跳出思维框架

第9回 12月07日

銀河物質循環と太陽系──私たちの原材料を辿る

评价内容(最新2件 / 8)

MI710    reply

「ポストヒューマン」の時代、「人間」と言う概念は相対化され、過去のものとなりつつある。地質年代としての「人新世」は、人間の影響が全地球規模に至っていることを示すと同時に、一方それが地球の地層に刻まれる客観的指標の一つに過ぎず、人間が生まれる前も絶滅した後も惑星の活動は続き地層は積み重なるということを浮き彫りにしている。「人間」を介せずに世界を捉える営みとして、宇宙レベルの物質循環を想像することの価値はますます高まっていくのではないかと思う。その中で捉えられる人間は銀河物質循環の過程で生じた燃え滓に過ぎない。マイクロメートルやナノメートルのレベルの話と、恒星や太陽系といった巨大なスケールでの話を行ったり来たりする中で、宇宙空間における固体粒子がどのような存在で、どのようにして生成されたのかが明らかになっていく、という非常に壮大でアクロバティックな知の冒険を体験することができた。特に、具体的な実験や粒子分析、天体観測の様子を非常に詳細に聞くことができ、研究者たちが実際にどのようなことを行っているのかをイメージする手がかりとなった。

Taku0    reply

宇宙研究におけるスケールの幅広さに圧倒された。瀧川先生自身の話もおもしろく、漠然とした興味や印象で専攻する学問分野を決めたとおっしゃっていたのは、現在目指す進路が曖昧な自分にとって参考になった。今まで、研究者を目指すような人は、小さな頃からその分野に熱中して満を持して進路選択に至るという印象を抱いていたので、意外だった。一つにこだわりすぎず、様々な研究手法に挑戦することの大切さを学ぶとともに、先生のその幅広さは一つ一つの方法に真剣に向き合った結果でもあるということを強く感じた。自分も関心のある分野のいろいろな面に目を向けて学んでいきたいと思う。彗星探査のミッションがいずれニュースで大きく取り上げられる時、今回の講義を今一度思い出すだろう。

Roto    reply

宇宙の物質循環を明らかにするために、専門外である天文学の技術なども駆使して研究を進めていらっしゃることに感銘を受けた。この授業の文脈で言えば、第7回で戸矢先生がおっしゃっていた「領域横断」を、瀧川先生のように一人で実現することも可能なんだ、と感じた。それは先生の研究の特性上たまたま必要だったことなのかも知れないが、一般的に考えて、むしろ自分の興味関心が一つの学問分野や職業の範囲に収まることのほうが稀である。一般社会において、多くの人が自分の専門に留まりがちなのは、多くの場合それが職業的な意味で合理的だからで、自分の純粋な興味とは何かズレている部分を妥協しなければ、プロフェッショナルになることは難しい。それは全ての職業に共通することだ。しかし、今回の講義を受け、研究者という仕事において、瀧川先生のように高い基準で複数の専門性を両立させることができれば、各研究領域の専門性を保存しつつ、領域同士の境界線から解放され、より意義のある研究ができるのだと想像した。

futian0621    reply

自分は文系だが、先生がおっしゃったように、誰にでもある普遍的な宇宙への興味は持っていて、幼少の頃からプラネタリウムを見たり科学館で天体の展示を見たりするのが好きだった。特にその大きさや時間のスケールの果てしなさを感じて興奮していた。今回の話を聞いて、この世の全ての原子はこの銀河物質循環の中にあり、私たち自身もその循環に組み込まれた物質的存在だということに、壮大な宇宙の時間の一部が自らに宿っている気がして不思議な気持ちになった。

mayateru63    reply

私は前期教養時代に宇宙科学や構造化学α(宇宙化学の話をする講義)を履修していたりと宇宙について興味があったので今回の講義は大変楽しく聞くことができた。今は全く違う方向の学科に進んだが、この分野にある、今ある物質がその身を持って過去を我々に教えてくれるということにはやはり他の何にも代え難い興奮と喜びがあるなと感じた。ふとした時に本棚に眠っている宇宙や惑星などに関する本をもう一度読み直したいと思わせてくれる講義だった。

u1tokyo    reply

今回の講義では、我々の住む太陽系の物質がどこから来たのかについて研究されている先生のお話を聞くことができた。太陽という比較的軽い恒星しかない太陽系に、より重い恒星でないと作ることのできない元素が存在する理由はおそらく太陽より重い恒星由来の物質が太陽系のオリジンであるからという仮説が立てられるということであった。しかしこれを実証するのは容易ではなく、太陽系外縁部のプレソーラー物質を彗星から採取しようと試みたり、さらには遥か遠くの恒星から届く光をスペクトル解析することで先生の仮説立てた物質のスペクトルと一致する物質が恒星の周りにあるかどうかを調べたりなど、多様な観点から宇宙の理に迫られているとのことであった。先生の話されていた話で印象に残っているのは、多様な実験や方法で真実に迫る必要があるという話である。僕個人としても実験や観察はある一つの真実を自分たちの観測結果という視界へと射影したものに過ぎないと感じていたので、とても心に響いたひとことであった。彗星からのサンプル採取やプレソーラー物質についての観測結果を楽しみにしたいなと思った。ありがとうございました。

YCPK4    reply

太陽系の起源を調べるための様々な分析方法について知ることができてよかったです。また、非常に大きな時間スケールにおいて自分たちの起源についても考えることができ、なかなかに非日常的な思考の体験でした。
とくに面白いと思ったのが誘導熱プラズマ装置で、普通の条件ではあまりうまく目的のスペクトルにならないが、なるだけ実際の星の状況に近付けてやるとスペクトルが綺麗に合う、というのは、有名なミラーの実験みたいだなと思いました。
また、CAESARという計画に関心を引かれました。学問的な意義に加えて、今までで最も遠くからサンプルを持って帰ってくるというところに工学的なロマンを感じるからです。講義ではこの計画は認可されなかった、というようなことを仰っていたように思いますが、なるべく早く認可が下りて、僕が生きている間にサンプルを持って帰ってきてほしいと思いました。いったい何が分かるのか、素人からしても非常に楽しみであります。

kent0316    reply

本講義の中で、自分を構成する、骨・筋肉・タンパク質が何からできているのかという問いは
きわめて身近であり、同時に自分にとってすごく新鮮な話題でとても印象的でした。
また、太陽系などの大きなスケールの話題から、とても細かいスケールの話題まで、宇宙に関する研究がこれほど
幅広いという事実も自分にとってはとても驚きでした。

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