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第3回 10月10日

食の人類学・民族考古学-狩猟と肉

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rika0817    reply

狩猟という生活スタイルを長く共有し、共通した獲物や自然環境に適応して行くなかで、罠や動物祭祀に共通性が見られるようになっていったことも面白いが、その記録を取るために、山の奥に赴いて一緒に現地の人と生活をするというあり方も面白いと思った。このように書くと民族学者を面白がっているみたいで何だか失礼だが。
食に話しのフォーカスを戻すと、食べることは生きることであるなどという手垢のついたフレーズを思い出した。考古人類学的に見れば、人間はずっと食料を求めていたし、それが社会の基盤にあった。しかし、今は食料を得るために人生の大半を捧げる必要はない。それどころか、働くために食事を簡便にするということも平気でやる。労働≠食料の獲得となっていることがわかる。となると、必竟、生活と労働も分かれるのだろう。などと考えていると、第一回の講義でも話題になったが、第一次産業はGDPの1%ほどしか担っていないという話しも思い返される。700万年スパンで見れば食べることは生きることであり、それは社会の中にあった。それが一万年スパンでみると、もしくは19世紀からの200年強スパンでみると、(様々なスパンに視野を設定できることが楽しいし、その視点を得たのがこの講義の最大の成果の一つだと思うが)食の社会性が多分に残ってはいるが、幾らか脱色・換金されたかもしれないと思った。

tomii1227    reply

私たちの進化の歴史から、狩猟は重要な文化であり、肉食やそれにまつわる文化・伝統は非常に大切であることが分かった。また、文化圏ごとに狩猟の対象や儀式が異なることも初めて知った。そうした伝統を保存・継承していくことが難しい昨今、考古学などの学問による研究で掘り起こすことが必要だと感じた。

iwa1023    reply

今回の講義では、人類と肉食が切っても切り離せないということを実感できた。特に、肉食がトリガーとなって生活様式を変えて行く過程は、肉食がなければあり得なかった論理がすっきりと通って行くのを解説で聞き、納得することができた。

また、狩猟の方法や手段が研究上での大きな手がかりとなっていることも理解できた。あまり変化しない動物を相手にする狩猟については、現在の狩猟システムから過去を想定できるということや、狩猟と採取の方法を比べることによって法則性を見いだせるといった部分は、非常に興味深かった。

Saki0204    reply

まず、この授業は考古学ということで、人類の祖先の話が印象的であった。ヨーロッパでは旧人と新人は存在時期が被っていないが、アジアでは原人から新人までかなり時期を被せて生活していたことに驚いた。これは人類の進化が南から北へと広がっていったこと示しているのだろう。また現在でも残っている狩猟採集民族についての調査で、南の方が採集が多く北の方が狩猟が多いというのも、今まで考えてみたことはなかったが、言われてみれば納得である。食という観点で考えたとき、過去の狩猟採集民時代の生活を振り返ってみることはとても有効だと感じた。脂肪は蓄積されやすく、ビタミンは蓄積されにくいことの説明がとてもしっくりくるからだ。一方で、炭水化物を多く摂取するようになった現代人の体の構造は少しずつでも変化していないのか、少し疑問に思った。

kyomasu0616    reply

私達人間は、肉食をすることによってエネルギーを補給し、活動を発展させたことがよくわかった。

ilovefood7    reply

人類がどのように食と関わりながら歩んできたかよくわかった。特に狩猟に際する人間の行動や、狩猟のための道具について具体的にお話をしていただき、とても興味深かった。

Keisuke1014    reply

肉食という言葉で私が思い描くイメージは、現代の養殖された家畜の肉を食べるなんとなく奢侈的なものだった。しかし、そもそも肉食というものが、現代人の祖先であるホモ・サピエンスの生存戦略であり人間の根源的な文化であるということを知った。マタギという存在をあまり知らなかったので明治期という近代に多く存在したということに驚きを感じた。祭祀、農業、狩猟と四季によって活動を変化させるマタギの生活にも当時の文化的営みの一面を垣間見るような感じがした。食が文化と強く関わっているのだということを改めて感じた。

taku98    reply

初期の研究では、人類が最初に出現したのがアフリカだとは全く考えられていなかったことと、その背景に進歩史観的な考えがあったことが意外だった。
肉食の開始が身体構造を変化させたが、農耕の開始は脳や身体の作りに影響しなかったのかと疑問に思った。
5つ目のスライドに、炭水化物が「栄養学的には重要だが身体的には非適応的」とあるが、どういう意味なのかよく分からなかった。同スライドに、「集団の社会構成の原理は、基本的に狩猟集団の構成原理を踏襲」とあるが、狩猟集団の構成原理とはホームベース戦略を行う集団の性別分業のこと、という理解でいいのだろうか。
世界各地の罠猟などの手法が類似していることが示され、その理由は動物の生態は世界共通であるからだ、と説明されたが、罠に使う木材などの資源が貴重な地域では手法が違ってくるのではないかと思った。

Umay9002    reply

人類がアフリカ発祥であることが確定したのは第二次世界大戦後と比較的最近であることに驚いた。先生が「進歩史観」の問題で触れられていたように、ある特定の価値観に縛られていると学術研究は停滞するということを改めて理解した。

becky828    reply

私たちが食べ物の中でも特に肉をおいしいと感じて好んで食べるのには人間の進化と関係があることを知り、進化は嗜好にまで影響することに驚きました。大脳はエネルギー消費が激しく、植物食より肉食の方が効率的なため、人間は肉食へと進化したとありましたが、中世や江戸時代の日本では農民や僧侶は肉を食べれず、なおかつ2食だったようなので、例外的なのでしょうか。現代でもヨーロッパのベジタリアンやアジアの宗教的に肉を食べない人々がいるので、それらの文化では代わりに何で補っているのか気になりました。

ren9muni    reply

人類の起源から始まり、いかに肉食というのが人間にとって切っても切れない関係であることがよくわかりました。特に、肉食性を得たからこそ失った形質や文化レベルの変化が興味深かったです。また、今まで全く触れたことのなかった現代の狩猟についても多く学べてよかったです。

nas123    reply

前回の授業の食とITという現代的な内容から打って変わって、今回はかなり古くから行われている狩猟についてだったが、大脳の巨大化など肉食が人類の進化に与えた影響の大きさから、肉食に必要であった狩猟の重要さを知った。動物の行動生態が世界で共通であるということから、狩猟のための罠や仕掛けなどは多く全世界共通の特徴が見られるというのが印象に残った。世界の各地で様々な人々が長い時間をかけて試行錯誤を繰り返しながら技術を発展させていった末に、一様の完成形にたどり着いたというのは非常に興味深いと思う。今回の授業ではあまり狩猟と祭祀の関係について触れられる時間が少なかったが、祭祀の対象となる動物の法則性についてやその理由についてもう少し詳しく知りたいと思った。

okayu0523    reply

 数百年前の類人猿から人類への生物学的な進化がここ数千年の人類の社会的な進化に多大な影響を与えているという考えは非常に興味深いものだった。現在の人類は肉食動物や草食動物という言葉では表されず、雑食の生き物であると耳にすることが多い。そのような中で、人類は類人猿による樹上生活をベースとした植物食を主として行ってきた一方で、のちに肉食が始まったということは初めて知った。また、現在主としてエネルギー補給に用いられている米や小麦などの炭水化物も、本来的には人間の体に即していないものであり、これによって「人間は炭水化物を食べて生きていくものだ。」という一種の日常的な思い込みからも解放された。さらに、肉食の開始により大脳が巨大化しネオテニーなどの生物学的進化を遂げ、それが最終的には社会の中での男女の分業に繋がっていったというのも、高校の世界史の教科書に「社会で分業が開始された」という簡素な言葉とは異なり、人間社会の大きな変化というものが感じられた。
 しかしながら、本来効率的なエネルギー補給を目指して開始された肉食が、現在では不規則な食生活を生む一因となり、世界中の人々に生活習慣病を患わせているのは大きな皮肉である。他にも数多くの要因があろうが、「人間は本来的には肉食を好み、脂肪を蓄積しやすい」という科学的知見が十分に共有されていないこともまた問題であるだろう。科学的知見を十分に普及させることも課題であるように思われる。

naga2018    reply

ウデへやマタギという名前は知っていたが、彼らが実際どのような狩猟、生活をしているのかはほとんど知らなかったので、実際に使われている道具や罠、動物の写真を見ながらその生業について学べたのがとても良かった。特に、罠はどれも非常に工夫された構造、仕組みをしていて、山や動物の生態を知り尽くした狩猟民にしか生み出せない代物であるなと感動した。また、異なる民族間においても対象とする動物の生態が似ていれば、罠は類似した構造をもつというのは興味深かった。

daiki7141    reply

肉食が人間の文明の発展に寄与したという考えは新鮮で、また、納得できるものでした。もともと菜食だった人類が供給が不安定になりがちは肉をいかにして安定して手に入れるか苦心したことはが後に植物の栽培といった形で野菜や果実の更なる安定供給に繋がったことを考えると、太古の人々は肉食の概念を手に入れたことで、かえってバランスの良い食事を口にしていたのでしょうか。しかし、現在では一部先進国などで偏食が問題となっています。肉の供給が狩りではなく家畜の飼育に移行したことで、野菜畑の面積が減り、輸出用の飼料穀物の栽培が増加し続け、偏食に拍車がかかることが懸念されます。肉食から発展してきた技術開発により、この問題にも解決の糸口が見出されることを願っています。

松本 剛    reply

人間と肉との関わりについて、ホモ・サピエンスの脳が多量の栄養を必要とする器官であるという理由から、人々は肉を獲得するために様々な「罠」を仕掛けるなどしたということを、丁寧に学びました。世界各地に点在する「罠」が共通点を多く抱えているということが興味深く、どこの人でも思いつくところは結局同じだったんだなと、感動のような気持ちになりました。何より、私たちの先祖が「狩猟」といった活動を通じ獲物を捕らえ肉を食らっていて、いまでも肉食という伝統が続いているということを思えば、日々の肉が美味しく感じられるようになりました。

hoku125    reply

 人類の歴史において、大脳が拡大したことと肉食になったことのどちらが先かはわからないが、肉食は非常に大脳の維持にとって効率的であり、かつ肉食になったことによって摂食以外の社会行動に時間を割くことが可能になったというお話だった。大脳の巨大化と肉食、その二つを関連付けて考えたことがなかったのではっと目を開かされた感があった。また、現代人の身体構造が狩猟採集民時代の適応構造をとどめている、というお話も非常に興味深かった。滅多に摂取できなかった脂肪はいくらでも体内に蓄積されるということや、炭水化物が身体的には非適応的であるということ(なぜならば、炭水化物の主な入手手段である農耕は、たかだか1万年前以降になって新しく開始されたため)など、なるほどそうなのかとうなずける。また、定住は比較的新しい概念で、本来の人間の身体構造には適していないという議論もあるという。このように、考古学の視点を現代の私たちの生活に取り入れて考えてみると面白い発見があるのだと知った。
 また、佐藤先生は世界の様々な地域の狩猟を観察なさったそうだが、まったく違う地域で同じような狩猟の方法を持っているというお話にはわくわくした。同じようなタイプの獣について異なる地域の人々が同じような捕獲方法を考え付くということに、人類の普遍性を感じる。私たちは、たとえ人種や言葉が異なっていても、互いに同じ人間としてこの地球上に暮らしているのだ、ということを狩猟という観点からも認識することができそうだ。
 狩猟をする、ということは「生き物の命を奪う」ということであり、だからこそ世界各地の狩人たちは、自分たちが狩る獣たちを神として信仰してきた。命を奪う対象を同時に崇め奉る、という考え方は一見矛盾しているように思われるが、その根底には命をいただくことへの感謝の気持ちが深く根付いていて、生きとし生けるものすべてへの愛が感じられる。また、そこには「自然にしたがって生きる」という狩猟の本質が現れている。佐藤先生は、農業を狩猟と対置して「自然を改変する」ものだとおっしゃっていた。私たち人間は自然の中で、かつては自然に従って生きていたが、今は自然を改変するという側面が強まっているように感じる。日本の里山など人の手が入ってこそ維持しうる生態系(自然)も多々存在するのだが、そうはいっても人間が自然にかけている負荷があまりに大きくなっているのではないか。私たちも自然の一部であり、自然に生かされているということを忘れてはならないと感じた。
 これから先の世界を考えるということは、今までの世界を見つめなおすということなのだと改めて学んだ。というのも、現代に生きている私たちが今ここにいるのは、遡ってみれば誰かしら祖先がいたからであり、そうしてどんどん昔へと辿っていくといつの間にかサルの仲間だったころにたどり着くはずだ。今の私たちの種としての習性は、そのころの経験から形作られたものであり得る。そのことを考慮にいれて、これから先の未来について考えていきたいと思う。

411haruki    reply

狩猟と肉が人類の進化と密接不可分な関係にあることが分かる興味深い講義であった。北方で発達した狩猟は、初期には人間の身体構造、後には文化信仰や交易発展に影響を与えていたのだった。
 また、授業の後半では、教授が自身のフィールドワークをもとに、地域毎の狩猟形態を自然環境や慣習と結び付けて個別具体的に解説して下さったため、それまで抱いていた「狩り」に対する漠然としたイメージが幾分明確になったように思われた。
 厳しい条件下での生存をかけて工夫を凝らすという先人の知恵が垣間見ることができた。

ayane0212    reply

普段何気なく食べている肉ですが,人類発現の際の初期人類は草食であり,進化の過程で肉食に移行し,それが人類のからだの作りや生活様式が変わっていったというのは大変興味深かったです。そして,現代の人類にも狩猟採集時代の生活に適した体の構造が残っていることから,現代人の悩みのタネとも言える「脂肪の蓄積」とか「炭水化物ばっか食べていると太る」などといった現象が説明でき,大昔の人類の生活が今の人類にまで大きな影響を及ぼしているんだなと感動しました。大昔の人の生活の研究をすることは,直接今の私たちが抱えた食や健康の問題につながるのが凄いと思いました。

lily722    reply

狩猟と肉、というテーマで食の人類学・民族考古学についてお話しくださった。
人類が進化する上で効率よく栄養を摂取するために肉食が開始されたことなど、人類学と「食」のつながりが強いことを実感できる話をいくつも聴くことができた。
食べる、ということは命をいただくことである。しかし現代を生きる我々は、どちらかというとなかなかそれを意識しづらい環境にあると言える。命をいただく、ということを最も実感できるであろう「肉」も、それが自分たちの元に届くまでの過程(屠殺、解体)を生で見る機会はほとんどない。「狩猟」と聞いても、概念として理解はできてもイメージはなかなかしづらい。
講義では、豊富な写真資料によって、狩猟がどのように行われているのか、また狩猟に伴って発達した道具や文化について、イメージとともに知ることができた。
人類学・民族考古学はどちらかというと自分は疎い分野であり、正直あまり興味もなかったが、比較的興味を持っている「食」とこの学問分野が非常に強い関わりを持っているということが分かったので、「食」という切り口からもっとこの分野について学んでみたいと思えた。

Gooner0919    reply

食に限らず、動物の多様な利用を狩猟を中心に聞くことができ勉強になりました。人類の最初期における狩猟から現在の世界各地の狩猟の目的や方法の共通点、相違点がよく分かりました。信仰や儀式と狩猟の結びつきが特に興味深かったです。

fuya0469    reply

進化論的観点から現在の食生活を見直すという視点は今までの自分にはないものでとても新鮮でした。また、ある種最も身近な行為である「食」が非常に長い歴史を持つということを再認識しました。肉食が人類の進化に大きな影響を与えているという事実も自分にとって新たな知見となりました。ご講義ありがとうございました。

bnk258gi    reply

人間が進化していくなかで肉食が様々な影響を及ぼしていたというのが非常に興味深かった。
また、人間の身体が肉食に適応的というのも興味深く、現代に生きる我々が肉を好んでしまうのは狩猟採集民時代の名残なのだと思うと、やはり生物というのは祖先の影響を受けているんだなというのが感じられて感慨深かった。

yutoun28    reply

まずはじめに、初期人類はもともと現在のように雑食(肉食)ではなく、果実や植物を食していたという考えれば当たり前の事実に驚いてしまった。そのほかの生物種で、進化とともに食性が変化した例を聞いたことがなかったからである。大脳の巨大化やホームベース戦略を可能にしたものとして肉食が重要な役割を果たしていることには非常に納得し、その合理的な進化の仕方に驚いた。
また、ウデヘ人に特異的な狩猟方法の賢さには非常に驚き、かつ、このような生活形態が文化的・社会的な「慣習」や知識・技能の「獲得」によってなされていることに改めて驚きを受けた。ホモ・サピエンスという同じ動物種でありながらも地域によってまるで異なる狩猟方法をとり、しかもそれらは遺伝子に組み込まれたものではなく後天的に獲得されたものである事実が、人間を人間たらしめるのだと感じた。

kensugawar@food2018    reply

肉食を開始したことが現生人類の行動様式の形成過程ほとんどに影響を与えたというのは興味深い事実でした。もともと果実・植物食だった人類が肉食を始めたからこそ巨大化な大脳を維持でき社会的集団を作って集住を始めるようになって、これが現代社会の基礎になっているのは間違い無いですが、考えてみると今でも肉食は私たちの社会の一大トピックであり続けています。肉食について、肉を他国との貿易で手に入れると貿易問題や関税交渉といった問題に結びつきますし、肉1kgを生産するのに必要な仮想水や仮装穀物を計算し、水資源の枯渇や食糧不足の観点と結びつけて考えたり、肉を食べることで健康になれるのか、それとも不健康になるのかといった議論が行われたこともありました。「肉」はあまりにも身近であることから普段真剣に考えることの少ないテーマではありますが、そのような単語ひとつとっても人類の最初期の歴史まで遡って研究することができるというのはいい気づきになったと思います。

s100horn    reply

狩猟をメインテーマとした講演を聞いたことは今までになかったので、非常に興味を持って聞くことができました。狩猟の際に使う罠や道具などについて写真や図を用いて解説してくださり、それまで空想でしかなかった狩猟が、現在でも実際に行われている地域もあるのだということを改めて理解することができました。この講演を聞くまで、狩猟はただ漠然と野蛮な行為であるとしか考えていませんでしたが、講演を聞いた後は、それが人間の進化とも密接に関わりあう、人間の知恵が存分に生かされた営みであるのだということがよくわかりました。

akanexwx    reply

狩猟の仕方が全世界共通だということに衝撃を受けた。国々で文化や言葉は長い年月のうちに異なってしまったが、その根源に共通するものがあるのではないかと思ったりした。

leo@food    reply

肉を取るために狩を行い、実際に食べるという行為が始まったことにより人間の進化が始まったという内容は、人類と肉食は切っても切り離せないという関係に気づかされました。また現代社会においてもある意味で原始的な方法(しかし効率的な方法)で狩を行なっている地域も多々あり、その実際の器具などの説明は非常に興味深かかったです。

Rakim1099    reply

人類の発達についての話は、最近”サピエンス全史”を読了し、最近は続編の”ホモ・デウス”を読んでいたことから興味があったので、そのあたりの話をもっと深めて頂きたかったです。とはいえ、狩猟や皮革製品の話も興味深かったので、楽しい授業でした。

take@food30    reply

脳容積の変化と骨盤の変化の関係性の話がとても面白かった。体の内部で完全に成熟させると生むことができないから、胎内を体の外部まで拡張して、社会的胎内で育てるという発想が出てくる点に生命の面白さを感じた。また肉が美味しいと感じるのはエネルギー源として重要だから等々の話があったが、農耕が始まって100万年経つ頃には味覚はどのように変化していくのか気になった。ビタミンを蓄えたりできるようになるのだろうか?それとも人類はこれ以上生物としては進化しないのだろうか。

n2018o    reply

講義ありがとうございました。
始めにで申し訳ありませんが、講義室外の機械音等のせいで所々教授の声が聞き取れませんでした。なので、今後マイクの使用を考えていただけると幸いです。
人類の起源がアフリカであることが確定されたのが戦後だと聞いて驚きました。私たちはさも当然のようにアフリカが人類の起源であったと習っていましたので。人類の起源がアフリカであると早期に認められないことに、人種差別だとか、優生学だとか、そういった(私にとってはくだらない)ものを感じました。
恥ずかしながら、脳が人類より大きいネアンデルタール人よりホモ・サピエンスの方が知的に高度である(とされる?)理由を初めて知りました。ネアンデルタール人の発達した運動能力について詳しく調べたくなりました。
植物だけ食べて大脳を維持するにはどうすれば良いか、というお話で、草食動物のように数時間食べ続けなければならない、というのはあっけに取られました。私が聞き逃していたのかもしれませんが、ベジタリアンの方々はどうなってしまうのか、と思わずにはいられませんでした。
小さい子の頭を叩いてはいけないという話は有名ですが、理由をしれてよかったです。
初めの人類学の話が長く、もう少し食に関わるお話をたくさん聞きたかったです。
色々な地域の狩猟の形、使用される道具や、地域の狩猟の生活や傾向など、詳しいお話や実際のお話を聞かせていただけて、とても興味深かったです。狩猟道具は、私が思っていたよりも天然素材のものが多く、ニュースで街中の害獣捕獲に使われるような金網があまり出てこなかったのが印象的でした。
ビタミンC を毎日取らねばならず、脂肪は体に残ってしまう理由も、驚きでした。現在の食生活は太りやすく、十分な量の野菜を毎日摂取することは難しいので、かつての人間を恨みたい気分になりました。
狩猟に関して、動物の毛皮採集などで、動物愛護のお話に触れられなかったのはなんとなく意外でした。
食以外の目的の狩猟についてどうお考えなのか伺って見たかったです。

toriimo0817    reply

何の偶然か分かりませんが、つい最近「人間って本当に肉が好きだなぁ」と感じることがありました。今回の講義を聞いて、それは人類の歴史に照らしてみても正しいことだったのだと気付きました。
ただ、これまで「人間が他の動物を食べる」という単純な関係にしか目を向けたことがなく(さらに言えばその関係性については何の疑いも感想も持ったことはなく)、「人間が肉を食べる行為そのものの意義」については考えたこともありませんでした。
しかし「肉食をすること」はすなわち「狩猟をすることにより家族や道具を作るために頭を使うこと」であり、これが人類が文明を持つ原因であるとの説明がありました。以前に考えたこともない新しい知見で、深く印象に残っています。
動物を狩って食べることが各地域での信仰にも影響を与えているようですが、これも、肉食と人類の文明の進歩との関係の1つだと分かりました。
世界中にヒトは居住していますが、その各地で同様の狩猟が行われているということも、肉食が人類に普遍のものであるということをよく表していると感じました。
現在も人類は肉食をしていますが、多くの場合は家畜として動物を育てています。ジビエのようなものも残ってはいますが、今や肉は「獲るもの」よりも「育てるもの」という印象が強いです。家畜の飼育により、安定した栄養供給が可能になるのだとは思いますが、原始的な肉食の習慣にも目を向け、単なる栄養摂取にとどまらない、肉食のより根本的な部分にも目を向けてみたいと思います。

m0e0g    reply

他の生物は生後すぐに歩けるのに、人間は生まれてから数年は自分で何もできないのに、地球上で最も繁栄しているのは不思議に思えました。
しかし、あえて未熟児で産むことで頭を大きくして、高度な社会性や生存戦略を実現可能にする事で、集団を作り未熟な子供を守りながら分業して生き残っていたというのは生き残る上で理にかなってるなと驚きました。
狩猟をしていない現代人の暮らしや体質もダーウィン医学に見られるように、一見関係なさそうな狩猟採集生活の影響を受けており、同様の獲物を狩猟していると、集団の罠などのシステムや食生活も共通性を持つようになると行った風に、狩猟が文化を規定しているというのは意外ですが納得もできるものでした。

yariika26    reply

先日投稿したコメントが反映されていなかったので再度失礼します。
肉を食べ出したことにより人間の身体構造は大きく変化し、社会のあり方も変容した。そこから本能的に肉を求め続けてきて、今に至っても確かに肉嫌いな人は少ない、といういままで考えたことのない角度からの知識が得られた。こうして古代の先祖の食生活が現在の人間の食と身体を規定しているのなら、遠い未来の人間のそれも、今からは想像できないものになっているかもしれないと考えた。新たな食料源を見つけている可能性がある。

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