感といったものを当初感じていましたが、徐々に慣れてきました。ところが、この春上京して一人暮らしを始めてみると、人と会うことの大切さが感じられるようになりました。人と長く会わないでいると、やはり寂しさを感じるものです。人と会っているという「実感」は私たちに大きな影響を与えるものであり、サービスロボットにも「実感」が求められるのだということに納得しました。

ken0712    reply

サービスロボットと聞くと介護ロボットやペットロボットのようなものを思い浮かべていて自分にはあまり縁がないもののように思っていたが、実際に触れる感触や同時性を追求することにより実感性のある仮想環境を作り出すという話は、大学の講義がオンラインで行われていてあまり大学に通っている実感を持てていないという自分の状況に通ずるものがあったので、サービス工学の考え方がコロナ社会、ポストコロナ社会において重要なものだということが実感しやすかった。また、今まではなんだかんだコロナが終われば全て元通りの社会になるような気もしていたのだが、この講義を聞いて、ポストコロナ社会というのはおそらく今までの社会とは違っていて、自分もそれにむけて準備し適応していかなければならないのだということを自覚させられた。

tsugu851    reply

授業ありがとうございました。授業の中で特に、日本では介護にロボットがなかなか導入されないという話が印象に残りました。日本は欧米と比べて新しいものの導入が遅い、といわれることが多々あると思います。ポジティブな意味でつかわれることもありますが、概して日本人は保守的なところがあるのでしょう。今後、人間による介護と、ロボットによる介護が、どちらもうまく取り入れられていってほしいと思いました。

0326ema    reply

対面ではないコミュニケーションでは何が失われているのか、そして対面の価値を改めて考えるきっかけになりました。身近なオンライン授業一つとっても、やはり場の雰囲気が伝わりづらかったり視線が合わなかったり、相手の反応との間にタイムラグがあることによってコミュニケーションしづらいと感じることはよくあります。今回のお話を聞いて、今後どれだけ技術が発達しても依然として対面は要求されるだろうと思いました。また、人との接触でオキシトシンが発生することも、対面の価値を裏付けるものとして非常に有力であると感じました。とても興味深いお話でした。

yk0819    reply

ロボット産業がサービス分野において市場を拡大させていくという予測が、想像以上に急速なもので驚いた。たしかに、これから人口減少する中でコンビニ店員や介護職員や運転などを今までのように人間が行っていくのは難しくなるだろうし、筋力が低下する高齢者の割合の増加によりアシストスーツなどの需要の増加も見込まれるであろうからなるほどと思った。危険な場所での活動や感染のリスクがある医療行為などは、ロボットに任せることで人間への被害を減らせるため積極的にロボットの導入を進めるべきだ。また、なんでも人間にやってもらえれば満足というわけではないのはその通りで、ロボットは疲れないし、同一の行為を何十回と要求しても嫌がらないためその面でも導入には大きなメリットがあるだろう。
オンラインでは場の雰囲気と視線の共有が失われることは以前から気づいていたが、新型コロナの蔓延によって強制的にオンラインでの活動が増加し、この弊害をひしひしと感じている。空気が読み取れないことで困っている教員も多いと聞くし、私も同じ講義を受けている他の学生の反応を見られないことには大きなデメリットがあると感じる。オンラインではラグが生じなんとなく変な感じになることがあったが、それについての実験や科学的説明についても聴けてすっきりした。

283ama    reply

コロナ禍によって人同士の接触を避けながらサービスを提供する必要が生まれ、ロボット産業へのニーズがより幅広いものとなっています。これは容易に予想できることのように思いましたが、同じ医療分野においても、治療用ロボットだけでなく、消毒や薬、食事の搬送のためのものなど、想像以上に多岐にわたるニーズがあるのだということに気付かされました。
それと同時に、オンライン化やロボットへの代替によって失われてしまうものも多くあるということがわかりました。人同士の物理的接触の減少や、それに伴うオキシトシン分泌量の低下などが一例です。こうしたなかで、あくまで我々が生きている現実を大切にしつつ、遠隔技術を活用していくことが必要なのだと感じました。

lmn7    reply

サービスロボットについてのお話を通して、対面における人と人との関わりの重要性を再認識することができました。今まで、オンラインだけではなく対面の授業も欲しいなと何となく思っていましたが、その何となくが言葉になって合点がいきました。また、実感についてのお話も面白かったです。あらかじめ全てを予測することはほぼ不可能でありながら、できるだけ多くのことを予測することが求められるというところが、難しくも面白いところだと感じました。コロナ禍で生まれた新たなニーズに応え、今までの技術ではなし得なかったことを新たな視点から見つめなおすサービスロボットの技術や研究開発に、目が離せないなと思いました。

mhy2135    reply

ロボット最大の活躍の場といったらやはり製造ライン、というイメージを漠然と持っていたので、私の想像よりもサービス分野の規模が大きかったことに驚きました。また、zoomでの話し合いや交流の場が多くなった今だからこそ反応時間や間と身体意識の話にはとても共感を覚えました。ロボットと聞くと「人間ではない」「生きていない」という側面に注目しがちなように思っていましたが、対してそんなロボットを開発する立場の人々は徹底的に人間について知ろうとしている、というのが印象的でした。

L1F2    reply

「実感」という概念が非常に興味深かった。私はVRを楽しむことが多いが、視界に表示される仮想手が本当に自分の体の一部に思えることがよくある。これは、ボタンを押すときの指の形と仮想手の形がかなりの精度で一致するため、運動主体感があり、さらに、仮想手が仮想でものに触れたときにコントローラーが振動するという触覚的なフィードバックがあるからなのだとわかった。仮想空間で「実感」が欠落する最大の理由は触覚にあるのだろうが、この点が改善されれば、仮想空間で「オキシトシン不足」を解決することももしかしたらできるのではないかと思った。

gyoza0141    reply

サイバー工学という分野についてはあまり知りませんでしたが、サイバー工学というのは単にロボットを作ってあれこれするというだけでなくむしろ、より人間について知ることのできる分野だと今回の講義を通して感じました。ロボットには人間を超えられない部分があると同時に、人間もまたロボットにはかなわない側面があって、人とロボットがうまく共存できる世界を目指すことは物理的にも倫理的にも課題は多いですが、わくわくするものだと思いました。そのような世界は、個々人にとってのさまざまな障害が解決されて誰もが生きやすい世界になるのだと思います。オンラインでのコミュニケーションが盛んな時代にあって、オフラインでのコミュニケーションの価値や重要性が再認識されたのと同様に、ロボットが日常生活に根付いたり仮想空間が発展した時代には、それによって私たちの人間性が奪われるのではなく、むしろ人間の温かさがより大事にされるようになっていくのではないかと思います。

nv0824    reply

今回の授業でもあったオンラインによるコミュニケーションの弊害について、私自身も実感しています。オンライン会議サービスでは、自分自身がその人を見ていたとしても、その相手には私が画面のどこかを見つめているようにしか見えないのだろうなと思いながら話をしています。また、オンライン授業でディスカッションやプレゼンをするときも聞き手の顔色などを伺うことができないため、自分の声がちゃんと聞き手に届いているのだろうかと不安に駆り立てられます。このように今の段階ではオンラインによるコミュニケーションには大きな障害があると実感しています。

tugariz    reply

今回の講義で、コロナ禍でのオンライン化の進展により「場の雰囲気の共有」や「視線の共有」が失われコミュニケーションに制約が生じているというお話が印象に残った。オンライン授業などでzoomを使うと、便利な面もあるが、相手と目線が合わなかったり、カメラがオフの場合お互いの表情も分からなかったりして、戸惑いを感じていたことに思い当たった。このような状況が続くことで、講義の最後に言われたようなコミュニケーション能力の低下や責任感の欠如など「実感の喪失」が起きるのであれば、想像以上に危惧すべき問題だと感じた。

mehikari18    reply

現在、コロナ禍の中でさまざまな活動がオンラインになっているが、そのような状態になってから、なんとも言えない疲労感・窮屈さを感じることが多かったが、今回の講義を聞いて、運動主体感・身体保有感の低下やオキシトシンの不足がその理由なのではないかと知ることができ、なんとなく腑に落ちた。しかし、このオンラインが主体の社会は、空間の制約を最小化できるという大きな利点があるので、運動主体感・身体保有感の獲得やオキシトシンの分泌が、オンライン上でも可能になるような技術開発を進めることが大切だと思った。

sakasaka05    reply

私が今まで持っていたロボットのイメージは、人間にとって便利であるが同時に従来の人間の仕事を奪っていく可能性も持ち合わせた存在という程度でした。あまり介護やスポーツといった側面でのロボットの働きについては知らなかったため、今回サービスロボットの可能性を知ることが出来て非常に面白かったです。一方でロボットからは人間とのコミュニケーションであれば得られるであろう実感を得られないというデメリットも持ち合わせていることを同時に今回の授業で学びました。物には必ず二面性があることを意識した上でのサービスロボットの有効活用を今後望んでいます。

choi1125    reply

コロナの流行によって対面での活動が制限されるにつれてロボット技術の活用の需要が高まっているのにもかかわらず、日本では新しい技術の導入が遅く、介護などでもロボットの利用が日本では少ないというのを知り、もったいないなと感じた。
またオンラインでのビデオ通話において視線が合わないというのは大学に入ってから何度も感じた違和感であり、対面での経験をオンラインで行うことの難しさを再認識できた。今後どのような技術でオンラインでの関わり合いをより現実的なものに近づけられるのか、興味がわいた。

dta28    reply

講義ありがとうございました。
私自身ももちろん、オンラインでのコミュニケーションが主流になってから、コミュニケーションが「対面性」の有無によって大きく変わった印象を受けておりましたが、それが今回の講義で「実感」という形をもって言語化されたように思います。
また、オキシトシンが身体に当てる影響を考えると、新型コロナウイルスが身体に与える影響として、運動機会の喪失だけでなく、対面性の喪失をも捉えること不可欠であるのだと思いました。

touko8230    reply

サービスロボティクスという分野について恥ずかしながらあまり知識を持っていませんでしたが、講義であったように「ポストコロナ」の社会でより一層のニーズがあり、かつ私たちの生活での大きな手がかりを与えてくれる分野だと理解でき、本講義で具体的なイメージを持つことができとても良かったと感じています。
お話の中で最も興味深かったのは、サイバネティック・アバターという技術の開発です。サービスロボティクスという人間の活動を手助けするロボットとは異なり、自分自身となるロボットが存在するという意味で非常に異質なプロジェクトのように感じられました。ロボットが運動主体感・身体保有感を持つのであれば、現在オンライン上で得ることが難しい「実感」を、われわれが外部空間に出ることなく得られるようになる日も近いのかもしれませんが、そのような「実感」には非常に抵抗感があるのが正直なところです。

jacky07    reply

恥ずかしながら今回の講義を聞くまで介護の分野におけるロボットの貢献については詳しく知りませんでしたし、自分からも縁遠いものだと考えていました。
しかし、コロナ禍を通して物理的な接触機会が奪われる経験をし、また今回の講義を受けて、人間同士のふれあいの重要性を実感し、被介護者と一部の経験を共有することで多少は介護という領域を身近に感じられるようになったと思います。
ロボットが腰痛などの介護士の負担を軽減しうる段階まで進歩していると分かったので、これからの動向にも注目しようと思います。

DonnyHathaway21    reply

貴重なご講演ありがとうございました。
質疑応答の中で、ゆくゆくは現実のをAIやロボットに置き換えればいいかという質問に対して、私はそうは考えないと否定なさっていたのが意外でした。というのも、私の勝手なイメージですが、ロボットテクノロジー研究者というのは人間を疎外して機械化を進めているというような印象があったからです。(失礼で申し訳ありません)しかし、その研究の視点は常に人間に置かれているというのが先生のお話からわかり、誤解がとけました。ヒトとヒトとの関わりをより有機的に繋ぐロボット技術の発展を望んでいます。

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