跳出思维框架

第6回 11月09日

企業倒産・事業再生と法

评价内容(最新2件 / 7)

Roto    reply

いつまでも考え続けているのが好きである、という先生のお言葉が非常に印象的だった。研究者の方の職業的モチベーションとはなんなのか。よく言われるのは知的好奇心であり、それが自然科学など、人間が決めたこと以外のものを対象とする学問について当てはまるのはわかる。しかし、法律学は人間が決めた枠組みをメンテナンスすることがその大半の部分を占めていて、例えば新しいことを発見する、といった学問のエキサイティングな側面とは縁遠いように感じられる。もちろんその分、実社会と密に接することになるが、実社会に接するというモチベーションならば、学問を介さずにビジネスを志した方が近道になる。そうなると、浅薄な自分には、「法律学を学ぶ=弁護士、裁判官を目指す」という定式しか思い浮かばなかった。ところが、先生はこの定式に、冒頭の言葉によって異議を唱えた。確かに、研究者の人生の中に、思考を放棄するという瞬間はない。大半の人間が思考をするのは無思考の状態にたどり着きたいからであり、思考を好む人は少ない。思考を好む人でさえ、その多くは、思考自体を好むのではなく、思考が生み出す「進展」のために思考をしている。その意味で、本当に思考自体を好むという人はごく僅かであり、傑出した哲学者、トップ棋士などに代表される、特異な才能を持った方々である。そのような境地に足を踏み入れている先生をはじめとした研究者の方々にとって、もはやモチベーションのような、「進展」を前提とした概念は、過去のものとなっているのかもしれない。

MI710    reply

企業の倒産という現象の法的側面を、具体的な事例を確認しながら分かりやすく解説していただいた。弁護士は基本的に対立する二者のうちの片方の利益のみを代表するが、倒産に関わる弁護士は倒産に陥った事業に対して適切な処置をすることで、関係者全体、そして社会の利益も守ることになるという話が印象的であった。弁護士が社会を円滑に回すためのキーアクターとして働いているということの一例だと思う。一方で、理論と実践の緊張関係についても、法学者という立場から貴重なお話を聞くことができた。特に、弁護士や裁判官は一つひとつの判断に必ず期日が存在するのに対して、研究者という立場であれば一つの問題をずっと考えていられるというのは非常に魅力的に感じた。

Taku0    reply

法律についてほとんど専門知識がなかったので、新鮮な学びがあった。第一に、法律の幅広さについて。倒産法というジャンルがあることは知らなかったし、倒産など企業活動に関する事柄は専ら経営学の担当だと思っていたので、この場面で法律が重要な働きをしているのかと驚いた。自分が思っている以上に法律は身近なところにあるのかもしれない。さまざまな学問分野を学ぶ際に法という観点をもっておくと新たな気付きがうまれやすいと感じた。また、倒産法に関する循環として、店や土地、人の循環があげられていたが、いずれにおいても、今あるものの良い面を最大限活かし、変化させていくという意味で、変化を加えながら「なめらかな」循環を作っていくことが大切だと思った。法学や研究一般に関する話は、今後の学習や自分の進路を考える際にも意識したい重要な話だったと思う。

futian0621    reply

現在、自分は文科一類に在籍し、現時点で法学部への進学を検討しているが、正直法学部で何をするのか、それを将来どう役立てるのかについてはあまり具体的なイメージが持てていない。その中で、本日企業倒産・事業再生と法の講義を聞いて、倒産法という学問分野があることを知って非常に興味深かった。弁護士の仕事といえば、ざっくりと刑事裁判や民事裁判で原告や被告に代わって法的な知識から有利な条件を引き出そうとするもの、というイメージであったが、多様な法律を組み合わせてまるでオーケストラのような総合アートのように手続きを行うというのは、まさに条文の羅列に過ぎない法律の条文を実践に活用するという過程であり、法律の専門家としての見せ場のように感じた。同時に、弁護士という職業の門戸の広さを感じ、興味を持った。また、最後に先生がお話しされた、「弁護士や裁判官は期限までに答えを出さなければならない。しかし、私は悩み続けていたいので研究者でいたい」という言葉がとても印象に残った。そういった研究者の姿勢があってこそ法曹が答えを出すことができるのだと思った。

kent0316    reply

今回の授業は、起業を視野に入れている自分にとってとても有意義な内容でした。
中でも一番印象的だったのは、閉店セールにおける成功の話でした。
閉店セール時に早く値引きしてしまうのも、また値引きするのが遅すぎるのも失敗であるその塩梅は非常に難しそうだと感じました。

u1tokyo    reply

僕が大学で法学の授業をきちんと受けるのは、この講義が初めてでした。そもそも本講義のテーマだった倒産というものについても「倒産=潰れること」くらいの認識しかなかったですが、本講義を通じて法的な側面からの理解が深まりました。本授業で扱ったように、倒産は債務者に対する返済義務が事業を継続しながら達成できなくなったときに申請するものでした。ここで事業を止めるか、事業を続けながら負債の一部を返済するかは倒産のやり方によるのでした。この授業では現実の事例をもとにしたモデルケースを通じて法律について勉強しましたが、その勉強の仕方は自然科学を学ぶ上での姿勢にも通じていました。例えば物理では、ボールが転がる現象を単純化し力学について勉強します。先生もおっしゃっていましたが、理論的な学問としての法学も「わからないこと」をモデル検証などを通じて突き詰め、新たな発見をすることのできる、面白い学問なのだなと実感しました。親が大学の頃に法学の勉強をしていたらしいので、今度詳しく聴いてみようかな、という気にさせられました。ありがとうございました。

YCPK4    reply

法学についての講義というものを受けるのが人生で初めてのことだったので、ものすごく新鮮な体験でした。
「自力執行の禁止」というのを知って、流石にそういうところまでちゃんと考えられているなあということを実感しました。
そして、倒産手続というものが法律で定義されたものだということを知って少し驚きました。(今まで、当事者間同士の契約のみにもとづいて行われているのだと思っていました)。貸したお金の回収も早い者勝ちなのだろうと決めつけていましたが、ちゃんと債権者の平等も考えられているのですね。
個人的に面白いなと思ったのが、再生計画成立のプロセスにおける債権者集会の多数決のやり方で、債権額要件だけでなく頭数要件というものがあったことです。直感的には、確かに、頭数要件もあった方が公正な感じもしないこともないですが、講義の最後のお話にもあったように、法の理論からはどのように説明されるのかなあと思いました。
そして、倒産というものは、一般的には悲惨なカタストロフィというイメージがあるが、最近は資源の再分配や市場の効率化のための手段という認識に変わりつつある、ということが印象に残りました。「循環」という観点でいえば、市場という生態系において、倒産は生物個体の死に相当し、倒産処理はその死骸の分解のようなものとみれば、確かに、適切な倒産処理が為されることは市場が循環していくために必要不可欠だなあ、などと考えさせられました。

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