I Want to Learn How to Think Beyond Academic Disciplines

Vol.7 2014.11.26 Hiroko MAEDA

A Flush Toilet: The Facilities in Water System

In the living space of a ‘city’, it is difficult to leave human’s excretion to nature. It causes problems and disease. The solutions to the problems which became widespread in modern times are the system of water supply, drainage, as well as the facilities of a flash toilet, which integrates into the system.

In this lecture, I am going to investigate the details of the development of the flush toilet and its spread by examining the following aspects: 1) The history of the invention of the flush toilet and its spread in Europe. 2) The peculiarity of the system of the excreta’s disposition in Japanese cities in the modern period of transition. 3) The relation between old industry and industrialization. Through this lecture, I would like to think about how the invention of the flush toilet has changed our life.

Instructor

Hiroko MAEDA
Associate Professor at the Graduate School of Economics, Kobe University (Dr of Science) Born in Aichi prefecture. She graduated from the Department of International and Cultural Studies, the Faculty of Arts and Sciences, the University of Tsuda-juku. After completing her MA at the Graduate School of Social Sciences, the University of Hitotsubashi, she worked for a private think tank, NGO and NPO and then obtained her PhD at the Graduate School of International Cooperation Studies, the Kobe University. She is in charge of teaching the theory of Japanese economy to foreign students at her current workplace. She is currently studying the history of Japanese industry through the key word ‘gijutsusha (technologist)’.
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comments(最新2件 / 10)

せし    reply

洋式トイレを日本に輸入するときに日本人に合わなかったというのは、なるほどと思った。
様式の導入で自分の排泄物を見なくなったことで排泄の不快感が大幅に減ったかと。

あつし    reply

水洗トイレの普及によって、排泄物がよりただの不要物という認識が深まったと思う。それは、肥料として使っていた時代とは程遠いにしても、普及以前は排泄物がまだ身近に存在していたので、水洗トイレによって、排泄物がお手洗いの時だけのものになり下がったからだと考えられるから。

なな    reply

水洗トイレが日本人に馴染むまでのお話が非常に興味深かったです。
水洗トイレの導入により、日本人の排泄への意識が、より明るく衛生的に、と変化していったと思います。

てつ    reply

水洗トイレの導入により排泄物に対する認識が大きく変わったと思う。昔は、排泄物はお金を出して買うもの。それが今では不衛生なものとして見ないように、臭わないようにという方向に進んでいる。排泄物処理のプロセスを知らないままただ便利なものとして水洗トイレを使用し、全てを外部に委託しているせいで排泄物は身体から汚ないものとして切り捨ててしまっている。しかし、かといって昔の方がいいというのは正しくないと思う。人が集まることにより、衛生面を考慮して排泄物物は適切に処理されねばならない。感染症のもとにもなるし、肥料としても化学肥料で代用できる。大切なのは、便利さをなにも知らないまま享受するのではなく、このようにトイレが発達するプロセスを知ることや、どのように処理されどのような環境負荷を与えているかを知っていることだと思った。

taro    reply

水洗トイレの普及により、トイレが汲み取り式の時よりスペースを取らなくなって省スペースの住宅が建てやすくなったと考えます。その結果大都市への人口集中が可能になり、一人一人の空間が狭くなっていったと思います。

post    reply

水洗トイレが排泄そのものの意識の変化に重要な役割を果たしたことは意外でした。設備としてのトイレを歴史的な流れとともに俯瞰できたので、非常に興味が深まりました。

きお    reply

私はボットン便所を利用したことがあるが、それと比較して水洗便所は臭くなく、見た目に汚さが無い。これによって、使用する人の排泄物を意識する時間が短くなると思う。そうすると、人間が臭いものを出すということが意識されなくなったり、忘れようとする傾向が強まるだろう。人間が自分の好きな部分だけ誇張し、嫌な部分は見えなくし、自分から離れているようにして忘れようとする傾向が強まると思う。

たこ    reply

きれいな便器を導入することで、トイレが快適空間になり、排泄の事実上の清潔感は増加したものの、人間にとっては逆に、残存する不潔さが際立つ結果となり、排泄に対する悪い印象が増幅されたと思われます。

かずき    reply

水洗トイレが排泄の意識を大きく変えたことに驚きました。最後におっしゃったように、様々な社会問題につなげて考えられる可能性も是非考えていきたいです。

うひろ    reply

便器の構造が変化するにつれて、人々の排泄に対する考え方も変化するという視点が興味深かった。洋式トイレは、シャワートイレの導入や温かい便座の導入などに伴いより快適な空間へと進化しており、今や一人の空間を求める人の逃避の対象となっている。(真偽は不明だが)トイレの個室の中で食事をする人間もいると言われるくらいである。そのため、かつては排泄物を処理するだけであったトイレの個室も、今や新しいなんらかの価値が付与されているという見方すらできるのではないだろうか。

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