I Want to Learn How to Think Beyond Academic Disciplines

Vol.12 2023.01.04 Kaori UEHARA

Instructor

Kaori UEHARA

comments(最新2件 / 4)

mayateru63    reply

ある国の人物が作中でどう描かれているかからその作品の作者やその周辺でその国に対してどういったイメージが共有されているのかがわかるというのは興味深く感じた。また作品があるコミュニティにおいての価値観や世界観を支え、その共有されたイメージがまた他の作品に映し出される、といった循環も存在しているのではないかと考えた。メディア論について考える機会になる講義だった。

futian0621    reply

自分は、SF小説といえば椎名誠の「アドバード」くらいしか読んだことがなく、SFといえばスターウォーズやエイリアンといったアメリカのSF映画のイメージが強かったので、中国のSFという研究分野があることが新鮮だった。その中で、SFというのは、純文学とは異なりその当時の社会情勢や国際社会の影響が含まれていて、その研究によって背景となる社会や文化が見えてくるということがわかった。

YCPK4    reply

SFは昔から好きなので、今回の講義はとても面白かったです。
SFというものは「未来を正確に予想する」というものではなく、むしろ、そのSF作品が作られた当時の社会の勢いや流れのようなものを、他ジャンルのフィクションと比べると、特に強烈に描き出すなあ、というようなことを前々から考えていたので、そのような意味でも、今回の講義の内容は頭に入ってきやすかったです。
あと、授業の時間内に映画を結構しっかりと観るという体験が新鮮でした。中国の人達は一般的には日本のことをあまり良く思っていないというイメージがあったので、日本人が真っ先に助けに来る展開はかなり意外でした。また、日本人と自殺がそれほど強く結び付けられているとは知らず衝撃でした。

Taku0    reply

SF文学を読んだことはあまりないが、非常に興味深いと思った。
SFで描かれる世界は現実の科学技術や社会の延長線上にあるもので、その想像が現実の技術開発や社会設計、あるいは人々のそれらへの印象を形作っている。バック・トゥ・ザ・フューチャーのホバーボードの実現を目指す開発や、シンギュラリティ後のAIの反乱といった噂話などが例になるだろうか。SF作品は世界観が派手で分かりやすいジャンルだと勝手に思っていたが、時代状況や人々の価値観といった現実との関係の上で成り立つ複雑で深いものであることを痛感した。いろいろな国のSF作品を読んでみると面白そうだと思った。

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