I Want to Learn How to Think Beyond Academic Disciplines

Vol.10 2022.12.14

comments(最新2件 / 7)

kent0316    reply

今日の講義で最も印象深かったのは、天気予報の話題でした。
普段何気なくニュースで聞いている、天気予報についてあまり深く考えることはなかったのでとても新鮮な内容でした。
1週間後の天気を予報するというのは、確かに考えてみるとかなり難しいように感じます。
複雑な要因が絡み合って変動する天気に対して、確率予報を出すという話は、
自分が興味のある機械学習の分野と通ずるものがある気がして、とても楽しそうでした。

mayateru63    reply

一年次のSセメスターに環境物質科学の基礎について学んだことがあったので少し聞き馴染みのある話題で面白く聞くことができた。特にジェット気流の蛇行によって異常気象が発生するという話題は新鮮な内容で、少し難しかったが興味深く感じた。これから付き合っていかねばならない環境問題について考える機会をくれる有り難い講義だった。

Roto    reply

天気予想の予測につきまとうカオスを観察するために、社会科学におけるRCTのような手法を導入すると、見事に一週間以降の予測が発散していくのが興味深かった。
温暖化は、人間と、人智を超えた循環である気候とのコミュニケーションがうまくいかないために生じる問題であると思う。気候の循環はある程度解析が進んでいるのかもしれないが、気候という循環もより大きな別の循環(例えば第9回の宇宙の物質循環)と連動しており、その先にも別の循環があるといった具合で、解析の手の届く範囲は当然ながら限定的である。気候の解析を進めることは非常に有意義なことである一方で、ある側面では人間と気候とのコミュニケーションを妨げる効果も生んでいると考える。気候をはじめとした自然現象は、本来的に人間の考える自然法則とは別の振る舞いをするもので、全知全能の神が人間にわかりやすいように世界を創造したのでない限り、自然法則によって人間が全ての自然現象をぴたりと言い当てることはできない。そのため、人為的な気候のコントロールの試みには、必ず気候の反抗がついてまわる。
とはいえ、問題なのは気候の解析ではなく、それをせざるを得なくなるほどの異常気象を作り出した何かであり、それが決定的に、人間と気候のコミュニケーションに溝を生んだ。それは言葉で言えば産業革命かもしれないが、自分の意見では、それはもう少し精神的な部分で、人間あるいは理性が主体的に何かを作り出すんだという、デカルト以来の人間社会の態度であるように思える。

futian0621    reply

個人的な話だが、自分は昔から天気や気象現象に興味があり、気象データを見たりするのが好きで、気象庁のホームページのヘビーユーザーなので今回の話は大変興味深かった。季節予報なども定期的に見ているが、異なる誤差を人工的に与えることで確率予報をしているというのが面白かった。だからこそ、大まかな季節の予報は外れることもあるということがわかった(暖冬とされていたが実際は寒い冬となるなど)。また、地球温暖化によって極端な異常気象が増えているというのも、実感することであり、災害が増える要因になっているというのは今後人類の最も大きな課題の一つだと改めてわかった。

Taku0    reply

大気や水の循環から出発し、最終的に地球温暖化の正のフィードバックや、天気、気候の将来予測について学んだ。自分を含め多くの人は、学問的な知見の結論(最終的な数値や評価)だけに注目し、ニュースでもたいていそれらのみが伝えられる。IPCCの
1.5°特別報告書について話を聞いたことはあっても、理解は気温上昇を1.5°以内に抑えることの重要性を認識するにとどまっているだろうし、天気予報だって、その仕組みに関心を持つことはあまりないだろう。今回、完全に理解できたとはとてもいえないが、気候変動モデルなどの話を聞き、どのようなデータをもとにどのように将来の不確実な状態を予想しようとしているのかを知ることができた。今後も地球温暖化や気候変動についてさまざまな情報を見聞きすると思うが、今回学んだような、目立つ情報の一歩先の仕組みや過程にも関心を広げていきたい。

u1tokyo    reply

今回の講義では、太陽から地球に伝わる放射熱由来の熱エネルギーの海洋への蓄積や熱収支について考えた後、熱と水蒸気の地球表面での循環を様々な視点で捉えることで気候の予測について学んだ。気候の予測には日、週という短いオーダーでの予測である天気予報と、年、世紀という長期的なオーダーで気候を捉える気候変動予測の両方が含まれ、これらについて考えることで気象学の手法について知ることができた。また、気象学の現代的手法として、様々なモデルについて仮説立てと検証を繰り返しより良い予測を生み出そうとする手法が主流なのだと知った。
僕が特に印象に残っているのは温室効果に関する正のフィードバックについての話だ。それは、一度人間の温室効果ガスによって閾値を超えて勢いを得た温暖化は、氷床の融解による熱反射効果の低下や海洋に蓄えられる熱エネルギーの放出などの要因でさらに加速しうるという話だった。確かに一度ポテンシャルの山を超えてしまった現象は更に加速し得るな、と後で気づくと同時に、放棄された都市が森に還るように、自然のサイクルは人間に抗い続けているとどこかで決めつけていた自分に気付くことができた。

YCPK4    reply

気候変動の話は、普段は (無意識に?) 考えないようにしているような気がしますが、やはり今回の講義のようにちゃんと考える機会があると、かなり深刻な気持ちになるものですね。
特に、海洋に莫大な熱が蓄えられているため、仮にいま人類がまったく温室効果ガスを排出しなくなったとしても、温暖化は止まることがない、ということが印象に残りました。つまり、地球温暖化という気候変動はすでに大きな勢いを持ってしまっており、それが止まるには長い時間がかかるということで、我々の環境がこれからどんどん変わっていくことは既にほぼ変えられない将来なのだ…ということが分かりました。
また、地球の気候には正のフィードバック機構があるという話や、ジェット気流は気圧差の力とコリオリの力で釣り合って維持されているという話が面白かったです。
頂いた資料にはすごい量の情報が記載されていたので、ここから色んなことを調べて勉強してみようと思います。

More

Post a Comment

 
Other Lessons

Loading...