ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

第2回 03月04日 廣瀬 通孝

コンピュータとVR

(1)リアルとバーチャル:コンピュータの進化とVR世界の創出
(2)ヒトと機械:デジタル化時代の人間とは

コンピュータ技術は格段の進歩をとげた。VR技術に代表される疑似体験技術は、第2、第3の現実世界を創出し、われわれは今やパラレル・リアリティの世界を生きている。VR世界はTVゲームなどですでにおなじみであるが、実際はもっとシリアスな存在である。本講義では、VR技術の現在に至る歴史を概観した上で、いかなるVR世界が創出可能で、今後それはわれわれにどんな影響を与えることになるのかを考えていきたい。

講師紹介

廣瀬 通孝
情報理工学系研究科教授。 1954年鎌倉生まれ。1982年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。東京大学工学部講師、助教授を経 て、1999年先端科学技術研究センター教授、2006年より大学院情報理工学系研究科教授。専門はシステム工学、ヒューマン・インタフェース、バーチャ ル・リアリティ。著書に「バーチャル・リアリティ」(産業図書)、「空間型コンピュータ」(岩波書店)、「ヒトと機械のあいだ」(岩波書店)など多数。
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