特設講演
Date: 2014/03/27
刈間 文俊
映画と字幕翻訳

概要
映画の字幕をどう作るのか、吹き替え用と違い、字幕用の翻訳は字数に制限があり、たんなる要約とは違う工夫が求められる。監督の意図を汲み取り、限られた字数のなかでどのように翻訳を「演出」すればよいのか、具体的な作品を例にあげて、解説してみよう。あわせて字幕の歴史や日本と中国の違いなども紹介してみたい。聴講する学生は、事前に例題を用意してあるので、自分で日本語字幕を作っておいてほしい。
日時
3月27日(木)14時(CST)
場所
南京大学仙林キャンパス外国語学院(僑裕楼)405
[講演者紹介]

刈間 文俊
東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論)。専門は、中国映画史、中国現代文芸。
1983年東京大学文学部中国語中国文学科博士課程修了。1980年代以降の中国文芸に関心があり、新しい文化状況を追いかけるとともに、サイレント時代の中国映画にも魅力を感じている。これまでに中国映画の字幕を100本近く手がけてきた。
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