中国の学生との共同フィールドワークを体験したい

南京大学フィールドワーク研修【3月】
2012年度

2012.Sep.04

概要
■ 概要
本プログラムは、2012年3月に行われた南京大学集中講義「変容」に合わせ、2011年10月の冬学期のガイダンスにおいて指示したレポートをもとに選抜した学部1~2年生と、2011年12月に東京大学において行われたプレ講演「変容」に対する レポートをもとに選抜した学部3~4年生及び院生を南京大学に派遣し、南京大学の学生とともに集中講義に参加させ、南京大学の日本語科学生との交流を図るものであった。
派遣期間は2012年3月4日~3月11日(第一グループ)と3月11日~3月18日(第二グループ)の2班に分け、それぞれ渡邊雄一郎先生の「生物が生きていく上でみせる変容」・原和之先生の「精神分析における主体の変容」、伊藤徳也先生の「頽廃の原理と生活・人生観-周作人の思索に即して考える」・清水晶子先生の「変わるもの、変えられないもの、変わってしまうもの」に参加した。学部1~2年生にとっては正規履修科目であり、派遣終了後には全員にレポート提出を課した。履修についての詳細はこちら
南京では月曜・火曜・木曜・金曜の4日間、講義聴講後の午後、各教員から与えられたテーマにのっとって、南京大学の学生との討論会を行った。

 

■ 南京での活動
午前 9時~12時:授業
午後 14時~17時:授業内容について南京大学日本語科の学生と討論会

■ レポートの提出
各グループとも、いずれか一方のテーマを選び、A4で2枚(2400字)以上にまとめて提出すること。

☆第一グループ
●生物の変容が環境への適応につながる事例を2つ、具体的に挙げて説明せよ。(渡邊雄一郎先生)
●「私が変容するということは、私の欲望が変容するということだ」という主張に対して、あなたの立場を明確にしながら論じなさい。なおその際、「欲望」と「変容」をどのようなものとして理解しているかを明らかにしながら論ずること。(原和之先生)

☆第二グループ
●周作人の「頽廃」をどのように理解したか、具体例を挙げながら、詳しく説明しなさい。(伊藤徳也先生)
●「わたし」にとってままならない形で生じる「身体化されたわたしの変容」を扱ったテクスト(文字テクストでも、視覚テクストなどでも可。フィクション・ノンフィクションを問わない)を1つ以上選んで、授業で説明したクィア理論の観点を参照しながらそのテクストを分析して下さい。(清水晶子先生)

学生による感想・意見

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