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Vol.2 2013.10.16 BABA, Takeshi

Water Shortage and Agriculture in North China – Centering on the Case of the Ningxia Hui Autonomous Region

In the large land of China, North China has the annual rainfall of 300 millimeters, extremely small compared to that of Central China or South China. The Ningxia Hui Autonomous Region is where there once was the Western Xia Dynasty, and it is located in a region in North China with modest rainfall. In terms of water resources, Ningxia is divided into the northern region that relies on water from the Yellow River by way of irrigation canals, and the central and southern parts that rely on rainwater and underground water. Currently, under China's Western Development Program, agricultural infrastructures are being set up, alongside with attempts to practice agriculture with less water and build agricultural villages. I would like to talk about the specifics of such agricultural practice with less water and the construction of agricultural villages referring also to my field research.

Instructor

BABA, Takeshi
Professor at the Faculty of Modern Chinese Studies, Aichi University Specialty is the History of Modern and Contemporary China. History of War between Japan and China; History of Chinese Secret Societies; History of Japan-China Relations; Chinese Water Conservancy History. Received a Ph.D. from the Faculty of Letters, Arts and Sciences at Waseda University. Has served in the current position since April, 1997, after teaching at Tokyo Metropolitan Takashima High School, Shinozaki Senior High School, Ryogoku High School. Chair of the Aichi University Institute of International Affairs since April, 2011; Char of Aichi University's Toa Dobunshoin University Memorial Center since April, 2011. Sub-Director of the Research Branch at Aichi University of the Contemporary Chinese Area Studies of the National Institutes for the Humanities (NIHU) since April, 2012.
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comments(最新2件 / 21)

W.S.    reply

降水量がとても少なく、それも集中して降るという日本には存在しない乾燥帯での水利用の工夫は身近なものではなかったため興味深かった。また、黄河というとても大規模で、多くの人口をカバーする河川についての水量の減少や汚染について知ることができ、そこにおける行政側と住民側の相克ということも日本には少なく新鮮であった。

澤 悌二郎    reply

日本という環境が如何に整備されているかということが浮きぼりになった気がする。今回は中国北部の水資源についてだったが、他の地域、特に先進国のことについても興味がわいた。

平井 悠登    reply

中国の水問題の事を深く知り、日本という国が如何にしっかりとした管理をしているのかを改めて実感した。
中国の水問題に対する対策は、どれも合理的な物だと思った。しかし理想的な水の消費にはやはりほど遠いのだと感じた。国民がついてこないのならなおさら大変だと思う。

dayama    reply

寧夏で米作を営んでいるというのはとても驚きでした。また、日本では「湯水のように使う」という言葉がありますが、このように気軽に水を使えるということは貴重なのだと感じ、逆にここに商機があるのかと考えました。

かしわもち    reply

現在、世界規模で「水の争奪戦」が起きていると言われており、水が豊富と言われている日本だからこそ今後水に関して大きな注意を払わなければならない。今回の中国北方での水事情を通して、日本も水を上手く使う技術・法案を発展させていく必要を感じた。
1,2年前、中国がダムを乱立させた影響でベトナムなど東南アジア諸国に水が流れなくなったことで東南アジア諸国の政府との対立が深まっていると聞いた。いつか機会があれば、水をめぐっての国家間の関係について触れてほしい。

塚崎 隆志    reply

普段考えることの無かった中国の水事情を知ることができた。降水量は少なくないが、一時期に大量に降ってしまうことや、人口の多さ、工業用等の水の需要増加、汚水再生技術の停滞などで水不足に悩まされている中国は節水の必要性が増していて、様々な工夫をすることで水の消費を減らそうとしていることは非常に興味深かった。日本は現在水不足と関わりないが、これからの気候変動のなかで水が足りなくなることもあるかも知れないので、中国の節水活動から学び取るべきことも多いのではないかと感じた。

あじ    reply

汚水に関して、工業排水を川にたれ流し、人々の健康を害すといった公害の問題や、環境を汚染するといった問題は、かつて日本が高度経済成長期にたどってきた道であり、完璧とは言えないものの、その対策に関して様々考えられてきました。同じ道をさらに大きな規模で歩もうとしている中国にアドバイスや技術の提供といったことで日本ができることは多くあるのではないかと感じます。
水資源の不足を水価をあげることで浪費を抑えて解決する方法は、水が人の生活において必要不可欠である以上反発をうむだろうし、また、水利権の市場化は、はるか昔、川の水をめぐって争った時代と似た事態を引き起こしてしまうのでは。

T.H.    reply

中国の水資源が少ないとは思っていなかったし、北と南とでの差の大きさをあらためて知った。黄河のような大きな河で断流したところから様々な対策、水漏れの防止、節水型作物の栽培などの工夫をしていることに驚いた。
農業用水の比率の多さにも驚いたが、飲み水にすら困ることがあったり、水道設備の受益率の低さなどは、日本にいては考えることさえない問題であり、水ビジネスの重要性、規模の大きさを考えさせられた。
水質の汚染がひどすぎるということを知り、何も利用できないような水が流れていたり、貯められているということが衝撃的であった。
「天水を貯める穴」にはどれくらい水が入って、何世帯が何日保つのでしょうか?

ソム    reply

西夏の繁栄は農業生産力によるものだと示されていたが、農業生産力の高さは人口の維持には貢献し得るが、経済力の向上には交易が不可欠であり、シルクロードの方が重要ではないでしょうか。

松川 航也    reply

長江、黄河といった大河川があることから中国の水資源は豊富であり、水不足に困るようなことはないと思っていたが、中国北方では水不足に悩む地域もあると知った。普段、自分の生活では蛇口をひねれば水が出てくることは当たり前で、水の大切さというものを意識したことはないが、中国北方で農業を行うために、行政主体での節水計画、また農業だけでなく工業へ水を十分に供給するためのシステム構築など、水行政のあり方に興味を持った。中国史を学んだ時、皇帝は黄河の氾濫を抑えることで民心を得たという話を聞いたが、時代は移っても人の生活に欠かせない水の管理は国家の重要な責務だと認識した。

多賀谷 俊一    reply

水資源に関する問題は日本でもよく取り上げられ、関心があった。今回の講義では中国の水資源の問題について聴くことができた。中国での水不足のイメージはなかったが一人当たりの水資源は世界平均の3割程度だと知り驚いた。また、灌漑設備の整備の遅れや、水質汚染の深刻化などの問題もあることが分かった。
水質改革など節水への取り組みに関する詳細な話を聞くことができ大変有意義だった。

福井 悠太    reply

中国では現在、産業が著しく発展していて、多くの人口をもつことから、世界の中でも超大国となってきている。しかし、あまりにも発展のスピードが速いため、内実が伴わず、一つの問題として水不足や水質汚濁が引き起こされていることがわかった。これに似た問題は日本が過去の産業発達の過程で経験したことがあるはずなので、日本が協力できることも多いのではと思った。今の所、用水路である渠のコンクリート化や地下化で水の漏水、蒸発の防止は行っているらしいが、徹底されておらず、人口の多さゆえに民まで国の政策が届きにくいので、これを機に国の管理体制の抜本的な改革も必要ではないかと感じた。

黒澤 貴    reply

黄河や長江という大きな河川がある中国において、水不足の問題が存在していることに驚いた。そのような水資源が存在していても、それらを利用するための設備が不可欠なのだということを改めて認識できた。また、それだけでなく、地域の社会的状況や利害関係が絡んでいるという点は、日本にも当てはまることであり、そうした複雑な問題を解決しなければ水不足は解消しないということが再確認できた。

としま    reply

水資源が日本に比べて乏しい中国において、人々がどのようにして水と付き合ってきたのかがわかり、興味深かった。特に、少ない水をどのように効率的に利用するかについての様々な工夫(水務局の設立・用水路の漏水防止・節水型作物への移行・節水灌漑技術の導入・貯水など)では初めて聞く話が多く、中国の農村のイメージが変わった。水を管理する方法や機関については、まだ問題が残っているものの徐々に改善されているようであり、その点について詳しくお話をききたいと思った。

戸塚啓介    reply

水資源を求めて中国が日本の土地を買収するといった動きや、水質汚染による中国産作物への影響を考えると、中国における水不足は決して他人事では済まされないと感じた。日本の技術力で協力できる面も多々あると考えられるし、水資源の豊富な日本だからこそ可能なビジネスも存在するのではないかと考えた。

miyakawa    reply

中国農村における水資源の事情が、今後の、水資源をめぐる日本と中国の関わり方についての示唆に富んだものであることが分かった。先生の講義を通して、両国間の関係を考えていくうえでの新たな視点を得たように思う。

石川 大希    reply

まず、黄河流域、それも内陸の方で稲作をしている地域があることに驚いた。だが、やはり木資源には乏しく、また汚染度も高い。今後の中国でも間違いなく課題になるだろうから、日本のフィルター技術などを用いて協力していけるかもしれないと思った。
また、当たり前のように水を大量消費している今日の日本人の感覚自体も見直す必要があるのではないかと感じた。

KEN    reply

中国北部の水不足問題を自然的要因・人為的要因に大別された上で、問題点→現状での対応という形で講義して頂き、とても理解がしやすかった。授業で興味を持ったのは、取水制限を設ける政策の話題で先生がおっしゃっていた「上に政策 下に対策」という言葉です。やはり、自身の目先の利益がほとんどの人間にとって大切なのであって、その事を踏まえた上で政策を行うのが大切であり、またそこが難しいのだと思った。
水資源の管理・調整団体を作る事で団体という大きな単位で水問題を考える事は今後水問題の解決に大きく寄与すると感じた。

池田 拓哉    reply

世界人口の増加や気候変動によって、現在中国で起こっているような水不足が世界的に起こるとすれば、今の中国の水不足の状況やそれへの対策、その対策の問題点などを、今のうちに多角的に研究しておくべきだと思います。

横山 怜太郎    reply

中国西北部が乾燥しやすい気候であることは今に始まったことではないので、これまで数千年も人が暮らして来れたのに最近になって突然生活が立ち行かなくなることがあるのだろうかという疑問を抱きながらの開講であったが、講師の先生のお話を聞くと、汚水や技術の遅れ、管理団体の運営の問題など、現代ならではの問題が山積していることがわかり、勉強になった。

KY    reply

中国の水資源が少ないことは聞いたことがあったが、その詳しい事情を聞いたのは初めてであり、大変興味深かった。水質の汚染がひどい湖・ダムの多さにも驚き、日本とは全く事情が異なると感じた。降水時期のかたよりなども水不足に拍車をかけるもので、様々な工夫を通して解決に導こうとしていることの重要性を強く感じた。

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