跳出思维框架

第10回 12月13日

自己・非自己の境界を超越するレジリエンス:植物からの学び

评价内容(最新2件 / 12)

oku2222    reply

植物ウイルスの被害額が思っていたよりも何百倍も大きく、驚きでした。
個人的にパナマ病のグロスミッシェル種とキャベンディッシュ種が気になったので後ほど詳しく調べてみようと思った。
興味深い講義ありがとうございました

Ita4048    reply

根粒菌と植物の共生については高校の生物の授業で聞いたことはあったが、根粒菌が物質を分泌して植物に認識させるということは知らなかったので今回の授業で知ることができてよかった。ヒトゲノムにウイルスが不活化されているとはいえ存在していると知ってとても驚いた。ウイルスに感染した菌に感染した植物が高温耐性を獲得するのは非常に面白いと思った。また、カビに感染するウイルスがあるのも面白いと思った。

dadasaba2023    reply

農耕の開始や農業革命や緑の革命が人口増加に与えた影響の大きさをとても実感するとともに、植物病原菌の恐ろしさも痛感しました。パナマ病のバナナの話もありましたが、価格の高騰など私たちの生活に大きな影響を及ぼすのだろうと思います。アイルランド飢饉のケースのように、よく食べられていたじゃがいもに病害が発生してしまったら人口の5分の1が餓死してしまったということが良い例かもしれないと思いました。また、なぜ感受性遺伝子なんてものがあるのだろうかという疑問に対して、確かになんでこんなものがあるんだろうと私も疑問に思いました。その後の説明でヒトゲノムや植物の例が紹介されましたが、何かしらの役割があるのだなと思いました。異物に関する説明では、異物とはある時点で攻撃標的として受容されるものであるということや、認識者も異物も変化するから次の時点で引き続き異物であるかどうかはわからないとのことでした。授業全体を通して、そのような説明に納得できた気がしました。

Shintaro0610    reply

リポキチンオリゴ糖が、前々回講義の民族についての異物という題材においての「受け入れ先において重要とされている要素」である共通項、例えば言語のようなものなのだと思った。キチンオリゴ糖が植物の細胞壁をなしているということからも、それが「重要とされている要素」であることが分かる。
また、最終的に病原性と抵抗性のバランスが取られることもとても興味深かった。

marika0401    reply

文系でも理解できるよう基本の定義から丁寧に説明してくださったのでなんとか話の内容を理解することができた。異物の性質として、異物もその認識者も変化し続けるため、異物自体も排除されるべき異物であり続けるわけではない、というのが面白いと思った。医学の分野での異物を、性質に一貫性のある固定的なものと捉えてしまっていたが、たしかにコロナウイルスも変異株がたくさん登場した。世界中の様々な地域で感染を広げていく中でウイルスに適応の力が働き、各地の人間と共存する方向に変異していっていたとしてもおかしくないと思う。パンデミックが始まってすぐは漠然とこれまでの日常が取り戻せると思っていたが、だんだんと雲行きが怪しくなり先の見えないトンネルのような感覚になっていった。そんな中で、最終的にウイルスは潜在感染の状態になるかもしれないという仮説はなんだか安心させてくれる仮説だと感じた。また、コロナウイルスの根絶や、コロナがインフルエンザのような立ち位置に終結することを私は望んでいたが、それはウイルスに感染した状態は病気であり病原菌を排除して回復すべき状態だと考えていたということで、潜在感染や共生といったウイルスを身体に宿したまま共存していくという未来は考えていなかった。そういう意味でも異物に対する考えを変化させてくれるお話だった。

achi003    reply

植物病原菌として紹介された菌類、細菌、ウイルスの中で菌類と細菌に関しては、人体に有益なきのこや納豆菌などの存在から、植物にとって有効な役割を果たすものがあるという事実を受け入れやすいですが、ウイルスについては基本的に有害なものであるというイメージが強いので、植物病原菌としてのウイルスが植物にとって何かしらの役割を果たしているかもしれないのというお話はとても興味深かったです。ウイルスとの共存戦略に関して、ウイルスは宿主として植物を必要としているため共存しようとするのは理解できますが、植物側には共存するメリットがないのではないかと考えていたので、今回の講義を聞いてその問題についても納得することができました。
植物の生態についてはほとんど事前知識がなかったのですが、植物がさまざまな対象を認識する仕組みなどを今回色々と知り、その仕組みの精巧さに驚きました。植物は動物よりも簡単な構造や仕組みを持っているのだろうと考えていたのですが、自分が知らないだけで植物も思っていた以上に複雑な機構を備えているのだと知り、生物は面白いなと感じました。

ustubi23    reply

内容としては専門的なものが多く含まれていたと思いますが、その説明や、スライドの作りがとてもわかりやすく、農学についての基礎知識を持ち合わせていないながらも、1つ1つの事項について興味深く聞くことができました。特に、病源菌と共生菌のあり方には共通する部分が多くあり、ものによっては、少しのことで病源菌と共生菌とが入れ替わってしまうといったことについて、こうした病源菌と共生菌の区別のある種の曖昧性に驚くとともに、このことは、植物の細胞にやってきたものがそのどちらであるのか、言い換えれば、異物かそうでないかを決める境界線が、物質的な実体により定まっているというよりも、その存在が植物にとってどのような影響を及ぼすのかという、作用の観点によって決まっている、ということを示しているのではないかと想像しました。ただ、素人考えを展開してみれば、自然選択による進化の過程で、その植物に悪い影響を与えるものを排除し、また、良い影響を与えるものと共生的な関係を築くことのできる遺伝子があれば、そのシェアは増大していくものだと考えると、これは自然なことであるとも思いました。

k1t0k1t0    reply

植物にフォーカスしてみる機会がこれまでなく、全く知らないことだらけで非常に面白かったです。
異物に対して寄生と共生とから考えるという発想はなかなか実感が湧きにくいですが、ウィルス等の異物を認識する機構の部分から考えると非常に興味深く感じました。
感受性遺伝子など、しくみがある中に異物がやってくる、しくみの違いによっても反応が違うということは非常に良い視座だと感じました。ウィルスが不明ではあるが何らかの役割を果たすという状態の、「何らかの役割」という部分を追究するという立場の重要性を考えさせられました。

nezumi02    reply

 病原菌と共生菌という、全く性質の異なるものが紙一重である、というお話が特に興味深く印象に残っています。
 今までの様々な観点からの「異物」についての講義を通して、「異物」とは実はとても曖昧なものであり、何が異物であり何が異物でないのか、異物とはどのように関わればよいのか、といったことが非常に複雑でややこしいものだという印象を抱いてきました。今回の講義においても、紛れもない異物であるはずの病原菌が、それと真逆の働きをもち異物とは言えないように思われる共生菌と非常に似通っているというお話があり、驚きと同時に、細菌の世界でもそうなんだ、という納得の気持ちもありました。
 このフロンティア講義も終盤に近づいている今、改めて「異物」について自分なりに考えを巡らせてみたいと思います。

otomitl3    reply

ウイルスは病原体で感染すると害があり絶対に避けるべきもの、という印象が普段あるだけに、ウイルスは宿主が生存できるように進化していくというのは意外に思えてしまうことだと思いました。それどころか植物の側からも何かしらの利益のためウイルスの増殖を促進する遺伝子、ヒトゲノムにもウイルス由来のものが含まれているというのは大変驚きました。ただ感染防御するだけでなく何かしらの感染を促進まですることが利益となるとは生存競争というものは複雑だと感じさせられました。またこのような意外なことがありうるからこそ多様性は重要なのだと、月並みですが改めて思わされました。

yamori59    reply

最初に菌類と細菌、ウイルスの定義を説明してもらい、菌類と細菌の違いやウイルスが非生物だということを理解できてよかった。根頭がん腫病菌と根粒菌が、ゲノムの外のプラスミドの違いだけで働きが変わると聞き、別の病原性の菌もゲノムの外をいじるだけで病原性がなくなったりするのではないかと考えた。ヒトゲノムに存在するウイルス配列の話や植物とウイルスの共生の話を聞いて、ウイルスをただ悪いものだとみなしていた考えを改め、ウイルスとの付き合い方を考えなければいけないなと感じた。

mitsudashinya2    reply

第一回や第五回の講義で、人間と大腸菌との共生や自己免疫疾患といった人間の個体と異物の区別の境界線上に位置する事象を扱った後だったので、植物と菌類、細菌による共生のお話がその比較の中でより興味深いものとして拝聴することができました。
お話の中で特に興味深かったのはウイルスのお話で、特定の塩基配列を持つヌクレオチド鎖を塗り付けることでウイルス感染が起こるという実験に、やはり私も興味を引かれました。情報そのものにある種の伝染性があるように見え、同時にコンピュータウイルスのメタファーはかなり的をえた表現なのだなと感心しました。
また、ただ生物のシステムを介して増殖し、変異と感染の連鎖のなかで確率的なプロセスを繰り返して平凡化していき、一部は遺伝子情報に取り込まれてしまっているものもあるというお話は、ウイルスの物質性をかなり実感させるもので、連続講義全体のテーマである「異物」をぞっとするほど唯物論的に語る方法であるようにも思いました(第一に実証による積み重ねと科学的な推論の結果であることは承知の上です)。今回の授業を踏まえて、第五回の授業の病と異物に関する人文学的な視点に傾斜した語りをもう一度思い出してみたいと感じました。
大変興味深い講義をありがとうございました。

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