ディシプリン(学問領域)に
とらわれない思考を身につけたい

第2回 10月11日 宮崎徹

猫が30歳まで生きて、人の透析がなくなる日を目指して-体から出る異物(ゴミ)を掃除するAIMの発見から創薬まで-

私たちの免疫系は、細菌やウイルスなど外から来る敵と戦い撃退します。しかし、細胞の死骸や壊れたタンパク質など、体の中から生まれる多くのゴミは、それらが掃除されずに溜まると様々な病気を起こす「内なる敵」です。私たちが発見したタンパク質AIMは、こうした「内なる敵」を撃退し、多くの病気を抑え込む司令塔です。猫では先天的にAIMが働いていないため、ゴミが溜まりやすい腎臓で病気が多発します。人でもAIMが不足すると病気になります。私たちは、機能的なAIMを薬として開発し、腎臓病を始めとした「治らない病気」の克服を目指しています。

講師紹介

宮崎徹
1986年東京大学医学部医学科卒。同大医学部附属病院第三内科に入局。熊本大学大学院を経て、92年より仏パスツール大学研究員、95年よりスイス・バーゼル免疫学研究所主任研究員、2000年より米テキサス大にて免疫学独立准教授、2006年から2022年まで東京大学大学院医学系研究科教授を歴任。2022年に一般社団法人 AIM医学研究所(略称・IAM)を発足し、代表理事・所長に着任。腎臓病を始めとした「治らない病気」を治すことを目指し、AIM創薬を推進している。AIM研究の過程で、猫は先天的にAIMが機能不全であることを見出し、猫の腎臓病を標的としたAIM動物薬創薬も進めている。
参考文献
宮崎徹『猫が30歳まで生きる日』、時事通信社、2021年.
宮崎徹・養老孟司『科学のカタチ』、時事通信社、2022年. 
Arai, S. et al. , " AIM/CD5L enhances intraluminal debris clearance and ameliorates acute kidney injury ", Nature Medicine, 22, pp. 183-193, 2016.
Arai, S. & Miyazaki, T. , "A scavenging system against internal pathogens promoted by the circulating protein apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)", Seminars in Immunopathology, 40, pp. 567-575, 2018.
授業風景

第二回の授業では、一般社団法人AIM医学研究所(略称: IAM)代表理事・所長の宮崎徹先生に、血中タンパク質AIMが体内の異物を排除するメカニズムとその効用についてお話を伺った。『猫が30歳まで生きる日』の著者としても知られる宮崎先生のお話を聞きに、様々な科類から学生が参加した。

冒頭では、大学から独立した研究者という現在のキャリアに至るまでの経緯についてお話しいただいた。学生時代に医学書を読んでいた時は「医者はなんでも治せる」という感覚を持っていたが、実際に消化器内科医として勤務を始めると、内科領域、特に腎臓病の治療は非常に困難だという事実に直面したという。病気について一から研究し直す必要性を感じて研究職のキャリアを開始すると、次は「大学/ビジネス」という二つの研究の場の違いに直面した。大学では基礎研究に存分に打ち込める一方で、創薬が進んで投資家や事業化を巻き込むようになると、独立した方がコミュニケーションがスムーズだったという。

「今まで治せなかった病気を治す」というシンプルなモチベーションを貫きながら、段階に合わせて環境を変化させてきた宮崎先生のお話には、研究職を目指す学生からも「研究者像の参考になった」「自分にとってのモチベーションを考え直した」とのコメントが寄せられた。

AIMとは動物の血中に含まれるタンパク質で、スイス・バーゼル免疫学研究所時代に宮崎先生が発見した。体内ゴミ(細胞の死骸や壊れたタンパク質など)が溜まると活性化し、活性化したAIMがゴミの目印となってマクロファージによる除去を促進する。

AIMが粗大ゴミ回収のシール、IgMという船型のタンパク質がシールの台紙で、ゴミが溜まるとAIMがIgMの台紙から剥がれてくっつきやすい状態に変化(=活性化)し、回収シールが貼られた体内ゴミがマクロファージに回収されていく、という身近な例を用いてご説明いただいた。

活性化したAIMを投与する注射や、自己AIMを活性化させる経口薬といった薬が実現すれば、体内ゴミの蓄積が引き起こす病気への効果が期待できる。この病気には、認知症やガン、また特に老廃物が溜まりやすい腎臓での病気が当てはまるが、これらの多くが現在治療法がない病である点こそ、AIM創薬への期待が高まっている理由だ。

研究の過程の中で、ネコは自ら持つAIMを活性化できないことがわかり、AIMの補給の意義が非常に高いことが判明した。そのため、現在のAIM創薬では人間用の薬よりもペット向けの薬の方が開発が進んでおり、サプリや健康食品はすでに販売にこぎつけている。今後も開発が進めば、ほとんどが腎臓病のために亡くなるというネコの宿命に大きな変化が現れることは間違いない。

また、創薬以外の点においてもAIMの応用が期待されることもご紹介いただいた。たとえば、活性化されてから使用されるという AIMの特性を利用して、健康診断でのスクリーニングへの応用が可能だ。血中でAIMがIgMから離れて活性化しているということは、体内のゴミが多い証拠であるため、活性化AIMの量を検査することで病気のリスクを測定できるのだ。膵臓や腎臓のがんは自覚症状が現れるのが遅く、早期発見が難しいが、この技術を用いれば血液検査でスクリーニングが可能になる。

他にも、国の医療財政に負担をかけている透析に替わる治療法になり得ること、アルツハイマーや脳梗塞といった体内のゴミが引き起こす多くの病に対応できることなど、多くの展望が紹介された。

臨床医時代に芽生えた「不治の病を治したい」という思いを胸に、有効なタンパク質の発見、メカニズムの解明、そして実用化までの全ての流れに長年携わってこられた先生の研究への姿勢が何よりも印象的だった。研究と社会の間に立ち、社会への還元を重視されてきた先生の姿勢は、学生たちにとって忘れられないロールモデルになっただろう。

初回から2回連続で医学の分野からお話をいただき、自分の内部に存在する「異物」についてじっくり考える機会となった。体内は身近でありつつも謎が多いこと、それでも新しいアプローチによる異物との戦い方が明らかになりつつあることを学び、心強さを感じつつ、学問研究の自由な楽しさを再確認できる講義となった。(文責:TA本幡/校閲:LAP事務局)宮崎先生講義 トリミング済.jpg

コメント(最新2件 / 13)

Ita4048    reply

モノを食べる細胞が体内ゴミをただ食べるというわけではなく、AIMが体内ゴミに貼り付いてそれが食べられるというのは面白いと思った。
我々の体内で常にがん細胞が生じていてそれが常に排除されているために健康が保たれているのは以前に聞いたことがあったが、今回の授業で、その過程を詳しく知ることができてよかった。
AIMについて研究することで猫の病気を解決することができ、それが人体に関しても応用できるかもしれないことに感動した。

achi003    reply

猫の腎臓病を治す薬の開発が進められている、ということは以前から知っていたので、今回その研究を行っている先生から実際にお話を聞くことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。腎臓に溜まったゴミをAIMによって排出させることで猫を病気から救うことができ、しかも副作用もないというのは、猫好きの私には夢のような研究だと感じました。私は文系の人間なので、普段あまり理系分野の最先端の研究について知る機会がないのですが、自分が知らないだけで世の中には自分が想像もつかないような画期的な研究が存在しているのだと実感しました。実際私の祖父母が飼っていた猫も腎臓を患っていましたし、多くの猫やその飼い主が腎臓の病気に苦しんでいると思うので、1日も早くこの薬が認可されることを私も心の底から祈っています。
また先生は、自身の研究へのモチベーションは患者を救いたいという気持ちだけだとおっしゃていましたが、そうした一つの信念を何十年も追い続け、研究を続けているお話を聞き、非常に感銘を受けました。こんなに素晴らしい研究について知ることができてよかったです。

dadasaba2023    reply

猫の寿命が30年にもなるというとても興味惹かれるタイトルでしたが、授業もとても面白かったです。治せない病気を治せるようにということのために色々と挑戦なさっているということがすごいと思いました。特に印象に残ったのが、猫の腎臓の経過のようなものが横向きのグラデーションのようになっているグラフを用いて説明されていた時の、生まれた時からすでに進行が進んでいるというものです。病気と聞くといつかのタイミングでパッとなってしまうものであり、病気になってから道のりが始まるというようなイメージを持ってしまっていたのですが、そういうわけでもないかもしれないと考えさせられました。たとえば悪化と聞いて私は悪い症状がさらに悪化するというようなことをすっと考えてしまいますが、これは勝手に悪化というものを悪い状態からさらに悪くなった場合だけに限定してしまっていたのかもしれないとも思いました。成長と老化は何が違うのか、同じものだが勝手に呼び方を変えているのかどうかという話を思い出しました。猫は先天的にAIMがIgMから離れにくく、うまくごみを排除できないということでしたが、シールの例えなども用いた説明でわかりやすかったです。

k1t0k1t0    reply

宮崎先生のこれまでの経歴を詳しく聞くことができ、とても楽しい授業でした。
実際に治せない病気が存在することを目の当たりにし衝撃をうけたという、医師として臨床の現場で一度働いていたところから研究の道へ進んだきっかけのお話非常に素晴らしく感じました。シンプルなモチベーションというのを大事にしていけるといいなと思います。研究の道についても、大学のような場所ではなく研究所で自ら責任を負うというやり方や株式会社で資金調達をするやり方があるというのも興味深かったです。
「研究のための研究で終わってしまうのはもったいない」というお話は、実際に研究の道に進んでからも忘れずにいたいです。
実家のネコのことを思うと宮崎先生の研究は身近に感じられました。また、治らない病気を治すという部分に、医学部というところの医者の職能育成に限らない医学の意味を見出すような気がしました。副作用もないというAIM治療、非常に素晴らしいです。宮崎先生のこれからのAIM関連の研究成果にもますます期待が持てました。

so6man    reply

猫の腎臓病についての記事が話題になった時「よく聞いてはいたけど、ついに治る病気になったのか」という程度の認識で終わっていたのですが、人間の医療から派生したものだとは知らず、今回お話を聞いて大変驚きました。
膵臓癌が見つかりやすくなるというお話が本当に驚きで、話を聞けば聞くほど早く世界的にAIM技術を取り入れて欲しいと感じていました。もともと私の母も腎臓が悪く、腎臓に関する問題は他人事ではないように感じていたので、先生も一日でも早くという言葉を何度も仰られていましたが、本当に一日でも早い普及を望みます。
また、ある程度進行したとしてもそれより悪くなければ治っているのと同じ、というような考えを聞いて、どうしても病気というのは根治しなければ治ったと言えないと思っていたのでかなり衝撃を受けました。ならないようにするではなくて、生きている限りゴミは出るから、片付ける力を手に入れる、という論理は極めて尤もで、むしろこれからのスタンダードになっていくのではないかと素人ながら考えていました。
「モチベーションがシンプルだと長続きする」
という最後の言葉が忘れられず、自分が人生を通して貫けるモチベーションはなんだろう?と今一度考え直す機会をいただけて、大変興味深い授業でした。ありがとうございました。

ustubi23    reply

 AIMを用いた疾患の治療の話題のみならず、宮崎先生のキャリアとそれに対する考え方の話題にも触れられた講義で、いずれについても興味深く聞かせていただきました。中でも、大学から独立して研究所を立ち上げ、同時に会社を経営されているというお話は新鮮に聞こえました。
 これまで研究とその成果の利用について、大学などでの研究というのは基礎的な段階のことに終始するもので、実際に薬を患者に届けるのはほとんど私企業が行うことだという、いわば分業のようなあり方を想像していたので、それらを継続して同一の主体が担うという宮崎先生らの事業の形は驚きをもって受け取られました。同時に、基礎研究からその成果の実用化までを一貫して行うのは、研究の1つの理想的なモデルケース、見習うべき形であると感じました。
 一方で、基礎研究の段階で多大な時間がかかり、今回のような一貫した主体による事業の完遂が困難である場合もあるだろうと思います。そして、そうした研究からも、AIMのような大きな意味を持つ成果が生まれることは十分に考えられると思うと、基礎研究の段階にあっても、その先にある大きな目標を見失わずに歩みを進めること、そして、そうした基礎研究を尊重することの重要性を痛感しました。
 研究の内容についても驚きの連続でしたが、特にAIMが発見され、それを利用した薬が開発されるに至るためのターニングポイントとなった問い、つまり「治せない病気は、なぜ治せないのか」、「なぜ大半の人は腎臓病にならないのか」といった問いが、いずれも非常にシンプルなものであったことが印象的でした。目の前の状況からシンプルで根源的な問いを抽出し、それを中心に据えて研究を進めた末よい成果が得られた、という研究の好例を見せていただいたと思います。

nezumi02    reply

とても素晴らしい講義をありがとうございました。私は文系で、創薬に関する知識はなく、自分が進もうとしている道とは全く異なる世界の話でしたが、大変興味深く拝聴しました。
 まず病気の原因となる体内のゴミを作らせないのではなく、出てくるゴミを処理できるように働きかけるという発想の転換に驚きました。そしてAIMという、まるで私たちの日常生活にあるようなゴミに貼るシールが体内に存在していることを知り、改めて人体のしくみは面白いと感じました。このAIMを用いた薬は腎臓病だけでなく、尿路結石・脳梗塞・アルツハイマー病など様々な病気の治療に役立ちうると聞き、すぐに叶う話ではないにしろ、思わず目が輝く思いがしました。
 長い年月をかけて、基礎研究からスタートして新たなタンパク質を発見し、それを利用して病気に苦しむ人の役に立つ薬を開発している宮崎先生の話からは、様々な苦労とそれを支える熱意を感じました。「治らない病気を治したい」「病気で苦しむ人を救いたい」というシンプルなモチベだからこそ長い期間続けることができる、という先生の言葉は、非常に説得力・生命力をもって伝わってきました。私自身は創薬とは異なる道を歩むつもりですが、世の中の役に立ちたい、というシンプルなモチベを見失わずに自分の仕事生活を過ごしていきたいと思います。
 改めて貴重なお話を本当にありがとうございました。

hakuto6565    reply

とても興味深く、理解しやすい講義をありがとうございました。
自分は医療について詳しくはないのですが、先進的な医療について調べると、はるか昔から洗練されてきたからだのシステムに学ぶといった話をよく耳にします。宮崎先生の研究もまた免疫システムを利用するものでしたが、体内で使われている物質をそのまま投与するというシンプルな手法が広く有効であるのがとても驚きでした。
宮崎先生の、研究のための研究で終わらせないという姿勢で研究を進め、実際に実用化のめどが立つ段階にまで進めたという実績も、自分が目指している研究者像であり、背中を押された気分でした。
一つ、単純な疑問なのですが、多くの研究者が免疫について研究している中で、宮崎先生がAIMにたどり着けたのには何か理由があるのでしょうか?

mitsudashinya2    reply

大変に夢のある新薬のお話はもちろんですが、臨床の現場での経験に突き動かされて現在まで研究を続けた(続けてくださった)先生の半生を想像して心動かされました。ありがとうございました。
印象に残った点は多々あるのですが、病気という概念ををいかに定義するかという問いが、お話を聞いて特に考えさせられた点として頭に残ったので、その点について書きたいと思います。
宮崎先生のご専門のAIMたんぱく質による薬の効能は、AIMの注入や産生の促進が体内に蓄積する様々な異物の排出を助けることによるとのことでした。これらの異物が、一生の長さに近いような長時間のスパンをかけて蓄積するものあること、蓄積の始まりから身体に異常をきたすまでの期間が非常に長いことが、病気というものを定義する上で大きな意味を持つのではないかと考えました。すなわち、腎臓病などの病気が目に見える異常をきたしていなくても、ゴミ(異物)の蓄積がすでに始まっていて、AIMを利用した治療薬によって「治療」可能な状態にあるとすれば、そこに病が存在すると言えるのではないかという点です。
林(1998)が指摘するように、病気という概念の定義は、自然的状態からの逸脱/問題生起としての病気/診断検査によって発見されるものとしての病気/治療されるべきものとしての病気、など多岐にわたり、最終的には複合的に与えられるものです。こうした視点から見ると、AIMを利用した医療は、「治療されるべきものとしての病気」が示す範囲を大幅に広げるとともに、病気という枠全体のあり方も変えるものだと感じました。そうした意味で、治療できる病気が増えた以上の意味があるのことなのかもしれないと思いながらお話を拝聴しました。
病気という概念の拡張、その診断・治療に対する国家権力や社会システムの介入(先生が万能の注射を作れるかもしれないとおっしゃった時に想起しました)は、国家による過剰な管理としてネガティブに語られることが多いようにも感じますが、宮崎先生のお話を拝聴して、それでもやはり医療が新しい領域に踏み込むことは喜ばしいことで、最後は医療関係者と社会がどう関わっていけるかという問題なのだろうと思いました。また、自分自身の先端医療との関わり方を考えるきっかけになりました。
宮崎先生と、宮崎先生を選んでくださった先生方、ありがとうございました。

林真理. (1998). 病気概念の社会性. 科学基礎論研究, 25(2), 63-68.

otomitl3    reply

「ほとんどの病気は治すことができない」という導入とは裏腹に、とても希望の持てるお話でした。人の治療のためのAIMの研究から、猫の治療につながったり、人に人工透析が必要なくなれば国費への負担も減らせるなど、ある目的の研究は連鎖的に他のことへも役立ち得るのだと感じました。どうやってゴミを出さないかではなく、出たゴミをいかにして片付けるか、という考え方、その片付ける機能であるAIMは生物が元々持つものであるからこそ副作用もない、ということはさまざまな場面で頭の中に入れておきたいと思いました。

marika0401    reply

猫の寿命を縮める腎臓病に効くだけでなく、人間にも効果があり、研究が進めばアルツハイマーなどにも効いて副作用もない、なんだか夢のような薬だなと思ってしまいました。その背後には宮崎先生をはじめとする研究者の方々の試行錯誤の努力がみえ、今まで治せなかった病気を治したい、というシンプルな目標を持っていたおかげだという言葉が印象的でした。AIMは体内の「ゴミ」という異物に貼り付いて、貪食細胞に掃除させるというような仕組みとのことですが、どのような基準でゴミなのか必要なものなのかを見分けているのか気になりました。また、体内のAIMの状態を観察することで、癌の早期発見をするという利用方法も画期的だと思いました。「治らない病気をなくしたい」という考えを軸にさまざまな角度から解決策を模索した結果なのだろうと思います。新しい研究結果がどんどん生まれて、次へと進んでいく勢いのある科学の様子を垣間見ることができ、とても面白かったです。

yamori59    reply

講義の開始時点では腎臓病自体あまり聞いたことがなかったのですが、分かりやすい説明でよく理解することができました。特に体内のごみがたまり続け、一定量を超えると急に体に異変が出て、そのころには治すことも難しくなっているという腎臓病の怖さを知りました。また、腎臓病の対抗策の要となるAIMについて、動くこともままならない猫がAIMを注入され、一週間でご飯をもりもり食べる動画を見て、本当に命を救う仕事をされているのだと感じ感動しました。実際に薬ができたら、副作用もないとのことでしたので、全国民がAIMを義務的に注入することで腎臓病をほぼ根絶できるのではないかと考えました。

oku2222    reply

体内のゴミの蓄積と、体内のゴミの除去のせめぎ合いで健康かどうかが決まるという考え方が、私にとってとても斬新でした!また研究職とビジネス職を兼任されているということが驚きでした。

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