跳出思维框架

第13回 01月09日

「嘔吐の知」の可能性

评价内容(最新2件 / 22)

daiki7141    reply

今回の講義では、医学と文学という対極的とも思える分野の専門家の対談という形になっており、新鮮だった。しかし、自分の理解不足かもしれないが、食や嘔吐に関する話はあまり多いようには思えなかった。最後の、フィクションを読むには訓練が必要だという話が大変興味深く、SNSなどで他人の実生活を目にし、また読書の習慣が薄れている近頃は、人々にとってフィクションを読むことが困難な時代とも言えるのではないだろうか。また、途中で病院に頻繁に来る患者は不安耐性が低いという話があったが、医者にとっては迷惑だとしても、そのような人々の方が長く生き残るのではないかとも思った。

tomoko0422    reply

全く異なる分野の教授が共通のトピックについて専門分野から対談しているのを直に見ることができるのはとても貴重でした。摂食障害のみの授業と文学から胃病を考えるという授業を経て最終回にこの講義を聞いたので、まさに様々な分野から「食」というトピックを考えるこの授業にふさわしいものだったと思います。大学に入ると自分の専門分野しか勉強しなくなりますし、前期教養の今でさえも文系の私はほとんど文系の学問にしか触れず、興味を持つのも文系の話なので自分から自分の知らない分野を調べようともしません。この授業はあらゆる分野の教授が自分のそれぞれの興味をどう研究していくかということを教えていく授業でもあるというお話を最後に聞いて、毎週水曜5限に出席してよかったと思いました。私は自分の興味のある分野を模索する中でこの授業を履修したので、研究のプロの方々の興味の探求の仕方は前期課程にある私にとって重要な財産になりました。

akanexwx    reply

文学と医学という一見かけ離れた分野の教授から一度に話を聞ける機会は少なく、とても印象に残る講義でした。文学という創作作品を医学的な立場から見ることに抵抗を感じましたが、よく考えると、文学作品というものには作者自身の体験や日々の生活がにじみ出ているものが多く、そう考えると文学作品を単なるフィクションや創作ととらえることが狭い見方であったのだと思いました。

m0e0g    reply

嘔吐が文学において抑圧の臨界点で起こる無意識的な身体的シグナルとして象徴的に扱われるように、現実の摂食障害でも浄化したいという強迫観念から意識的に吐く人だけでなく、不快な時に吐いてスッキリするという経験から無意識に嘔吐を不快感や抑圧から解放
される手段として報酬系に認識されて身体的に嘔吐を欲するようになるなど、意識の有無にかかわらず嘔吐を心身が欲することがあるにもかかわらず、医学的に異物を食べた時以外には嘔吐が短期的にも長期的にもメリットがないという事実から、心身相関が人間に必要だから備わっているというわけではないのかもしれないと思いましたが、逆にこうしたデメリットに勝るような心身相関による長所があるからこそ残ってるのかもしれないので、先生がおっしゃっていたように、なぜ心身相関があるのかをいくつかの例だけから見て判断するのは難しいんだろうなと感じました。

nas123    reply

医学と文学という全く異なる分野の先生が、「食」という一つのテーマを巡って対談するのを聞くことができ、大変興味深かった。心療内科では患者の合わせつつ客観的な見方を維持し、その方法を身につけるためにトレーニングなども行うが、文学研究でも作品にのめり込むだけではなく論文とするために客観的分析も行うなど、思わぬところにも医学と文学の共通点があることを知った。それだけではなく、医学的には心理的ストレスが胃に影響するという事実はあるにも関わらず、文学的視点に立つと中国の文化には「胃弱」を表す言葉が存在しないなど、単純に医学と文学が結びついているわけではないという部分も面白いと思った。

Saki0204    reply

全く異なる分野の先生方が同じ質問に答えているのは初めて見る光景だったのでとても興味深かった。似ている点も全く異なる点もあったのでおもしろかった。このような授業スタイルを他の授業でもやってほしいと思った。

yutoun28    reply

臨床医療と文学分析という、一見かけ離れたお二人の専門家による対談であった。大枠としては、文学作品の中に見られる「胃弱」や「嘔吐」に関連する表現や状況描写が、実際の医療現場では観測されるのかという観点で対談が進められて、意外と実際の現場とは乖離があることを知った。しかし特に興味深かったのは、「メンタルに大きなストレスがかかった際に胃が食べ物を受け付けなくなるのは非合理的な仕組みではないのか」という主旨の阿部先生の質問に対し、「胃による消化以外の優先度の高い期間にエネルギーを使用するという説がある」という主旨の吉内先生による回答である。このように、文学作品における現象や描写も、医学的に分析してみるとまた新たなリンクが見えてくることがあるというのが面白かった。

Keisuke1014    reply

一つのテーマについて二人の異なる分野の専門家が違う切り口で話をするということがこの講義全体を象徴しているように思え、とても面白いと感じた。一方の先生の仰ることからどんどん話が発展していくところも見られて良かった。今回は二つの切り口の相互の関係性が見えづらく、もう少し関連の深いものであれば良かったのではないかとも感じたが、こういった対談形式の授業自体はとても興味を引くものであって、このような授業がもう少しあってもいいと思った。作家が文章として残していることが実際の医療の現場でも見られるということが改めて確認できたことが良かった。

fuya0469    reply

精神医学的観点と文学的観点という全く違うジャンルから「食」を考えるという試み自体が非常に興味深く感じました。このように一つの対象に対して一見関係性が乏しいような観点に着目するというアプローチの方法は今後に活かせるのではないかと思いました。また嘔吐についてはストレス回避や一種の快楽として捉えられるという解釈が非常に新鮮に感じられました。ご講義ありがとうございました。

iwa1023    reply

今回の授業は医学×文学というなかなか聞く機会のない対談形式の授業だった。聞く前は共通点などほとんどないだろうと思っていたが、文学者は文章に接するトレーニングを、医者は患者に接するトレーニングを行なっており、どちらも見ている対象によって体調が影響されるという意外な共通点もあった。

学術的な話ももちろんあったが、素朴な疑問に対して先生同士の意見を聞いたり、先生方自身の経験を聞いたりするなど、授業という感じよりもむしろ広く話を聞くことができとても新鮮だった。

tomii1227    reply

医学的見地からの「嘔吐」の歴史や原因、そして文学的観点からの「嘔吐」の文脈中の前後関係や表現の歴史を突き合わせるという、理系×文系の斬新な組み合わせで大変興味深かった。
単に「嘔吐」と一言に言っても、患者側の視点と治療者側の視点、あるいは作家側の視点と読者側の視点が存在し、多角的に議論することができる。今回の講義はそれをまさに体現したと言え、私たちに多くの見地を与えてくれた。

yokamoto9858    reply

1つの問題に関して異なる分野を通じアプローチをするということでその問題の興味深さが増したと思う。1つのことであっても様々な切り口から見る大切さがわかった。

ilovefood2    reply

白先生もおっしゃっていましたが、専門分野が異なる2人の先生が食というテーマについて、「実際の現場から見た食に関する不調の現実・文学作品から見た食に関する不調」というそれぞれの切り口から検討する対談というのが斬新で面白かったです。
患者や文学作品と接する時にあえて距離を置くということなど、お2方のスタンスの中で共通する部分があったのが興味深かったです。

411haruki    reply

本講義は、心療内科の吉内先生と、英文学者の阿部先生が、以前各々の講義で解説された内容を踏まえ、摂食障害に対する人間の感情や行動を緻密に議論なさっていた。
お二方の対談に耳を傾ける中で、摂食障害の大きな一要因が「嘔吐の快感」に存することや、文学において好ましくない事柄が理論的な裏付けを欠く神や宗教と結び付る形で言及されがちであることを知り、現在においても、人間は無意識に非理性的なるファクターに自身の感情をゆだねてしまう生き物であることを改めて気づかされた。
そして、相手の様子を入念に観察することで、対象を分からないまま受容する能力の研磨と、その対象から救われるという経験をするという両者の共通点を、90分という短い対談の中で抽出されたお二人の知見に感心した。(もっとも、医師の場合、患者に感情移入しすぎてはいけないとされているらしいが。)
心療内科と文学という全く異なる分野から、「食」を起点とする人間の心の在り方を議論されていて、大変貴重なお話を聞けたと思った。

muni9ren    reply

今回は異分野の専門家の対談、ということで一般的な大学講義には無い良さがあった。講師が一方的に知識を与えるのではなく、講師の御二方が同じトピックについてそれぞれの意見を述べることで、相対的に主題を捉えることができるように感じた。具体的な講義内容については多少難解な部分があったが、それも今回の授業形式によって和らいでいたと思う。

kensugawar@food2018    reply

今回の講義は唯一の対談形式で、文学的に見た嘔吐のイメージと医学的に見た嘔吐のありようについて交互に説明を受けたが、なかなかない講義を聞けて面白かった。当初は文学的・文化的な見方と医学的な見方が対話としてうまく噛み合うのか不安に感じており、実際文学的な見方のなかにはあまり医学的見地と相容れないものもあった。しかし、抑圧の反動としての嘔吐という見方と摂食障害の患者が体を浄化したいという思いで嘔吐しがちであるということのつながりや、患者へのカウンセリングの実際のあり方と本の批評の共通性(対象の存在を外部化する点)については非常に大きな気づきを得ることができた。このような分野横断型の講義は総合大学といえども数少ないため、今回のこのフロンティア講義に参加でき良かったと思う。教授方、どうもありがとうございました。

bnk258gi    reply

全く異なった分野に従事するお二人の対話は他ではなかなか聞けることのないようなお話ばかりでとても新鮮だった。個人的に切腹と胃弱の関係についての質問が非常に面白い切り口だと思った。また、文学作品が体調に影響を及ぼすというのは僕も実感としてあるので何かしらの形で医学に生かせるようになれば非常によいと感じた。

lily722    reply

文学と医学、という異なる分野でも同じテーマをもとに違った視点で意見を交わしていく様子がとても面白かった。
例えば感情の表出という問題に関して、阿部先生は感情を直接的に表現するハードルが低くなった話をする一方、吉内先生は泣いたりして患者さんに共感しないように訓練されている医療従事者の話をしていたのは興味深かった。
阿部先生が「なぜ胃にメンタルなものの影響が出るように人体がプログラミングされているのか」という疑問を出した際、私自身も生物で習った交感神経・副交感神経の仕組みを思い浮かべたが、文学的に考えた場合どうなりうるかは、科学に慣らされた頭ではなかなか思いつかなかった。人間が世界を理解しようとするとき、文学的な解釈、いわゆる神話では必ずしも真理を知ることはできないが、かといって科学にまみれた解釈もなんとなく味気ない。両者のバランスが大事なように感じた。
自分も専門を極めていくと自分の分野でものを考えてしまいがちになるかもしれないが、様々な分野の友人を持って意見を交わして色んな視点を持って柔軟に考えられるようになりたいと思った。

松本剛    reply

教養は学問の枠にとらわれないことを実感しました。阿部先生も吉内先生も自分と違う分野の専門家とお話しできるくらいに知識をお持ちで、改めて尊敬いたしました。なぜストレスが胃を悪くするように働くのかというのは、ストレス=戦うか逃げるかであるから消化器官よりも筋肉や心臓を優先するためだという話が印象的でした。わざわざ自ら体調を悪化させる身体の目的について考えたことなかったし、戦うか逃げるか、という部分については小説の読解にも応用できるように思いました。同様に、嘔吐が胃の中(腹のなか)の洗浄を示唆することがあるという文学の知識も、嘔吐に対する医学的観点を拡大するもののように思います。身近な例について、医学の知識から文学を見ることもできるし、文学の知識から医学を見ることもできるというのが、面白かったです。

watson920    reply

(コメント大変遅くなって申し訳ありません)
医学と文学。大雑把に言えばこの二つの専門とするお二人から、「嘔吐」という一つの対象について議論がなされたのはとても興味深かった。特に、園芸用ホースなどを使って吐くことが問題となっている話が出た際に、そういったことが文学には描写されていないのか、胃弱のことは文章にかつての文豪たちが表したのだから、現代でも必ずどこかでそういった摂食障害などは描かれているはずだ、と言った視点が面白く、また同時に納得がいくものだった。最後にまとめで仰っていたが、こう言った学問境界を越えたクロスオーバー的な対談はあまり機会がないように思うので、貴重な機会だったのだなと感謝している。

rika0817    reply

質疑応答では質問への回答ありがとうございました。
それぞれが違う分野にいて、互いが互いの分野に興味を持って尋ねあわれている姿が印象的でした。食というテーマで半年様々なお話を聞かせていただいて、私自身も自分の体験と照らしながら、食について相対化することになりました。一見すると何に属するのかわからない一般性が高い、もしくは日常性が高いテーマだからこそ、自分の興味で切ってみることができるという気がしました。

mmm2018    reply

医学と文学という全く異なる分野の専門家のお二人が同じテーマについて議論しているところを見られる機会は貴重だった。
今回の講義では何か新たな知識を得るというよりも、研究者の方々があるテーマに関してどのように興味、関心を作り議論を展開していくかという方法を目の当たりにできたことが大きかったように思う。

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