跳出思维框架

第3回 10月19日

有機農業の48年をふりかえって

评价内容(最新2件 / 9)

kent0316    reply

この講義を受けるまで、確かに昨今サステナビリティという単語が取沙汰されていますが
その実際を考えるという機会が今までにありませんでした。
小泉さんのおっしゃっていた話には、できるだけ多くの(可能なら全ての)部分を
他に依存することなく自給自足的に循環させる努力がみられてとても感動しました。
今までそういった部分から目を背けていましたが、そのサイクルさせる大切さを再認識できた気がします。
また、非暴力の活動にもみられるような自分の意思を断固として曲げない姿勢や
何歳になっても探求心を忘れず新たな作物の栽培に挑戦する姿勢はとても刺激的でした。

MI710    reply

「有機農業」というのは最近よく聞きますが、具体的にどのようなことをしているかはわからなかったため、今回実際に有機農業を実践している方から貴重なお話を聞くことができ、とても興味深く感じました。極力化学製品を使わないで作物を育てるために踏み床温床や自家採種などの様々な工夫を行っているということがよくわかりました。しかし、ここで一度立ち止まってみると、これは果たして「工夫」なのかという疑問が浮かびます。本来は、化学製品などを使わない自然の力を借りた循環的な農業が当たり前だったはずで、化学製品や外国から輸入した穀物などに依存することになったのは極めて最近のことです。そう考えると、有機農業ブームのような最近の流行的な現象からは一歩引いたところで、自分なりの問題意識を持ちながら農業と向き合っている小泉さんの在り方の方が非常に自然に思えてきます。小泉さんが当時の時代状況の中で行った様々な活動やそこから得た経験、そして最終的に至った有機農業という実践、それらを現代の私たちがどのように活かしていくかを今後も考えていきたいです。

u1tokyo    reply

小泉さんが反ベトナム戦争運動(ベ平連)や成田での闘争に参加しながら非暴力抵抗を続けて現在の小泉循環農場を営まれるまでに至った経緯を聞くことができ、大変貴重な経験になった。小泉さんは北海道のご出身とのことだが、周りに反戦運動をしている人がいないにも関わらず社会を変えたいと心を燃やして上京し、ベ平連に参加された熱意あふれる若かりし頃の小泉さんの姿を思い浮かべると自分も社会をより良い姿に変えていけるような人間になりたいなと感じた。
僕が小泉さんが有機循環農業を成田で営まれているお話を聞いて感じたのは、社会運動というのもまた循環に似ているな、ということである。社会運動というと影響力が強く雄弁な人が集団を率いて行うものというイメージがあるかもしれないが、むしろ社会運動というのは平和に、非暴力で小規模に行うものであるかもなと感じた。仮にある人が2、3人と深く共感して社会をよりよくできるような活動を始め、その小規模な輪がその2、3人を起点にしてまた新しく作り出され、それが繰り返されてたくさんの輪が社会に広まっていけば社会はより良い方に変わっていく。そしてその輪が再び始めの人に戻ってきた時、社会をより良くしようとする動きは循環しその目的を達成するのである。
ロシア・ウクライナで非暴力での反戦運動をしている人々が不当に勾留・傷害されるなど非暴力運動にとって冬の時代とも言える昨今、小泉さんの経験談は僕にとって大変意義深いものであった。日本でも、COVID19や少子高齢化・経済成長の停滞や地政学的問題などによってなんとなく社会にどんよりとした感じが漂う昨今であるが、この日本の社会をより良い方向へ持っていくヒントとなる講義であったのかな、と感じた。
最後になるが、願わくば、いつか小泉さんの作る野菜を食べてみたいな、と思った。ありがとうございました。

Roto    reply

小泉さんが自分の思想的変遷を話し始めた時、明らかにその場の緊張感が増した。そのことは、小泉さんが農業に、労働者としてだけでなく、常に思想をともなった生き方として従事なさってきたことの表れだ。小泉さんは、実存主義を若い頃から自分の中に取り入れ、それを実践するなど、ご本人の謙遜とは裏腹に、社会に対する関わり方において使命を持って生きてこられた。哲学や詩を実践するにとどまらず、現実世界へのより献身的な関わりに目を向けられ、反権威的な非暴力の運動にも加わられた。その体験を経てたどり着いた有機農業を、「非暴力を育成するのによい土壌」と評されていることは非常に示唆的に思える。小泉さんの生き様は決して現代的ではなく、むしろ農耕社会に常に共通してきた人間の在り方であり、だからこそ普遍的な通用性を持っているとも言える。つまり小泉さんは、小泉さん個人なのでは決してなく、厳然と生まれ変わり続けてきた巨大な人間の営みの、一つの化身なのだと感じた。

Taku0    reply

自然環境に関わる循環という点で第一回の葺替えの実践と通じるところがあると思った。人間が自然の一部であり、循環の一部であると自覚することの重要性を改めて感じた。また、循環農場の規模を縮小中であることを聞き、第一回で地域共同体が年月を経て高齢化などの変化に適応しており、それは「衰退」とは異なるという考えと似ている気がした。小泉氏は、今あるサイクルを無理に続けるのではなく、変化も含めて柔軟な循環の形を想像し、あるがままの自然の中で生きていらっしゃるのだと思った。現在人口減少、少子高齢化傾向にある日本社会も、今後どのように社会の仕組み(循環)を維持、改善しつつ緩やかに縮小していくかを考えていく必要があるのではないだろうか。

mayateru63    reply

有機農業という漠然としか知らなかったものが実際に従事されている人の話を聞いて輪郭のはっきりしたものとなった。なるべく農薬等を使用しない姿勢からは小泉さんの人生における「媚びない、暴力にすがらない」という強い信念を感じられた。やはり私もまた小泉さんのように何か信条を持って主体的に自分の人生を切り拓いていけるような人間でありたいなと改めて思わされた。

futian0621    reply

小泉さんの有機農業の実践の話の中で、とにかく人工的な化学肥料を使用しないで、葺き替えられた茅葺き屋根の茅や、里山で採集した落ち葉、自身の畑からとった雑草などを肥料にし、利用できるものをとことん利用するという徹底した姿勢が印象的だった。本来農業は自然と調和した営みであり、この世界の自然、すなわちありのままの姿というのは全て物質の循環で成り立っており、そのことを再認識させてくれた講義だったと感じた。

YCPK4    reply

不勉強にして、成田空港建設の過程において三里塚闘争という重大なものがあったことを知りませんでした。そのような文脈を知ってはじめて、小泉さんが掲げる非暴力と、成田空港の周辺で農業をやる、ということの位置づけが分かったような気がしました。
家畜に由来するものは元を辿ればアメリカなどの外国で化学肥料を用いて生産されているから使わない、という徹底ぶりに驚くと同時に、そのような制限があっても、緑肥 (これも初めて知りました) 落葉で作った肥料でちゃんと野菜を作れるんだ、ということが新鮮でした。
授業の後に調べてみると、世の中には化学物質に特別敏感な人がいて、そういう人たちにとっては化学物質を一切使わないで作られた野菜というのはどうしても必要なものなのだと知りました。これまで私の中でいえば有機農業といえば、どちらかといえば思想的な面が強いものでしたが、そうではなく、現実的、というかプラクティカルな面もあるのだなと勉強になりました。

薫風    reply

10数年前まで、10年以上小泉さんの野菜の定期便をお願いしていました。東京都心に住んでいましたが、毎回送られてくる小泉さんの野菜たちの存在にどれだけ元気づけられたか、わかりません。一度だけ、会員対象の循環農場見学会に参加できて、実際に循環農場へ行きました。農場のあまりの調和と美しさと素晴らしさに声を失うばかりでした。農場とは思えないほど、きれいで、庭園のようでした。学生さんたちにはぜひ農場に実際に行ってみて欲しいです。あんな素晴らしい場所、地球上にあったのかと思うほどでした。本当に人生が変わります。

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