ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

学術フロンティア講義
【Aセメスター】
2013年度「水」

2014.Jul.23

概要

人と水の関わりは、太古の時代から現代に至るまで非常に密なものがある。古代文明も大河のほとりで生まれるなど、水は人間の生活基盤を提供し、定住から始まり、そこを舞台に多くの経済活動、交通手段、文化の誕生をもたらした例を見ることができる。水が入手できる難易度によって地域色もうまれ、そこに住む人間の水に対する意識にも個性がうまれ、それぞれの文明にも反映されている例をみることができるだろう。大気、海洋を循環する水は地球の環境、気象にも大きな影響を与える。一方で時に水が牙をむけて大きな悲劇をもたらす津波、洪水などは記憶にあたらしい。自然科学のなかでも水は独特の性質を持つ物質として独自の研究テーマを提供している。人間を含む地球上の生物はこの水の特異な性質に依存して生きていることにも気づいてほしい。水をテーマに多くのことを文理融合的に学ぶことができるはずである。

東京大学2013年度前期課程冬学期に開講するテーマ講義です。

日時:水曜5限(10月9日~1月22日)
場所:東京大学駒場キャンパス 情報教育棟4階 遠隔講義室

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